下
★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
72:玉川雄一 2002/04/03(水) 02:03 今回は、言語編第20番目のエピソード。 満寵の孫、満奮のお話です。「呉牛、月に喘ぐ」の故事ですね。 ところでコレ、明らかに晋代=東晋ハイスクールネタですけど、 世説新語をタネにした話はこちらのスレで行こうと思います。 東晋ハイスクールスレにはオリジナルの話ということで。
73:玉川雄一 2002/04/03(水) 02:20 っつーか、よく考えたら今回学三関係ないし(-_-;)
74:★ぐっこ 2002/04/03(水) 23:52 [sage] マターリ(^-^; 妙にイヤされました…不思議な間だな〜。
75:玉川雄一 2002/04/13(土) 03:15 [triglav@livedoor.com] ◆ 歴史家魂外伝・口は災いの…もと? ◆ 『山陽公戦記(笑)』にいわく。 馬超は益州校区に招かれて帰宅部連合の一員となったが、劉備の厚遇と、 また生来のキャラクター故か劉備と話をするときにはいつも彼女のことを「パンダ」と呼んだ。 「ねえ、パンダぁ。こんどの原稿だけど…」 「あん? 何や、この前話し合うたやんか。いい加減忘れるなや。せやから…」 しかし、劉備との付き合いの長い関羽にはそれが心底我慢ならなかった。 常日頃は怒りを表に現さない彼女が、あの「武装した紫式部」の面もちを浮かべて劉備に願い出たのである。 「姉者、今度という今度は我慢なりません。馬超をシメさせて下さい!」 久々に見る形相だが、劉備としては馬超とのやりとりは一種のコミュニケーションであり、むしろ楽しいものであった。 とはいえ関羽がここまで怒りを露わにするのだからただ事ではない。まずはなだめにかかる。 「なんや、関さんらしくないなあ。 …ええか、あの娘は曹操に追いつめられてきたんや。 アンタらはあの娘がウチの事をああ呼ぶゆうて物騒なこと言いよるけどなあ、そんなことじゃあ人からの理解は得られへんで」 だが、いくら敬服する劉備に言われたといって今回は承伏できることでもなかった。 そして、関羽以上に怒り心頭に発しているのは言うまでもなく張飛だったのである。 「せやったらなア、ヤツに礼儀っちゅうものを教えたるわ!」 またいかにも彼女らしく、両手の指をバキバキと鳴らしながら気勢を上げるのだった。 「はあ… まあ、気が済むようにしや。だけど、血ィ見るようなことだけはあかんで」 結局、ここまでなってしまうと劉備には二人を止める術はなかった。 翌日、帰宅部連合の緊急集会が開催された。馬超も当然招かれたわけだが、予定変更を余儀なくされておかんむりである。 「ちょっとパンダぁ、ちょおちょおむかつくー! アタシ原稿描かないといけないのにい!」 それでも渋々ながら着席して周囲を見れば関羽と張飛の姿が見えない。 「…あれえ、関Pとヒッキー(関羽と張飛のことらしい)はぁ?」 といって更に見渡すと、劉備の脇に二人が立っていた。しかも、こちらを凄まじい形相で睨み付けている! 「しおしお〜。アタシったら、部長のことパンダって呼んだから二人にシメられるところだったのね…」 馬超は、己の敗北を悟った。そうして、それ以後は劉備に敬意を持って接するようになったという− (続く)
76:玉川雄一 2002/04/13(土) 03:18 [triglav@livedoor.com] (続き) 「…だって。こんな事が書いてあったけど、どう思う?」 今日も今日とて史料を山のように積み上げて、学園史の編纂にいそしむ陳寿と生き人形(?)・ハイショーシ君。 とりあえずは史料に総当たりだ! となぜかやる気に満ちたハイショーシ君の主張に負けて、陳寿も雑多な史料を漁っていたのだ。 そんな中で馬超に関する興味深い記述を見つけたのだが、ハイショーシ君は彼好みのネタに飛びつくかと思えば 意外な反応が返ってきたのだった。 「あァ? 誰がこんなクソネタ信じるよ? …いいか、馬超は追いつめられて帰宅部連合に参加したんだぜ? いくら何でも劉備に対してそんな態度取るはずがねえだろうが!」 「はあ…」 何故か普段以上にテンションの上がっているハイショーシ君。時折、彼はこうしてキレてしまうのである。 いつもの様子からはちょっと想像も付かない鋭さで、彼の分析は続く。 「それにだな、そもそもこの頃関羽は帰宅部連合の荊州校区総代として江陵棟にいたはずだぜ? 成都棟でやってた会議にどうして関羽も出られるんだよ? だいたい、関羽だって馬超が参加したときに、 諸葛亮に馬超はどんなヤツかって聞いたぐらいだぜ? ガセネタだよガセネタ!」 「そ、そうかしらね」 「しかも、馬超が劉備のことをああ呼んだってのは、ヤツのキャラクターからすれば自然なんだよ。 それに、それが原因で関羽と張飛にシメられそうになったかなんてあの脳天気なオツムで分かるはずないんだって! …ったくよお、こんなガセネタ引いてんじゃねえよ!」 「そんな、私に言われても…」 言いたいだけまくしたてると、ハイショーシ君は別の史料に没頭してしまった。 何だか理不尽な気がしないでもなかったが、陳寿は内心彼の分析力に改めて驚かされていた。 (やっぱり、見るところはきちんと見てる。これなら、うまく行きそう…) 口では何やかやと言いながらハイショーシ君がこの作業を楽しんでいることが嬉しくなり、陳寿のやる気も一段と増すのだった。 …やがて完成した学園史は、取捨選択を重ねた陳寿のシンプルな記述と、 それを批判精神豊かにフォローしたハイショーシ君の註が絶妙に融合して、稀代の名著と讃えられることになる。 だが、今のところはまだ、二人して喧々囂々のやりとりが交わされる毎日が続くのだった。
77:玉川雄一 2002/04/13(土) 03:19 [triglav@livedoor.com] 何だか発作的に書き上げてしまいました。 そういえば、歴史家魂の本編を完結させないといけませんね(^_^;)
78:一国志3 2002/07/20(土) 18:08 一国志3と申します。 学園三國志掲示板では、はじめての書きこみになります。 拙い作品ですが、よろしくお願いします。 まだ、舞台設定を完全に掴みきれていないので、他の皆さんの話と背景が一致しない ところがあるかもしれませんが、ご了承下さい。 元ネタは、光栄三國志2〜4の能力値(武力)とあずまんが大王の一部分です。 #三國志3の武力70は重要な分岐点ですが、覚えている人います? 定期試験〜赤点ラインの攻防〜 ここ蒼天学園でも、当然のことながら定期試験は存在する。 特に、赤点すれすれの生徒にとっては、戦いの場となるのであった。 剣道部の部員である、于禁・楽進・李典たちの場合はというと…。 于禁「歴史のテスト55点か。なかなか低レベルな争いになりそうだな。」 と言いながら、夏侯惇の机をのぞき込んでみたところ、 夏侯惇「ん、どうした?」 于禁「(93点!?夏侯惇がそんなに頭良かったとは。) あ、なんでもない…。」 別な机では、徐晃と張遼がテストの結果を見せ合っていた。 張遼「テストどうだった?」 徐晃「92点だった。」 張遼「あっ、惜しいな。私91点。」 于禁「もしかして、これってすごく悪いのかも……。」 楽進と李典もテストを見せ合っていたのでありが。 楽進「李典〜、テストどう?」 李典「あ、だめだめ。」 楽進「じゃあ、見せっこしようぜ。44点、あたしの負けだ〜。」 李典「えへへ〜、56点。」 于禁「わ〜い!バカたち〜!」 楽進「バカって言うな!だいたいおまえ何点だよ。」 于禁「55点。」 楽進「あたしらと変わらんじゃん。」 張遼「おまえら、これでいいのか?今回のテストは60点未満が赤点だぞ。」 楽進「え〜っ。そんなの聞いてないよ。」 于禁「でも、まだ追試があるしな。」 李典「追試だと合格点が70点だけどね。勉強しなおさなきゃ。」 で、追試が終わり、テストを見せ合う3人であった。 楽進「ひゃほ〜っ!74点だぜ。」 李典「72点か…ぎりぎりでした。」 于禁「…………。今のきみたちがまぶしく見える。」 楽進「ということは、だめだったんか、于禁?」 于禁「60点だった…。留年するかも。」 結局、于禁も再追試で74点を取り合格ラインを超えて、留年の危機を免れたのであった。
79:★ぐっこ 2002/07/21(日) 00:35 [sage] うわははは! なるほど、テストの点=ゲーム武力! 学三的にはパロ系はなるべく避けてるのですが(女性読者多いので)、 これはこれでまた面白い! しかし低武力=ボンクラーズにすると、どうしても李典がバカの仲間入り になってしまうんですねえ…(;^_^A
80:一国志3 2002/07/21(日) 01:26 [sage] さっそくのコメントありがとうございます。>ぐっこ様 実は、テストの点数を武力か知力にするか迷っていたんですよ。 あえて武力にしたのは、三國志2→3→4になるにつれて、魏の名将が真っ当な 評価になりつつある様子を描きたかったためです。 雑魚武将からの転身というテーマでは、韓浩も取り上げてみたかった人物でした。 今回の話にも登場させようかと思ったのですが、描ききれませんでした。 (三國志1〜3では、韓玄の弟という演義設定のせいで兄と似たり寄ったりの能力。 三國志4では一旦リストラされて消え、5以降では正史修正の入った能力になる。)
81:一国志3 2002/07/24(水) 01:23 一国志3です。 またまた、思いつくがままに学三のサイドストーリーを書き上げてみました。 史実で言うところの蜀滅亡のあたり、学園正史では「第二次漢中アスレチック決戦」の あたりを題材にしています。 (このへんだと、キャラ設定のない人物が多いですね。) ■帰宅部最後の日■ 2年前までは放課後の抗争が学園の華となっていた蒼天学園であった。 しかし、司馬一族が生徒会の中枢を占めてからは、部活動に対する締め付けが 厳しくなり、放課後はおとなしく勉強している生徒が多くなってきた。 そんな中、劉備−劉禅と続く帰宅部は異彩を放つ存在であった。 どこぞの光画部のように、放課後の部室にたむろして好き放題に遊びまくって いたのである。 3学期のある日、時の生徒会長・司馬昭は、ついに帰宅部壊滅作戦を遂行する。 司馬昭「蒼天学園の恥部は、帰宅部と長湖部よ。こんな部が存在するだけでも、 学校の品位を傷つけているわ。まずは、帰宅部の番よ。 あの薄汚れた部室を接収して、文化的に作り変えてやるわよ。」 生徒会の不穏な動きは、帰宅部にも伝わってきた。 費[ネ'韋]が馬券購入のかどで謹慎処分を受けた後なので、帰宅部の実質トップは、 姜維であった。(部長の劉禅は飾り。) 張翼「大変〜っ!生徒会が帰宅部解散と部室退去を企んでいるそうよ。」 廖化「生徒会は、実力行使も辞さない構えみたいね。」 [言焦]周「このへんでおとなしく降参したほうがいいかも…。 星占いの結果も悪いし。」 姜維「ちょっと、なに弱気なこと言ってるのよ! あっちが実力行使するなら、うちらだって全力で抵抗するんだから。」 張翼「で、何か作戦あるの?」 姜維「『バリケード剣閣』よ! 孔明さまデザインの難攻不落の要塞! 数で押してくる生徒会なんて、問題じゃないわね。」 廖化「お〜っ、なんかすごそうだな。」 姜維「というわけで、部長、我々は作戦を遂行するのであります!」 劉禅「よきにはからえなのれす。てへてへ。」 対する生徒会側は、[登β]艾・鍾会を中心にして、人海戦術で帰宅部部室を制圧する 作戦のようである。 [登β]艾「こ、これはすごいバリケードですね。」 鍾会「バカみたいに感心している暇があったら、さっさと作戦考えなさいよ。 だいたい、2年飛び級の天才美少女のあたしと、どもりでさえないあんたが 同格だなんて、今でも納得できないんだからね。」 [登β]艾「・・・べ、別行動にしましょうか。」 鍾会「好きにしたら??アタシひとりで充分だからさ。」 人知れず地図マニアであった[登β]艾は、バリケード剣閣の抜け道に気付いていた。 それを顔には出さずに、密かに帰宅部部長室を目指すのであった。 部長室でのんきにお菓子をつまんでいる劉禅であった。 劉禅「なんかうるさいれすね。おちついておかしもくえないのれす。」 そんなとき、部長室の扉からノックする音が聞こえてくる。 劉禅「だれれすか?」 [登β]艾「あ、あの、生徒会の[登β]艾と申すものです。詳しくはこの手紙を。」 劉禅「(手紙を読んで)むずかしいかんじだらけでよめないのれす。」 [言焦]周「『帰宅部を直ちに解散せよ。さもなくは部員に退学を命ず。』 部長室に生徒会側が乗りこんだということは、姜維ちゃんたちが 力尽きたということね。……今日が帰宅部最後の日かしら。」 [登β]艾「解散か、退学、どちらを選びます、劉禅さん?」 劉禅「がっこうをくびになるのはいやなのれす。 きたくぶは、きょうれおしまいれす。」 かくして、劉禅の一言で帰宅部の廃部が決定したのであった。 なお、その後も劉禅はお気楽な学校生活を送っている。 さて、バリケード剣閣で一進一退の攻防を続けていた姜維たちのもとにも、 帰宅部廃部の知らせが届いてきた。 姜維「本日をもって帰宅部解散!?嘘だ!嘘だろ〜?」 張翼「まだ勝負がついていないはずなのに…。何があったのかしら?」 廖化「劉禅ちゃんが先に降伏してしまったらしい……。」 姜維「帰宅部は、これで終わりなんだね。 孔明さま……私、孔明さまにあこがれて帰宅部に入部しました。 趙雲さん……もう一度、薙刀のお手合わせしたかったです。 帰宅部の想い出が走馬灯のように蘇ってくる………。」 廖化「関羽さん〜〜っ。私、かっこいい関羽さんに………。」 鍾会「感傷にひたってるとこ悪いけど、あんたたちに話があってよ。」 姜維「誰……鍾会!?なんであんたがここに?」 鍾会「ねえ、ここで帰宅部再結成しない?」 張翼「エリートコースのきみが帰宅部希望だなんて、変な感じするな。」 鍾会「このままレールに乗っていくのも馬鹿馬鹿しくなってね。 好きなことやってるあんたらがうらやましくなったってこと。」 姜維「この話乗った!やっぱり、私たちには帰宅部しかないからね。」 当然のことながら、鍾会たちの新・帰宅部は生徒会に承認されずはずもなかった。 失敗するのはわかっていて、バカをやったというところだろうか。 鍾会「生徒会から追放されて、ただの一生徒になったけど、これでいいのよ。 だってね、好きなだけ漫画描けるし。(他人の真似ばかりなんだけどね。)」 姜維「お〜い、鍾会。この前頼んでた、孔明さまのイラストできた?」 鍾会「あいよっ。」 姜維「やっぱり、孔明さまはいいよね。うんうん。 でも、誰かの画風にそっくりなんだけど、気のせいかな。」 鍾会「あたしのオリジナルに決まってるわよ。 (玉川っていう人の絵をまるまる参考にしたよは言えないよな〜。)」
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