下
★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
165:アサハル 2003/02/08(土) 23:11 Σ( ̄□ ̄; ぶっちゃけトークが!! 後でどうなっちゃうんでしょう、簡雍以外のメンツ。 特に麋竺、ぽやーんとしてるよーで結構言いますなあ… しかもまたハマり役だわ帰宅部西遊記!ウケました。 簡雍がジェンガが弱いのは、性格が大雑把だからなのか、 それとも法正が何処を引き抜いても崩れるようにし向けたのか。
166:★ぐっこ 2003/02/09(日) 01:55 [sage] うわっははは! 帰宅部連合のメンツもいいなあ…! なんかホントにサークルのノリで(^_^;) 曹操陣営は生徒会ですので、まさに設定まんまの萌世界〜♥ 西遊記もホントそのままだ…。 学芸会とかでやったらはまりそう。 にしても憲和たん、最近無敵な勢い。 憲和>シチュー>お使い でも場合によってはシチュー>憲和かも。
167:教授 2003/02/10(月) 00:50 ■■ 平和な会議室 -長湖部編- ■■ 「ふぅ…暇ねぇ…」 張昭はぐぐーっと伸びをしながらそんな事を呟いた。 「まぁ…赤壁島の戦いが終わった後だし、曹操だって自分のトコの立て直しで手一杯じゃないの?」 呂蒙がジェンガからパーツを抜きながら返事をする。 「でも帰宅部の方は? 荊州棟返すつもりなさそうだし…あっ!」 張鉱は相槌を打ちながらジェンガを崩してしまう。 呂蒙がニヤリと口元を歪めた。 「その辺りなら周喩さんと魯粛さんが結託してやってるみたいだし…問題ないでしょうね」 コーヒーカップを片手に諸葛謹がのほほんと答えた。 その答えには全員が頷く。 「それにしても、ホント暇ね…」 「ジェンガやる? 子網って結構弱いし」 ちらりと張鉱を見て、呂蒙が張昭を誘う。 「…何か仕組みそうだからやめておくわ」 やんわりと断わる張昭に舌打ちする呂蒙。 その時、物静かにコーヒーカップを傾けていた諸葛謹が口を開いた。 「…昔話に登場する人達を誰かに当てはめてみる…というのはどうかしら」 「「「それだ」」」 瞬間的に他の三人の言葉が重なった。 諸葛謹は顔色を変えずに更に口を開く。 「例えば…桃太郎=周泰さん…等ですね」 ある意味、本人に失礼な発言に三人が吹き出す。 「なるほどね…。そういうのだったら…サルと犬は甘寧と凌統さんで決まりね。正しく犬猿の仲って事でピッタリだし」 張昭が楽しそうに問題発言。 「それなら、キジは…太史慈かな?」 呂蒙が唇に指を当てながら考え込む。 「お供はそんなトコだけど、攫われたお姫様は?」 本人に聞かれるといぢめられそうな発言をする張鉱。 「お姫様は…周喩さんかな。美人だし」 「でも捕まるようなヘマしそうにないけど…まあ、あくまでも例え話だからいっか」 呂蒙の言葉に強引に納得する張鉱。 「では鬼役は…?」 諸葛謹の言葉に全員が顔を見合わせた。 そして、声が重なる。 『魯粛で決まりね』 見事にハモった事に4人が大笑いをした。 そんなこんなで今日も平和な会議が続いていましたとさ。 ■■ おまけ ■■ 「…な、なんて命知らずな発言を…」 笑い声が響く会議室の外、全ソウが冷や汗を流しながら聞き耳を立てていた。 「何がだ?」 「え?」 突然の声に顔を上げて主を確認する。 そこにいたのは甘寧と魯粛だった。 「な、何でここに…?」 「んー…オレは魯粛の付き添い。魯粛が何か忘れ物したようでさ」 甘寧が鈴を鳴らしながら平然と答え、魯粛が相槌を打つようにうんうんと頷く。 そして…甘寧と魯粛が運命の扉を開いた。 時が止まる―― end
168:惟新 2003/02/11(火) 00:19 >■■ 平和な会議室 ■■ 堪能いたしますた! この雰囲気いいなぁ… 教授様にはこの勢いでガシガシいってもらいたいでし! それにしてもジェンガ、久々に聞きました(^_^;) >■■ 平和な会議室 -長湖部編- ■■ テンプレ風とは何やら新鮮! それぞれのキャラ設定もさることながら、 長湖部の不幸人、全[王宗]タンの薄幸ぶりがなんとも(^_^;) よりによって長湖部を代表する無頼漢コンビが登場するとは…
169:★ぐっこ 2003/02/11(火) 00:34 ワロタ。なんかイロイロできそうですねえ…(^_^;) 文化祭とかで寸劇やってるところが想像できる…(^_^;) 三蔵(周瑜)と悟空(孫策) というのもいいかも(西遊記編)… どうでもいい話ですが、桃太郎にお姫様っていましたっけ←本当にどうでもいい… ところで学三における魯粛・徐庶あたりの戦闘力は相当の クラスに属するはずで、それだけで萌え。マジ切れした魯粛に、 彼女達が勝てるかどうか…とか。(;´Д`)ハァハァ… 甘寧たんも怖いけど。
170:教授 2003/02/14(金) 00:32 「………」 「………」 すたすたと廊下を歩く法正。 その1メートルほど後方から付いて歩く簡擁。 法正が歩く速度を上げると簡擁も歩幅を広くして付いてくる。 法制は立ち止まって後ろを振り返る。 簡擁はカメラを片手にじーっと法正を眺めている。 「憲和…何で後を付けてくるわけ?」 当然の疑問だった。 しかも、相当機嫌を損ねている様子である。 「写真撮らせてよ」 答える簡擁はそれを意にも介しない。 「絶対に嫌。何か企んでるでしょ」 簡擁に対してひどく警戒心を抱く法正。 これまでに何度となく恥ずかしい思いをしてきたのだから仕方ないが。 「何か企んでるなんて人聞き悪いなー。企んでたらこんなに露骨な真似しないってば」 「そりゃそうだけど…とにかく何かされちゃ敵わないから断わるわ」 手をひらひらと振ると法正はまた歩き始めた。 と、いきなり肩を組まれる。 「うわっ!」 「卒業アルバム用なんだ。協力しろって!」 その言葉に法正の動きが止まった。 「卒業…アルバム?」 「そ。私も部長も益徳も…それから法正だって卒業じゃん。だから、帰宅部用の卒業アルバム作成♪」 屈託なく微笑む簡擁。 いつもと変わらない顔…だけど、今日は何処か違う。 何かは分からない、でも…嘘は言ってない事だけははっきりと分かった。 「…一枚だけならいいよ」 法正は苦笑いを浮かべ、ため息を吐く。 「んー…それじゃ、もう少しこっちに寄って…」 ぐいぐいと組んでいる法正の肩を引き寄せフレーム圏内に入れようとする。 ちなみにカメラは右手に持っている、自分も写るつもりで撮るようだ。 「ち、ちょ…近すぎ…」 法正がかあっと頬を朱色に染め上げる。 簡擁の顔がもう間近にあるのだから気が気でない。 そっちの趣味は法正には皆無だし、当然経験もある訳が無い。 いかに法正といえど、こんなシチュエーションに遭遇したのは生まれて初めての事。 どう対処してよいのか分からず、ただただ頬を赤らめるだけだった。 「よーしっ! 撮るよ!」 そうこうしている内にシャッターが切られる。 眩しい光が二人を包んだ。 「ありがとね〜。それじゃ、私はこれで!」 用事が済むと案外あっさりとしている簡擁。 さっさと何処かへ行ってしまった。 その場に残された法正、まだ顔が紅潮している。 「な、なんでドキドキしてるんだろ…」 何故か高鳴っている心臓に首を大きく振って悩む法正。 「突然だったから…そうよ! 突然だったからびっくりしてるだけなんだ!」 法正は気をしっかり持ち直したようだ。 「…でも、憲和の髪…いい匂いがした…………って違ーーーーう!!!」 …そうでもないようだ。 そして一週間くらい本気で悩み続けた法正でありました。
171:教授 2003/02/14(金) 00:35 タイトル書き忘れてました。 ■■ 簡擁と法正 〜時にはこんな日常も〜 ■■ です。 実に申し訳ない…
172:彩鳳 2003/02/14(金) 05:55 [shouji-sakurai@mti.biglobe.ne.jp] >教授様 失礼致します。彩鳳と申します。 率直に白状します。読んでいて私まで心拍数が上がってしまいました。(^^;;; 私もこういうの結構引きずるクチなもので・・・(^^;;;
173:彩鳳 2003/02/14(金) 05:59 以前書くといっていたSSがどうにか推敲できたので、投稿致します。 本当は全部完成してから投稿するべきなのでしょうが、大学のパソコン室が 派手に使えなくなり、私がこちらにお邪魔できる機会が減りそうなので、 最初の第一部を・・・(予定では五部構成で、進展次第で多少増減するかも知れません。)
174:彩鳳 2003/02/14(金) 06:14 [shouji-sakurai@mti.biglobe.ne.jp] ■ 一月の花時雨 ■ 第一部 ―北風の銀華(はな)― 「う〜んぅぅぅ ・・・」 ・・・寒い・・・真冬の冷気が頬を刺す・・・もう朝だ・・・起きないと・・・ ・・・だけど・・・寒いよ・・・もう少し・・・もう少しだけ・・・このまま・・・ 「んううぅぅぅ〜 ・・・」 ・・・それにしても静かだ・・・変だなぁ・・・朝なのに・・・朝なのに鳥の鳴き声が聞こえてこな―――――!!―――もしかし――― ズゴン!! 「いった〜ぁ!」 目から火花が出る、とは正にこの事だ。彼女が寝ていたのは二段ベッドの下の方。勢い良く跳ね起きた彼女は、ベッドの上の階に頭をぶつけてしまったのだ。 彼女が痛がるのは無理もない。だが、この姿を見ていたなら誰が思うであろう。痛そうに頭をさするこの少女こそ、この蒼天学園において最大の勢力を誇る新生徒会長・曹操孟徳その人であろうとは。 「おはよう、朝から大丈夫?」 一部始終を見ていたのであろう、ベッドの上の方の主(あるじ)が苦笑しながも曹操に声を掛けてくる。隻眼のパートナー・夏侯惇だ。 既に制服に着替えている彼女は小さい棚からティーカップを取り出し、電気ポットのお茶を注いでいる。 「おはよう。今日は早いね〜。いつもは私の方が早いのにね。」 「別に早くはないよ。私血圧低いし。あんたが遅いだけ。昨日は遅くまで起きてたろ?気配で分かる。」 「あ、気付いてたの?」 曹操と話しながらも、夏侯惇は作業の手を休めない。 「はい」と言って出来あがった紅茶と小さなタオルを彼女に差し出した。 「あ、サンキュー☆」 曹操は差し出されたティーカップに手を伸ばし、口元へと運ぶ。 だが、そんな曹操に夏侯惇が待ったを掛ける。 「孟徳? あんたひょっとして気付いてないの?」 「?」 お茶を飲もうとした曹操に待ったを掛けて、夏侯惇はタオルの方に手を伸ばす。 そして、タオルを掴んだ夏侯惇の手は、そのまま曹操の口元へと伸びた。 「あ・・・」 どうやら夏侯惇の意図に気付いたらしく、曹操自身は動かずに大人しくしている。 一方、「作業」を終えた夏侯惇の顔は、呆れ顔だった。 「あんたねぇ・・・どんな夢を見たのか知らないけど、このくらい気付いたら? 生徒会長がそれじゃぁみっともないよ。」 「だってぇ〜いきなり頭が―――あっ!!」 突然言葉を切って、曹操が窓辺へと駆け寄る。紅茶の事は彼女の頭から消え去ってしまった様だ。(実は夏侯惇の事も。)結露して、濡れた窓に手を伸ばすと、勢い良く窓を開ける。 「あぁ〜っ☆ やっぱりぃ〜!!」 空一面は灰色の淡い斑模様に彩られ、白銀(しろがね)色の花びらが風に乗って舞い踊る。――見事な雪景色が彼女の眼前に広がっていた。 窓から冷たい風が吹き込んでくるが、曹操は「心、ここに在らず」といった様子で気にもしていない。 「ああ、それか。昨日は天気予報で雪になるって言ってたけど、思ったよりも積もってる。このままだと・・・」 (って、聞いてないか。) 別に怒ったわけではないが、夏侯惇は溜息を一つ吐(つ)くと部屋の奥へ姿を消した。 曹操は、外の光景を飽きる事無く見つめていた。空を流れる雲、寒風に舞う雪、真っ白に染まった樹木・・・。 だが、今やそれらの何一つとして彼女のの目には入っていない。いつの間にか、彼女の目は景色への興味を失っていた。 ならば、彼女の目には一体何が映っていると言うのか・・・? 曹操は南を向いている。その方向に位置しているのは―――。だが、普段はこの窓から遠望できるカント公園も、[六兄]州校区や豫州校区の校舎群も、この日は雪のカーテンにその姿を覆い隠されていて、その姿を見る事は出来ない。なにしろ、彼女の居る冀州校区の校舎ですら、雪に霞んで見えるのだから。 しかし、曹操の目には明らかに明確な意思が宿っている。その瞳は遠くを、雪のカーテンの遥か向こうを見ているように感じられる。その様子はまるで、見えない物が見えているかの様な印象すら放っていた。 (北の袁尚は頑張っているけど、もう生徒会の敵じゃない。烏丸の連中と組んでる様だけど、春までにはカタを付ける。むしろ南の劉表や孫権の方が重要ね。 孫権は孫策の件があるからまず動かない。地理的要素もあるから今は大目に見るとして、問題は荊州校区の方。 ま、大黒柱の劉表はもうすぐ引退だからね。あそこには劉備と愉快な仲間達がいるけど、代が替わったら一気に行く。帰宅部の奴らがいくら頑張っても、物量で押しまくれば勝てる筈。いくら質的要素が侮れないとは言ってもね・・・フフ・・・。 ・・・荊州さえ押さえれば、勝負は決まる。後は―――。) ボン!! 曹操の頭を、柔らかな感触が伝わってゆく。丁寧に畳まれた彼女の制服だ。 「考え事は良いんだけどさ・・・あんた学校休みたいの?こんなところで風邪ひいたらみんなが困るんだからさ・・・ほら!さっさと着替える!!」 夏侯惇がボヤくのも無理はない。曹操の格好ときたら起きたままの格好―――パジャマ姿だった。 「も〜折角考え中だったのに〜・・・元譲の乱暴者ぉ。」 「折角持ってきたのに、感謝の言葉も無しか・・・。」 だが、言葉を交わしつつも、曹操は制服を受け取ると部屋の奥へと小走りで駆けてゆく。 「言っとくけど余り時間が無いから、急いで着替えなよ!」 「うん、元譲、有難うね!」 「・・・・・・」 夏侯惇の予想に反して、曹操の返事は素直な物だった。思わず返事に詰まってしまう。 「やれやれ・・・」 言葉を返すタイミングを失してしまった。言うべき言葉はある。しかしタイミングが悪い。 彼女の意図に反して、出てきた言葉は――――。 「はぁ・・・・・」と嘆息して、夏侯惇は窓の外へ目を移す。 「ったく・・・窓くらい閉めていきなって・・・」 ―第一部 END―
上
前
次
1-
新
書
写
板
AA
設
索
★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★ http://gukko.net/i0ch/test/read.cgi/gaksan2/1013010064/l50