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Sacrifice統合質問スレッド【ネタバレ注意】
8:転載中 ★2007/11/12(月) 00:10:57 ID:3Q/XQWjF
長!;; - つなぎ (2007年01月13日 09時47分20秒)
不慣れなものでものすごーく長文となってしまいました。
ほんとうにもうしわけありません・・・
Re: - チトセ (2007年01月13日 16時06分58秒)
こんにちは。このスレを見ていて色々と考えたことがあったので、投稿させていただきます。
こんな考え方の人もいるということで、ご参考にしていただければ幸いです。
タイトルの「サクリファイス」についてですが、「生贄・犠牲」などの意味がある単語、ということは皆様ご存知かと思われます。
「生贄・犠牲」は妹のことを指しているのではないでしょうか。
妹は、姉が仮面の男に「楽園」へと誘われるための「生贄・犠牲」になった――
と、いうことでタイトルが「サクリファイス」なのだと私は思います。
妹障害者説についてですが…これについては私は違うのではないかと思っています。
少なくとも、妹は先天的な障害者だった、ということではないと思います。
もしも妹が先天的な障害者であれば、姉は妹のことを「神に愛されたから生まれつき幸福だった」などと言うでしょうか。
もしかすると単純に、生まれつき顔立ちが愛らしかったから「神に愛された」などという表現をしたのかも知れませんが。
「一人では何も出来ない可愛い天使」というのは、別に妹が障害者だから一人で何も出来なかったのではなく、そのとき未だ妹が幼かったから一人で何も出来なかったのではないか、と考えています。
また、「器量の悪い私を憐れみないでよ…」は、こういうとなんだかアレですが、要するに姉の被害妄想的なものではないかと…。
恐らく姉にとって、容姿の美しい妹はコンプレックスの対象だったのでしょう。
妹や母が病に倒れたのは、神の仕業ではないと思います。
恐らく、病に倒れた自分の娘(妹のことです)を母はずっと看病し続け、過労か何かで倒れたのでしょう。
そしてそのまま、病原菌などに対する抵抗力が弱まっていた母は、風邪か何かをこじらせ帰らぬ人となったのではないでしょうか。
村の男が妹を強姦していたという説には賛成です。
「村の男達は優しくしてくれたけど 村の女達は次第に冷たくなっていった」や、「村の男達は互いに顔を見合わせ口を噤んだ」など、それとなく妹が村の男達に犯されていたことをほのめかす描写もありますしね。
問題になっている切れ切れな台詞についてですが、私には「純潔の」「悪魔と契り」「災いの種」「マリア様」「誰もガブリエルを」「火炙りだ」などの単語が聞き取れました。
恐らく、「『純潔の』まま身ごもったということは、『悪魔と契り』を交わしたに違いない、コイツは『災いの種』だ、『マリア様』を騙りやがって、(ガブリエルの件についてはさっぱりなので中略)、じゃあ『火炙りだ』!」という会話か何かだったのではないでしょうか。
で、妹が火炙りにされた姉は激昂し、「悪魔とはお前達のことだ!」と村人を罵ったのでしょう。
妹の「ありがとう」は普通に庇ってくれてありがとう、という意味だったのだと思います。
「心無い言葉 心無い仕打ち」は村人達の仕業のことを指しているものと思われます。
姉は火炙りにはされず、最終的に村人達を焔で殺害するに至る…という流れが「サクリファイス」の物語なのでは。
姉魔女説にはかなり疑問です。
正直、姉が本当に魔女であれば、妹が火炙りにされる前に覚醒して村人達を皆殺しにしたでしょうしね。
なお、姉は村中に火を放って回ったのではなく、「地平線への鍵」の管理人様が言われているように、村人が一同に介する機会(教会のミサ)を狙って放火に及んだものと考えています。
私のこの投稿も若干長文になっているかと思います、申し訳ありませんOrz
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
Re: - ミコ (2007年01月18日 11時01分11秒)
はじめまして。皆さまの考察を読みました。すごく面白いです。
私も一つの解釈として参加させていただきます。
まず姉の魔女説なのですが、それはないんじゃないかと思います。
「地平線への鍵」の管理人様が仰るように彼女はミサの時に教会に火をつけたんじゃないかと…。妹が障害者で神に愛されたと大事にされていたのは、私もそうだと思います。
皆さまの考察を読んで考えてみた事を最初から追うと
美しく優しい妹は構ってもらえて障害者なので何が出来ても褒められて姉は嫉妬。
→妹発熱。更に構ってもらえず妹の面倒を見る『姉』としての自分にしか価値を見出せなくなる。
→母の最後の言葉に自分がいないのを妹を大事にする事で誤魔化し、『姉』の自分を更に強くし自分の中の妹を神聖化していってしまう。
→村で唯一妹に嫉妬しない+多分容姿も結構綺麗で男受けがよく、妹を甘やかすことと少しの嫉妬で女達は冷たくなる。
→性欲をコントロールできない妹は姉の留守中誰か(もしくは複数)と性行為。
→妊娠するが姉は既に盲目的なので神の子だと信じる。
→男達は皆姉妹特に妹に憧れていたため(もしくは皆心当たりがあるため)『誰だよ…』となり目を見合わせつつ分からないので黙り、それを見た女達の中で一番面倒を見ていた仕立て屋の若女将がキレる。
→喧嘩になり数人で暴れる姉を力づくで静かにさせる。姉は混乱を続ける。
→白熱しすぎたその場は 父親が出てこない=処女懐胎、でもガブリエルは見てない じゃあ悪魔の子だ!火炙りだ!
(姉も危うかったが今まで頑張った分信用などがあったのだと思います)
→妹はいけない事だったと気付き、庇ってくれた姉にありがとうといい、皆に従う。
→盲目的に妹を想うことでしか保っていない姉は村の皆を怨み、罪深い者として殺害(冒頭の教会に火)
そして小さな村の強い信仰により親の愛情を十分に受けられず、自分の価値を良い姉にしか見出せなくなり、妹を歪んだ形で愛し、生まれ育った村と認めてくれていた(女達も嫉妬抜きでは姉を認めていたと思います)皆も焼き
裸足の、信仰していた神さまの反対の者にまでなって一人残され『姉は強すぎる信仰のサクリファイス』
になったんではないかと考えています(勿論他もサクリファイスですが)。
一度消えてしまったのでおかしいところがあるかもしれません。
長文になってしまいすみません。
Re: - ミコ (2007年01月18日 12時17分29秒)
間違いがありました;
美しく優しい妹は構ってもらえて障害者なので何が出来ても褒められて姉は嫉妬。
じゃなくて本当は
美しく優しい妹は、神に愛されている子なのでいっぱい構われてしかも障害者なので些細な事が出来ても褒められ、姉は構われなくて嫉妬。
と伝えたかったのです。
連投すみません。
妹障害者説 - ばにら (2007年02月03日 05時27分46秒)
初めてうちの母親が聞いた時『この子知恵遅れ(障害者)なのね』って言いまして、そこで初めてその可能性に気付いたお馬鹿ですが(orz)ちょっと失礼します。
まず、障害者説を前提にした話をします。
障害にもよりますが、そういった子にしばしばみられる状態に『外をフラフラ出歩く』ことや『本能に忠実』などがあるらしいです。
それを踏まえると、母が死に際に言った言葉は『面倒を見てあげてね』と『目を離さないでね』の両方をさしているような気がします。
若女将が世話をやいたと思われる時間を除けば妹は一人、何の疑いも無く男を招きいれていた可能性もあります(勿論レイプには違いないし、望んだ行為ではないですが)
レイプされたという自覚も、無かったかもしれません(姉が事実を知らなかったのは妹の無自覚にあるのかも?)
優しい子、というのも怒りなどの感情が欠落していたのかもしれないし。
あと、昔のヨーロッパでは障害者などの「人とは違った人」は魔女裁判にかけられやすかったらしいです。
魔女とされた理由のひとつにもなるでしょうね・・・妹も相手が誰か知らないし解らない、しかも弁解もできませんから。
などと纏まりも無くすみませんでした、言いたい事が纏まらなかったですorz
Re: - ばにら (2007年02月03日 05時37分10秒)
関係ないですが、妹持ちの身としては
『妹は愛されて自分は愛されない』
『ずるい、死んじゃえばいい』
『ごめんなさい、あの願いは嘘〜』
みたいな感情には覚えがあり、他人事には思えなかったです(サク子程凶暴じゃないですが)
可愛くて才能ある妹は妬ましいけど妹大好きなお姉さんですよ。
でも、サクリファイスみたいになったらやはり復讐は考えるでしょうね。
ABYSSの娘たちの感情って、普通は無いようで・・・それでいて有り得る感情ですよね(自分が異端なだけかな)
Re: - とうこ (2007年03月04日 00時57分27秒)
初めまして。
最近SHを知った者ですが、考察させていただきます。
私はみなさんとは違い、少しぶっ飛んでいる考察をしているかもしれません。
私は、姉=妹(多重人格)では無いかと考えました。
考えは以下の通りです。
1.妹という呼び方をするのは姉だけ
2.高熱を出して寝込む=妹の人格が消えかける
3.母の「あの子は普通と違うからあなたが助けて〜」=姉の中にしかいない、姉しか助けられない
4.男は優しくなる→姉自身が男達と通じていた(体を売った?)
5.女が冷たい→姉が男と通じていたことをうすうす感じていたから
6.妹の妊娠→妹の人格のときに通じた男との子
7.村の男達……複数と通じていたこと
8.断片的な記憶、断罪的な罵声……妹の中から聞いている姉。距離感が近い
9.つかみかかる→妹と人格後退
10.最期にありがとう→妹の人格が消える
11.半身ともいえる妹を失った姉が復讐に火を放つ
極論であるとは思いますが、EとAの表裏一体さを考えると、姉と妹が裏返る(二重人格)という考えもありかもなあと。
ブックレットの少女もお腹を押さえてますし……(偶然?)
妹が障害者として見るには、それらしい確たる情報が欠けているようにも思えるので……
長々と失礼しました。
はじめまして - ひかわ (2007年03月04日 21時44分17秒)
はじめまして。
皆さんのいろいろな意見をよんで、その考察の深さに感心しきっています。
拙い考えですが、私の意見を述べさせていただきます。
妹が知的障害者であるという点は、私も初めて聴いたときからそうではないかと思っていました。
ただし、先天的なものではなく、ヘレンケラーのように、高熱を出して寝込んだ際に脳に障害が残ったのではないでしょうか。
女手一人で娘二人を育てるために働いた上、障害を負った妹の介護をしなければならなくなって、母親は過労で倒れたのだと考えます。
妹が高熱を出して寝込んだときの歳ですが、「器量の悪い私」と妹と自分の外見を比べ気にしていることから、そんなに低くはないと思います。
また、妹の熱が下がってすぐに母親が他界したとすれば、姉はその後働き始めているので、二人とも十代には達しているかと。
妹が村の男たちと関係を持ったことに関しては、姉は「朝な夕な働い」ていたわけなので、その間妹が何をしていたのか、姉は知らなかったのでしょう。
そして妹が身篭ったと知ったとき、村の男たちの反応から姉は全てを理解します。
それだけにとどまらず、若女将が自分の伴侶のことは棚に上げて妹に全ての罪をなすりつけようとし、実際に手を上げるという暴力行為に及びました。
「それなりに幸福だった」生活や村の人々を信用していた姉は、それこそ「気持ち悪い」「ぐらりと世界が揺れ」と表現されるほどショックを受けたと思います。
実際、「神の御子ではないのでしょうか?」「耳を疑うような」「何を喚いているんだろう」今自分の目の前で起こっていることが信じられない、という風にとれる表現はたくさんあります。
それでも、「何も分からない妹になんてことを!!」と憤慨し我を忘れているのですから、頭では分かっているということではないでしょうか。
そして「ありがとう」という妹の言葉。
これを聞いた姉は、今まで「何も分からない」と思っていた妹が、自分に起こったことをある程度理解していたという事を知ります。
つまり、妹は「心無い言葉」「心無い仕打ち」に傷ついていたわけで。
そのことが、姉を放火へと駆り立てたのだと思います。
放火した場所に関しては、「地平線への鍵」様の説が一番それらしいかと。
全体を通してこの曲から伺えるのは、姉の妹や村人に対する絶対的な信頼です。
Elysionにでてくる他の子もですが、いい子達ばっかりで泣けてきますよね。
だからこそ、裏切られたときのショックとキレたときの豹変ぶり(笑)は大きいという事でしょうか。
余談ですが、歌詞に英語が多用されている事、「伯爵」などの単語から、舞台は全体的にイギリスっぽいなあ、なんて思ってます。
ということは、出てくる神父様はイギリス国教会の神父さまなんでしょうかね!?
まあ、フィクションなので実際の国とは関係ないとは思いますが^^;
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