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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
149:教授 2003/01/21(火) 23:13 「おっと…それじゃ、私はこれで失礼♪」 法正が歩みよるよりも素早い動きで会議室から脱出する簡擁。 その神懸り的な動きを見て法正は追い掛ける事を早々に諦めた。 代わりに劉備の方に向き直り、詰め寄る。 「部長! アレはどういうことなんですか!」 「そないな事言われてもなぁ…。それに写真の一枚や二枚くらいええやん」 「それはそうですけど…って、違います! 部長…ぐるだったんじゃないでしょうね…」 「昔っからアイツの行動パターンはウチにも読めんわ…。こっちかてびっくりしたっちゅーの」 劉備は胸を押さえて大きく深呼吸する。 彼女が嘘を吐いてない事は法正にも伝わってくる。 諦めてため息を吐くと、開きっぱなしのドアを閉める。 「私の写真撮って…何するつもりなんだろ…」 法正は小首を傾げながら伊達メガネを外した…。 後日 「法正〜見たよ〜」 馬超がにやにや笑いながら法正の元にやってくる。 「…? 何を?」 「メガネ写真だよ、結構可愛かったじゃん」 「…っ!?」 「いやぁ〜…メガネ掛けるとこんなにも…って、あれ?」 馬超が続きを言おうとした時には既に法正の姿はなかった。 「簡擁〜!」 会議室のドアを荒荒しく開く法正。 「騒々しいな」 中にいたのは諸葛亮ただ一人だけだった。 「簡擁…見なかった?」 「簡擁殿は見てないが…君のメガネ写真は拝見した。やはり想像通り綺麗だったよ」 諸葛亮は白羽扇を口元に当てて目を細める。 その言葉に一気に耳まで赤くする法正。 「ちなみに…これがそのネガだ」 そう言うと、諸葛亮は懐からネガを取り出した。 「あーっ! 何で持ってるのよ!」 「私が簡擁殿に依頼したのだ。喜んで引きうけてくれたよ」 淡々と口にするとネガを法正に投げて寄越す。 「やはり君にはメガネが似合う。私のプレゼントした伊達メガネ…大事にしてほしい」 ぽんと法正の肩を叩くと、そのまま会議室を後にする諸葛亮。 「…やられた」 がくりと膝を落とす法正、完全敗北だった。 これから後、法正は諸葛亮と簡擁の動きを注意深く観察するようになったのは言うまでもない。 今回の主役、伊達メガネは…と言うと…。 飛「なあなあ、コレどうよ」 劉「…アンタが掛けると微妙やなぁ…」 飛「なんでだよ!」 劉「アンタには宴会用の鼻メガネの方が似合ってるわ」 飛「なにをーっ!」 張飛の元へ嫁いでいたとさ。
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