Sacrifice統合質問スレッド【ネタバレ注意】
2:転載中 ★2007/11/12(月) 00:04:44 ID:3Q/XQWjFAAS
生贄の姉妹 - 大黒 (2005年04月13日 23時29分02秒)
村人から優しくされた母親の生きていた時
男の恋慕と引き換えに女性から爪弾きにされた2人の生活
そして、妹の妊娠…
私見ですが、妹が身篭った相手は仕立て屋の旦那なのではないでしょうか。根拠らしい根拠は若女将の激情くらいしか今のところ見つけられてないのであまり偉そうにはいえませんが(笑)
そして姉が若女将に掴みかかった後にあったのは
恐らく、姉妹に対する魔女狩り的なリンチであったと思います
妹が身篭った相手を探すのではなく、姉妹を魔女のように仕立て上げる事で一連の騒ぎに関する罪や災難を押し付けて村の平穏を図ったのではないでしょうか
リンチ後、姉はかろうじて一命をとりとめてるように見えますが妹の方はどうなのでしょう
そのまま集団の暴力によって殺されたか、災いの象徴として処刑されたか…
私はどちらかというと処刑の可能性が高いと思ってます
最後に裸足の娘(姉)が揺らめく焔を見つめていたのはその焔の中で妹が(身勝手な理屈で)裁かれていたからだと思います


大雑把な考察ですが解釈の手助けになるでしょうか?

はじめまして - suiko (2005年04月14日 00時08分44秒)
初めまして、しばらく前からこちらのサイトは拝見させて頂いていたのですが
書き込みは始めてになりますsuikoと言います、宜しくお願いしますm(_ _)m

今までは「各々の感じたコトが公式」で良いじゃないか、と小生意気な考えで考察に加わる気を持てなかったのですが
エリ組はこれまでの作品よりも人によって捉え方が違ってきそうだと感じたので、
談義する方が楽しそうだと思いカキコさせて貰うことにしました。

前置きが長くなりました;
えーと、Sacrificeについての僕の考察ですけれど、概ね大黒さんと同じです。
姉が若女将に掴みかかったあとに後ろで交わされてる・・多分神父と村人の会話・・・?
あれの中に「火炙り」という単語が出て来てるので、大黒さん同様、多分妹は処刑されたんだと思ってます。
特典の「楽園チャートへようこそ」に「家が容赦なく燃えたことがある?」という質問があるので、
もしかしたら家ごと焼かれたのかも知れません。(特典については書いて良かったのかな・・・)

最後の所だけ違うコトを思ったんですが、姉が見ている炎は妹の処刑の場面では無くて、
妹が処刑された後、生き残った姉が復讐のため村に火を放ったんだと思います。
歌詞カードの裏面で数人の人影が火に呑まれていたりする所や、
最後の辺りに姉が叫ぶ言葉などからの考えですが・・・。

無題 - 気狂いピエロ (2005年04月14日 00時29分22秒)
やはり謎は曲の中間から後、妹が妊娠したあたりからですね。
自分も考察(妄想)途中ですが、自分が考えている疑問を挙げたいと思います。

・裸足の娘(以下、娘)は若女将を殺した?

妹を張り倒した若女将。
その後の「赤く染まった視界」「苦い〜錆びの味」などから娘が血を浴びていることがわかります。これは、娘自身の血?それとも若女将からの返り血でしょうか。
娘は激情に任せて掴みかかったらしいのでおそらく素手。娘が大人相手に殴りかかって返り血浴びるほどの出血をさせることはありえるのでしょうか?

・神父様の怒声

「純潔」「悪魔の血(?)」「〜〜〜(自分にはガブリエル、と聞こえました。空耳臭いですが、しかし、ガブリエルは受胎天使としての名をもっているのでその点、筋は通って・・いる?)」
そんな罵声が聞こえますが、何故妹はそんなまでに責められているのでしょうか。妹が「天使」だから?それとも妊娠の相手が誰か特別な相手だったのでしょうか・・・。

・何故『犠牲』なのか

一体、妹は何の犠牲になったのでしょう。
妊娠した相手の?理不尽な不穏の?それとも宗教上の?
何のためのサクリファイスなのでしょう。また、パレードで「妹を犠牲にされた」とあります。となると妹は何らかの理由でスケープゴートとなったのでしょうか。


以上の三点が気になるところです。
他にも神の「残酷な仕打ち」とは具体的になんなのか、などと疑問はありますが。

この疑問に答えてくれる人、いませんか。

無題 - ぐっこ (2005年04月14日 00時34分34秒)
お二人とも、早速壮大なネタバレありがとうございます( ゚Д゚)!
そうですねえ、私も大筋では大黒様と同じ感を受けました。
  
さて、断片的な解釈ですが…
多く語られている事ですが、妹に対する「他人と違うから」「一人では何も出来ない 可愛い天使」等の表現は、きっと先天的に、精神面の未熟な部分がある事を暗喩しているものでしょう。
 
そういう、なにも解らない・絶対に抵抗しない・口外しない妹に、村の男たちは次々と欲望をはき出す…。何となくそれを察して、苦々しく思う村の女達…
そしてその凄惨な事実を知らないのは、貧乏だけどそれなりに幸せ、という、一生懸命に生きている姉ただひとり。

そしてとうとう、ある日、妹が誰の子とも知れない子を妊娠してしまい、物語は一気に悲劇へと繋がる…というところでしょうか。
村の男達が顔を見合わせて口を噤んでいるのは、みな「身に覚えがある」から?


ジャケットの裏側、ABYSSサイドの背景には、多くの人が生きながら焼かれているっぽい光景が描かれています。suiko様の仰るように、姉が報復として村中に火を放った、という印象を受けますね。

ああ修羅場 - 紫煙 (2005年04月14日 00時44分48秒)
神父が登場したと言うことは、妹が殺されたのは宗教的な理由で、魔女狩りみたいな目に遭ったからかと。
たぶん、村中のひとは知ってたんですよ、妹が(何も解らずに)男達の慰み者になっていたことを。
誰も言い出せなかったところに、妊娠騒動があったので、とうとう堰を切ったような狂乱になったんじゃないかと・・・
それも、全て妹が悪い、神の教えに背く罰当たり、ということで全責任を負わされて、殺されたのでしょう。
 
姉の方は、多少殴る蹴るの暴行受けたくらいかなあ。苦い土と錆の味、ってあたりで感じただけですけど。それに、結局喧嘩は村の男と女の間まで広がっているようですし。それを抑える為に、神父が最悪の審判を下した、というところでしょうか
 
なんか、考えるだけで村に火を放ちたくなる歌ですよね
テーマの一つとして、閉鎖された社会の狂気、という所かなあと思います。


妹が殺された原因 - ouki (2005年04月14日 01時41分49秒)
 自分の解釈を書いてみます。

 精神的な障害のあった妹は、姉が働いている間に村の男たちに強姦され、その末に妊娠してしまった。
 姉は妹がそんなことされていたと信じたくなくて、「神の御子なのではないのでしょうか?」と願う(つまり処女懐胎ではないのか? と言う願いですね)。
 しかし、村の男たちがしていたのは事実で、おそらく姉妹の世話をしていた若女将が妹を張り倒す。姉は若女将に掴みかかるが若女将+周囲の人間に殴り倒されてしまう。
 その間に神父含む村人たちが妹の処遇について話し合う。誰が父親か、村人の中に父親がいないのなら悪魔と通じていたのではないのか、マリア様と同じ処女懐胎なのでは、しかし誰もガブリエルを見ていない、ならばやはり悪魔と通じていた、ならば火炙りにしてしまえ!
 そして姉はその復讐のために「悪魔とはお前たちのことだ!」と火を放つ……。

 と、こんな感じではないかと思います。
 マリア様とかガブリエルの辺りは、そう聞き取れたのでこんな風に解釈してみました。

理不尽な罪。 - eri. (2005年04月14日 01時52分15秒)
ハジメマシテ、いつも拝見させております。

神父がいる村、という事はキリスト教系の宗教の村、なんだと思います。歌詞の節々から姉妹も敬謙な信者。
そして姦通は罪。「互いに顔を見合わせ〜」より村の男達はおそらく結構な人数が罪に問われる行為を妹にしていたのかと。若女将は旦那の浮気(?)を突きとめていたとか。
街の女達が冷たかったのは噂になっていたり他の家でも追及した嫁がおったのでしょう。
そういう噂を耳にしていたため、妹が一方的に誘惑していた、と都合よく解釈していたのかと。男達にもその方が都合が良かった。
場面的には妊娠が発覚し、罪を問う為、姉妹の家に大挙して押寄せてきたのではないかと。先頭に立つのは若女将。
妹を張り飛ばした若女将に姉が掴みかかったところ、村人に逆襲され、怪我を負い、自らの血で視界は赤く染まり、口の中が切れたかなんかで錆の味。非力な姉妹には抵抗する力はなく一方的な暴力の前にリンチにの前に土を舐める事に。そして妹は連れて行かれたのかと。
神父も妹に村人同様の行為をしたとか勝手に思っております。
証拠隠滅の為、妹は姦通の罪で火あぶりに。
そうでないとしても村の男を誘惑するという大罪を犯した、と審判を下し処刑した。
姉は信じていた宗教に理不尽に裏切られ、それの犠牲となった妹の復讐を誓い、村を焼いたのだと思います。
まとまりきってないですが。

考察ですが - B・L・I (2005年04月14日 08時06分40秒)
歌詞に載っていない台詞に

純潔、悪魔の血に、災いの名に、マリア様、誰もガブリエルに、火炙りだとあります。妹は悪魔の子を孕んだとして火炙りの刑にされたのでは?
村人にとって神父の声は絶対だということです。(神父も妹を慰み者にしていた?)
ガブリエルとは悪魔を撃つ天使のことです。それとキリスト教はイエス以外の処女受胎は認めていないとききます。

生贄の姉妹2 - 大黒 (2005年04月14日 12時48分43秒)
皆様のレスをみさせてもらいました
やはり自分1人だけで考えるよりもずっと解釈というか見方が広まりますね
特に姉が村に火を放ったというのは恥ずかしながらここで皆様が指摘されるまで全く頭に浮かびませんでした
確かに最後のほうで
『罪深き者は全て等しく灰に還るがいい』
といってるところから考えるとその流れにストンと落ち着きますね


後、あれから何度か聞いて思い至ったのですが
母を亡くした後朝から晩まで働く姉に村の男たちが優しくしてたのは善意からではなく妹にしていた行為(慰み物)を隠して疑いをそらす目的もあったのかなと思います

閉鎖的な村社会の悲劇 - eri. (2005年04月14日 15時11分30秒)
男達は後ろめたさもあってやさしくしていたのでしょうね。
ばれた途端、「違うんだ、あの娘が誘惑してきたんだ」とか言って罪を逃れようとしたのではないかとも思います。
女達も心の片隅に違うと思いつつも嫉妬にかられそう決めつけ、「泥棒猫」などと罵詈雑言を浴びせたのかと。
自分の罪を正当化させる為、女将に掴みかかった姉の行為につい暴力的に場を掌握してしまったのではないでしょうか。
だれもが罪に怯え、悪魔の子をはらんだ、と現実から逃れようとした。
すべては村人達がその後も以前と変わらぬ生活を送りたいが為、自らを正当化するため。
その為には妹が罪の象徴である「悪魔」として断罪される必要があったのでしょう。

一人で考えるより皆さんと意見を出し合って考える方が楽しいですね( ´艸`)

(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪ - 古城なえどこ (2005年04月14日 17時20分51秒)
ここでははじめましてv
私もほとんどoukiさんと同じような考えですね。
それにしても、奈落サイドの女の人たちは皆愛する人を自分で殺した人だと思いましたけど、この話は違いますね〜。
ちなみに殺した数も桁違い(おそらく村人全員)(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル


神の御子について - 空狐 (2005年04月14日 18時34分15秒)
初めまして。いつも楽しく拝見させてもらっています。

神の御子という言葉から処女懐胎などの話が出ていますが、
私は、神が授けたものだから「子供=神の御子」という意味だと思いました。
普通、子供というものは幸福をもたらすものであるのでその象徴としての意味もあるはずです。
そして、そんな子供が発端で悲劇が…
あえて幸福の象徴を否定することで悲劇を示唆したのだと思いました。
あと、妹の幸せを願っていた姉の気持ちもここで表現されているのかと…

やっぱり大人数で意見を交換するのは楽しいですねぇ

素人のうだ語り。 - ま (2005年04月14日 20時08分33秒)
書き込みは2回目になります、こんばんは(n'∀')
皆様のお話と、大体同じような解釈なのですが・・・。
とりあえず、昨日某掲示板に書いた考察がありますので、
失礼ながら、それをコピー貼りさせて頂きます。

1
Sacrifice考察
母・姉・妹(障害持ち)の三人家族で、父は早死にのために貧しいぽい。
住んでいる村は、割と小規模。娘一人の妊娠で一同が集まってるらしいので。
姉が一人で村を焼き打ちにできたことからも小規模と予想。

大まかな流れは、妹が障害持ちだが優しい子。
同情もあってか、みんなは姉より妹の方の世話を焼く。それで姉が妹に嫉妬。
「あの子なんて死んじゃえばいいのに」
が、妹が高熱を出し寝込み、姉は懺悔し、祈りが通じたか妹が回復。
しかし今度は、看病疲れか慢性疲労か、病に倒れて急逝。
「あの子は人とは違うから」

2
肉親が姉妹二人だけになり、当然姉が働くことに。
朝な夕な働くくらいなので、優しくしてくれた人に妹の面倒を多少なり頼んでいたはず。
多分、村の男たちはそれを利用して妹に性行為をする、姉は気付いていない。
神の御子ではなかったのですか!?
何を言ってるんだろう、この女は?の二カ所から推測。
それに、不自由な妹を犯されて「幸せだった」とは言わないはず、姉も懺悔するくらい優しい子。

女達が冷たくなったのは、自分の恋人または知人の男が妹を犯していることを知ったから。


3
それから、村の男達にちやほやされるのも気に食わなかったかな。

妹が子供を身篭っていることが発覚、夜に村人を集めて集会を開く。
場所は姉妹の家、障害のある妊婦を動かすのは難しいので。
村の男達は互いに口をつぐんだ(行為に及んでいたのはかなりの人数)
女将が爆発、妹にビンタ→姉が掴みかかるが、殴られるかで地面に倒れる。
女将に触発された村人達が、一斉に「殺せ」ムード。
懺悔やら何やら、神父がいることからも信仰の厚い人々だろうから
「災いの種(子)」を宿した「悪魔」を殺せば「誰もがガブリエル(悪を討つ天使)」

4
多分皆様の言う通り、神父様も犯していた一人。
信仰の厚い村だけに、神父の発言力は大きい。
神父の一言で会議のシーンが終わっているようなので、それが決定打。悪魔は火あぶりだ!
「悪魔とはお前達のことだ!」

妹は、最期にずっと世話をしてくれた姉に「ありがとう」と言った。
(これは私見だけど、火あぶりにされてる時も、妹はずっと微笑んでいた)

どうしてあの子がこんな目に・・・!
優しい娘だったのに、お前達こそが悪魔だ!

ラストに姉が村中に火を放ち焼き打ち、妹が殺された時の気持ちを味わえ、みたいな。

1-AA