★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
489:はるら2004/05/03(月) 11:57
■■盧毓が行く■■


はい!!皆さんお久しぶりですー!!盧毓で〜す!!!
今回はわたしが中一のとき、乙女百合様にお会いした話です。
    はぁ〜、優しかったなー、劉虞さま………。


 〜女神さまとわたし〜

「………はぁはぁはぁ」
わたしは正直なところ運動が苦手です。ドッチボールでは常に逃げ惑って、そして途中で力尽きてあっさり当てられるタイプです。
特に中学生のころは運動音痴も甚だしいって感じでした。
でもこの時わたしは走り続けていました。なぜならこの時わたしは何故か道に迷って幽州女子学院の中等部ではなく、
高等部の区域に入り込んでいた事にさっきようやくきずいたからです。
それだけでもかなりダメダメなのにわたしはよりにもよって野良犬に追われていました。
・・・ぼけー、と歩いてた時尻尾を思い切り踏んでしまったようです。皆さんはちゃんと前を向いて歩きましょうね。
盧毓心の声「(あー、もう駄目……。声も出ないよー、助けて…)」
完全に力尽きようとしたその時、わたしは幸運にも女神様にお会いできました。
わたしが野良犬を巻こうと曲がり角を急に曲がったその時!!
  ドン!!!!!
「あう!!!」
出ましたね……、声。
「あ、痛い!!」
「…あ、すすす、スイマセン!!だいじょーぶですか!?」
見事高等部の先輩と頭がごっつんしました。
頭が割れそうに痛かったです。…向こうの方もそうなんでしょうけど。
「あ!!!!!」
わたしと高等部の方が倒れていたところを野良犬がゆっくりこちらに向かってきました。
そのときわたしは湿布を覚悟しました。
盧毓心の声「(うぅ〜、追いつかれたー。どうか優しく噛んでくれますよーに)」
「あら!!林芝!?こんなトコで何やってたの…。探したのよ…」
林芝「クゥ〜ン」
うそ……!?あの野良犬が懐いてる!?
「あなたが林芝を探してくれたんですか??ありがとうございます!」
その高等部の方の顔は満面の微笑みを顔に浮かべてわたしに言った。
やっぱ言えない……。林芝ちゃんの足を思いっきり踏んだなんて言えない…。
ていうか、野良犬だと思ってました。ごめんなさい。
「あの…、お礼をさせていただきたいんですけど……」
「貴女のお時間さえよければ、お茶でもしませんか…??」
え、なんか、その………、積極的。見かけはお嬢様って感じなのに…。
「………ダメ…ですか??」
え、そんな目で言われると断れない……。


「へぇ〜、劉虞さんっていうんですか〜。いい響きですねー」
んで、結局その高等部の人、劉虞さんっていうんらしいけど、一緒に
ピーチガーデンに行きました。…あ、林芝ちゃんも一緒に。
「盧毓さんは今、中一なんですよね〜。どうです?学園には慣れましたか??」
「うーん、ビミョーですね。」
うーん、我ながらあいまいな返事!!
「ふふ、ここであったのも何かの縁。何か困った事があったら私に言って下さいね」
「あ、ありがとうございます!!」
「ところで林芝ちゃんって劉虞さんの部屋で飼ってるんですか?」
せっかく食事に誘ってくれたんだから話をとぎらせ無い様にと何気ない話題を持ち出した。
「そう、ね。この子、もともと野良犬だったのを前の乙女百合さまの劉淑さまに頂いたの」
「あ、頂いたじゃ失礼よね、ゴメンね…、林芝……」
   …………劉虞さん…、優しい………。
盧毓心の声「(ところで、乙女百合……、劉淑さまとお知り合い……、で劉虞さん…
      どっかでつながってる様な、何だったっけなぁ……」
「あら、もうこんな時間ですね…。そろそろお別れですね」
林芝「クゥ〜ン」
そういえば林芝ちゃん、『クゥ〜ン』しか言わなかったわね…。
「はい、今日は会えてよかったです。それじゃ、劉虞さんごきげんよう!!」
「ごきげんよう…、盧毓さん……」


以上がわたしと劉虞さんの出会いです。
劉虞さん、ホントに女神さまみたいに優しかったですー。
ちなみにわたしが劉虞さんが現乙女百合さまで幽州校区総代である事を知ったのは
この日から四日ほど経ってからでした。何できずかなかったんだろー??
で、その後わたしは劉虞さんにお会いすることなく劉虞さんは姉盧植の教え子、公孫サンさんに
よって引退に追い込まれてしまいました…。 世の中って変なトコでつながってますよね……。
もう一度、もう一度でよかったから優しい劉虞さんのお世話になりたかったなー。

         それじゃ、皆さんサヨナラ〜〜〜!!!!

― 盧毓が行く〜女神さまとわたし〜 完 ―
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