★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
700:雑号将軍2005/07/03(日) 13:57AAS
北畠蒼陽様、お疲れ様です!ホントにすごいですね。一週間に一作品つくられてるんですから。
僕は…季節はずれですが、やっと書きたいのが決まったのでそれを書こうかと。要は卒業式&ピアノネタを…。ここまで言うと誰かわかってしまうかもしれませんが。
皇甫嵩と張嶷の方は設定にもう少し時間がかかりそうなので、設定ができてるもので・・・・・・。逃げです…。ごめんなさい。

>政治力
なるほど・・・・・・。諸葛誕が二番目とは。なんか政治バカのイメージがあったんで。理由はないんですけど。
省9
701:海月 亮2005/07/03(日) 16:12AAS
で、王基から王昶&王基を連続で読んだ私。
何というかこのコンビ、北畠様の筆に馴染んだと言うか、昔からそう言うキャラだったのか、って感じになってきましたねぇ(´ー`)
う〜ん、いい仕事してますねぇ(←中島誠之助風

>政治力とか
統率力はそうかもしれませんね、諸葛誕は。
省14
702:海月 亮2005/07/03(日) 16:13AAS
「真冬の夜の夢」


「…と言うわけだ、皆の衆」
と、数人の少女たちを眼前に置き、その緑髪の少女はそう言った。
その少女と少女たちの間には、意味ありげに置かれた二つのケース。
省50
703:海月 亮2005/07/03(日) 16:14AAS
「よし来た! リーチ一発ツモタンピン三色…裏乗ってドラ2、親倍満八千オール!」
「え、嘘っ!?」
「うっわ…いきなり飛ばしてきやがったなこの女…」
陸凱が倒した手は、まるで麻雀のガイドブックにお手本で載っているかのような、整った手役である。そのあまりの鮮やかさに、上家の虞レも呆れ顔だ。別卓の陸抗や朱績も思わず手を止めて覗き込んできた。
「そりゃあなんたってあんた、ヨチカのタダ券懸ってますから」
「あざといねぇ…子幹や敬宗もいるんだからちったぁ遠慮しなよ…あ」
省53
704:海月 亮2005/07/03(日) 16:14AAS
「いや〜…まさかあたしがそんなに勝ってたなんてねぇ…」
「本当に覚えてないの、しょーちゃん?」
「世議さんなんて魂抜けかかってたよ〜」
「覚えてない覚えてない…っと、これでリーチかな」
それから更に三局を消化して、何時の間にか総合得点がマイナスに転じていた丁奉は陸抗、陸胤、丁固を含めた下位卓の顔ぶれに混じって居たりする。
あのあと意識がはっきりするにつれて、彼女は人が変わったように負け始めた。自然体でのらりくらりとかわされて対策に頭を悩ませていた陸凱と虞レの集中攻撃を受けて、金額にすれば三万円近い勝ち分を一気に吐き出したのだ。同時に、仕掛けていたガンパイのタネを見破られた朱績も陸凱の逆襲を受けて大きくへこまされていた。
省61
705:海月 亮2005/07/03(日) 16:15AAS
上位陣。人のことをいえた義理もないあざとさで派手な手役を組み上げる陸凱だったが、南場に入る直前…。
「ちょっとタンマ」
牌を引く直前、不意に虞レに腕を捕まれ、しまった、という表情を一瞬見せる。そして普段出したことのない猫撫で声で言った。
「…えと、なんでしょうか世洪さん?」
「とぼけたって駄目。あんたらしからぬミスだわね敬風…そのお手々、開いて見せて?」
なんというか、そう言う虞レの笑顔はとてつもなく怖かった。かつて彼女の姉・虞翻をして「あの子の笑顔ほど恐ろしいものはない」と言わしめた、その“凍りついた”笑顔がそこにあった。
省45
706:海月 亮2005/07/03(日) 16:19AAS
その決戦の翌々日、件の豫州地下食堂には特徴的な緑髪の少女たちの一団がいた。
「じゃあ結局、敬宗がタダ券持ってったわけ?」
その顛末を聞き終えて、口火を切ったアップのヘアスタイルは、既に長湖部を引退して久しい陸績。
「え〜そうですよ〜。あたしと世洪が仲良く下からワンツーっておまけつきで」
ふてくされた様子でテーブルにへばっている跳ね髪は陸凱。
「それは災難ねぇ。でもあなた達の場合は因果応報ってトコだわ」
省43
707:北畠蒼陽2005/07/03(日) 18:31 [nworo@hotmail.com] AAS
>筆に馴染んだ
こりゃまたありがたいお言葉で、いやはや。
今度はここらへん連中を建業あたりに遊びにいかせてみようかとか考えてます。

>義理
いや、私も毋丘倹はハチャメチャに義理堅い人だと思いますよ?
省13
708:海月 亮2005/07/03(日) 21:13AAS
>麻雀ネタ
確かに、文章で表現するのはかなり難しいですね。私は書いた当人だから、どんなシーンになってるか解らなかったら問題ありますけど(^^A

で、本題ですが間違い数点。
>>703
第一段落 ×子幹→○子賤(実は最初、丁固じゃなくて鐘離牧がいたのです(^^A
省10
709:★教授2005/07/03(日) 22:47AAS
◆◆ 大切なおくりもの ◆◆

「公祐…何してんの?」
 簡雍の第一声はこの言葉だった。
 色彩感に溢れる毛糸玉達が小会議室のあちこちに所狭しと我が物顔に転がり、思わず足の踏み場に困る簡雍。更にそれを修飾するかのように型の崩れた雑巾みたいな物体が折り重なって倒れている。公祐こと、孫乾はその中心に正座して入り口に背を向けていた。
 何かに集中しているのか簡雍の問い掛けに気付いた風もなく、黙々と上半身を揺らしている。
省51
1-AA