☆思いついた舞台設定を嵐のように出し合うスレ☆
26:岡本2002/02/17(日) 17:17 [jokamoto@spring8.or.jp] AAS
岡本です。生徒会の武道ネタを申請します。御一考ください。m(_ _)m

夏侯惇:小野派一刀流
剛毅さと実戦の強さを兼ねた流派で悩んだ結果、こうなりました。
名前から類推できるかと思いますが、北辰一刀流は門流です。
開祖は小野次郎右衛門(旧名:神子上典膳 ミコガミ・テンゼン)で
戦国末期から江戸初期の人です。
徳川将軍家指南役は2流派あり、柳生新陰流とこの小野派一刀流です。

奥義は、この流派で基本にして極意といわれる”切り落とし”です。
"後の先"(カウンター)技のひとつで、相手が打ち込んできたところを
自分の刀の鎬(刀の断面は菱形ですが、刃や棟とは違う2つの角)で相手の刀の
鎬を削るように打ち返します。そうすると、相手の刀は押しのけられることで、
軌道が外れます。相手の軌道を割っていく勢いで相手の面(性格には額)を切り
割るという単純ですが正確なタイミングとインパクト時の握力が必要な高度な
技です。又聞きですが剣道5〜6段でも完全にはできないといいます。
竹刀は構造上、鎬が無いので木刀で形稽古した上で、試合では手首で撥ねるよう
にするといいます。
素人がそうすると軌道がぶれるのですが(それ以上にタイミングが合わない。
下手しなくとも先に打たれてしまいます)、習熟した人だと全然刃筋がぶれないらしいです。
類似技は古武道(私は単に武道といっていますが)にはよくあるらしく、互いに”切り落とし”
を出し合って、互いの”鎬を削り”あったらしく、慣用句になっています。鎬を削りあうと火花が
散るでしょうから想像しただけでも凄い迫力です。
柳生新影流の類似技は、”打ち落とし(合撃:ガッシウチ)”で、相手の刀の棟を打ち落とした
勢いで切り込みます。ベルセルクでガッツがグリフィスの合撃を合撃で返していたシーンが解り易い
かと思いますが、間合いとタイミングの読みが命です。
古武道にはこの手の竹刀剣道では再現不可能では
ないかと思われるような凄みのある技が多く、力とスピードに頼りがちな
現代剣道では実戦では全く太刀打ちできないのではないかと思われます。

惇姉には是非、”切り落とし”をどこかで使ってほしいですが。
え、関羽?もちろんかなり高度な技を平然と使いますよ、フッフッフ。
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