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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
236:雪月華2003/03/18(火) 16:30AAS
Departure -First Half-
曲の中盤に差し掛かったとき、喉に奇妙な痺れを覚えた。
突然、喉のあたりで何かが破れる感じがし、灼熱感と共に凄まじい激痛が喉を襲った。喉からの血が気管支に拒絶され、咳の衝動が襲いかかり、左手で口を押さえて咳き込んだ。肘まであるレースの手袋の掌が鮮やかな赤に染まり、猛烈な息苦しさが襲ってきたが、息を吸おうとすると血が気管に流れ込み、咳こんでしまう。苦痛と息苦しさに耐えかねて膝をつき、声を出そうとしたが掠れた唸り声となるだけだった。肌身離さず身につけているママに貰った黄色いスカーフに点々と赤い染みがついているのが見えた。左手は既に手首まで赤く染まっている。
不意に、目の前が深紅に染まり、暗転した。影のように何者かが覆い被さり、それの触れたところから感覚が消えうせてゆく…
覆い被さってきたものは「死」だろうか。楽になれる…解放される…そこまで思った時、意識の最後の断片が闇に沈んだ。
省97
237:雪月華2003/03/18(火) 16:33AAS
Departure -Conclusion -
校区どうしをつなぐ道路はアスファルト舗装されており、自転車を走らせるには絶好の環境にあった。昨日までの梅雨空が嘘のように晴れ渡り、水溜りが太陽の光を反射して煌き、気分が浮き立ってくる。
不意に、体の中から言葉が溢れ出てきた。
♪The light of morning gold fades and a dazzling blue sky appears
(朝の黄金の光が薄れ、眩しい蒼天が現れる)
省98
238:アサハル2003/03/20(木) 20:34AAS
Σ( ̄□ ̄;張角たん、天使声の次は予知能力!?
…ごめんなさい嘘です。
何というか…言葉が見つかりません。感動ッス。・゚・(つДT)・゚・
5年後ぐらいにはニューエイジ辺りで大物になっていそうな気がします。
239:★ぐっこ2003/03/21(金) 15:19AAS
Σ<(T□T) 張角たんに敬礼!
あー、でも劉備一党が張角にからんでくるのって嬉しいなあ…
ちょっと(だいぶ?)キャラ変わってるんですが、演義版でも
張角と劉備は仲良しさんだったりしますし…。
それにしても華佗先生の心憎い腕前に感謝…
あと、微妙に紛れ込んでるネタワロタ。
省9
240:岡本2003/03/22(土) 16:38AAS
雪月華様への支援になればと思ったのですが。単語やフレーズがごっそり
頭から抜け落ちていました。大恥ですな。受験期だったら...。
タイトルは”The myth of the blue arch”
直訳で”蒼穹の神話”、意訳で”蒼天の譜”ですか。
The Myth of the Blue Arch
省84
241:雪月華2003/03/23(日) 06:25AAS
夜勤明け!現在帰宅!もちろん見ましたとも、東の空のmorning goldを…
結構レスさぼってたのでここらでまとめて…
>教授様
デビルアロー!!大笑いしました。さながらあの触覚はデビルウィングですか(w
#コジンテキニハリョウトウタンモカラメテホシカッタ…ナンテネ
>アサハル様
省16
242:★ぐっこ2003/03/27(木) 00:05AAS
>岡山様
ぐお、英語だ! 英単語が並んでる!(((( ;゜Д゜)))
乙でございます! あ、ちゃんと対句っぽくなってるし!
これも何かでつかいます!
>雪月花様
省10
243:教授2003/03/29(土) 22:47AAS
■■ 法正の休日 ■■
「んー…」
CDショップで新作を物色している法正。
普段から殺伐としている課外活動から離れれば、法正も一人の少女に戻る。
省52
244:★ぐっこ2003/03/31(月) 01:11AAS
うわはは!
法正たんの受難というか、いつもこういうドタバタやってるんですね、
帰宅部連合の面々…(^_^;)
なんかこう、一番の常識人というか、ペースに慣れ切れていないで
割を食ってるのが法正たん、というシチュが(;´Д`)ハァハァ…
245:雪月華2003/04/08(火) 02:54AAS
長湖部夏合宿 その2
夏休み4日目の午前6時45分。朝日に煌く長湖の水面を右手に見ながら若々しい掛け声とともに約千人の長湖部員が早朝ジョギングを行っていた。後漢市を南北2つに分けている長湖の北岸と南岸(揚州校区限定)では気候がまったく違う。北岸は典型的な北日本的気候であり、湖岸には防風林の役目を果たす針葉樹が目立つ。さらに、冬になれば湖面は凍結し、アイススケートやワカサギ釣りをもを楽しむことができる。長湖のほぼ中央に位置する赤壁島を南に越えるとそれは一変し、湖岸にはヤシの木が立ち並び、ハイビスカスやヒマワリが咲き乱れる。冬でも雪は降らず、日中最高気温は27℃、夜の最低気温16℃と、ほとんどハワイと変わらない常夏の地域なのである。この校区だけが異常気象となった理由は、万博の折、撃ち上げられた気象操作ミラーの誤作動であり、この地域だけに他の地域の数倍の日光が降り注ぐことになってしまったからである。いまだ復旧の目処は立っていない。
早朝ジョギングとはいえ、そこは長湖部夏合宿(日程については>>216参照)。生易しいものではない。距離的には10Kmだが、すべてが舗装路というわけでは無論無く、ときに砂浜を走り、水深が腰まである幅10mの川を何本も渡り、石ころだらけの山道を踏破し、登り坂の数はそれこそ無数。あまりのハードさから「地獄の行軍訓練」との恐ろしげな通称で呼ばれ怖れられていた。だが、この行軍訓練もこの後の地獄のスペシャルメニューのいわばオードブルに過ぎないのである。現に合宿二日目の時点で、脱落し、泣きながら退部する者は70名を越えていたが、不思議と、3日目には脱落者は出ていなかった。そして4日目の行軍訓練が開始されていた。
省75
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