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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
47:takayuki2002/02/26(火) 20:05 [fuk_tak@hotmail.com]
曹操の涙 後編
「早く!!早くっ!!」
「わかっている!曹操!!」
少し先に車が見えてきた。
「淵、もうすこし!!」
「わかってる・・・いくわよッ!!!」
やっと追いついた。さすが走り屋夏侯淵。車は止まり、郭嘉が降りてきた。
「郭嘉、これ!!」
曹操はてに持っていたあるものを手渡した。
「ありがとうございます。会長。最後にこれだけ言わせてください。公孫姉妹はかならず降参してきます。無駄に攻めないようにしてください。」
「わかった。郭嘉。言うとおりにするよっ!」
「会長、行かせてもらいますよ。」
「郭嘉・・・ほんとうに元気でね。」
曹操は言った。
「郭嘉・・・もどってこいよ。」
夏侯淵も言う。
「夏侯淵先輩も会長もありがとうございます。かならず戻ってきますから。」
ふたたび郭嘉は車に乗る。そして・・・車は走り出した。
「郭嘉ーーーー絶対帰ってきてねーーーーー!!!!」
車は再び進みだした。曹操も夏侯淵も手を振っていた。郭嘉も手を振る。そして・・・車は消えた。
「淵、かえろ。まだ仕事がのこってるわよ。」
「帰りも飛ばすぜ!!」
数ヵ月後・・・
曹操は赤壁島の戦いで敗北した。
悲しむ曹操にもっと悲しい知らせが入ってきた。
「郭嘉死亡」
の知らせの手紙だった。
「えっ・・・郭嘉が・・・」
曹操は気絶した。
数分後、曹操は気を取り戻した。
「ああ、哀れや郭嘉、痛ましや郭嘉、口惜しや郭嘉・・・グスン・・・郭嘉がいれば・・・こんな無駄な戦いはしなかったわよね・・・」
曹操は泣き出した。そしてみなが・・・泣き出した。
この知らせは各地に届いた。かつて郭嘉を厳しく取り締まっていた陳羣も、曹操のためにバイクを走らせた夏侯淵も、曹操の元に推薦した荀揩爭・・
そして手紙には写真が同封してあった。
郭嘉が死ぬ前の写真・・・それには曹操が郭嘉にプレゼントしたあるもの・・・曹操が自分で作ったぬいぐるみがあった。
「郭嘉・・・」
曹操は再び泣き出した。
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・・・なんかおかしいところがあれば変えてください。
今回は悲しいお話ですね。
ではでは〜
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