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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
803:北畠蒼陽2005/08/21(日) 00:12 [nworo@hotmail.com]
>令孤愚さん
令孤愚は王昶のお姉さまの従妹です。わかりにくい関係ですな(苦笑
エン州校区総代に赴任し、当時車騎主将だった王凌とともにエン豫青徐あたりを牛耳る一大勢力にー。
んで叛乱を起こそう、ってことになって曹彪のとこに使者を送った……直後くらいのシーンですね、これは。
毋丘倹ほどではないけど味のあるひとだと思いますよー。
省9
804:北畠蒼陽2005/08/27(土) 19:39 [nworo@hotmail.com]
「ッ!? ……そう、わかったわ。ありがとう」
報告を受けた毋丘倹の顔が一瞬こわばり……しかしそれでもそれをできる限り表に出さないよう、平静を装おうとする。
寿春棟、揚州校区兵団長の執務室。
そこに集った毋丘倹をはじめとした、その幕僚たちの顔には隠すことのできぬ疲労の影が落ちていた。
校舎の外からは騒がしい声。
蒼天会において曹操が卒業した翌年に高等部に進学した世代の中で突出した実力と実績を誇った戦乙女、毋丘倹。彼女は曹家蒼天会を裏で操ろうとする司馬師に反発し、やはり同世代の文欽とともに揚州校区を中心として大規模な叛乱を起こした。
省48
805:北畠蒼陽2005/08/27(土) 19:40 [nworo@hotmail.com]
すべての部下に戦ってトばされる……華々しく散ることを強要する毋丘倹など想像も出来ない。
「じゃあ……玄沖、こっちがそれに対してどう動く?」
「う……え……」
王渾は王昶の問いに一瞬、言葉を詰まらせたがそれでもなんとか答える。
「このまま包囲、かな。どう考えても人数も戦意も上なんだから撤退のための道を作らせない。数で圧倒するのがいいんじゃない……かなぁー?」
自信なさそうなその答え。
省45
806:北畠蒼陽2005/08/27(土) 19:40 [nworo@hotmail.com]
「聞こえているのか、ゴミムシども……まぁ、いい。このぶんだと地獄に雀卓があといくつ立つか、楽しみじゃないか?」
余裕を装い、右肩に木刀を乗せる。
疲労は体中を覆い、今すぐにでも倒れてしまいたい。
それでも毋丘倹は立ち、そして笑っていた。
諸葛誕の部下たちが目に見えて戦意を失っている。
もうちょっと……もうちょっとだけ時間を稼ぎさえすれば十分かな。
省53
807:北畠蒼陽2005/08/27(土) 19:40 [nworo@hotmail.com]
「あ、ぐぅ……ぅ、あああ……」
勝負は一瞬。そしてあまりにもあっけないものだった。
毋丘倹は迷うことなく必殺の突きを王昶に見舞う。
王昶は毋丘倹の左肩を狙うように見せかけ、突きにあわせるように木刀に焦点を絞り、それに向かって棒を叩きつける。
毋丘倹は折れた木刀にこだわることなく王昶の棒の軌跡から体を翻すように王昶の胸に右正拳を叩き込んだ。
「あ……がはっ。ぐ……ぅ」
省49
808:北畠蒼陽2005/08/27(土) 19:41 [nworo@hotmail.com]
ラスト・オブ・淮南三叛の第2弾です。
令孤愚-王基
毋丘倹-王昶
……第3弾は地味なひとを目立たせようかと。
今回ので思い知ったのですよ、あまりにも悲しかった事実。私、萌えを書くの無理(ぁ
省8
809:雑号将軍2005/08/27(土) 20:45
おお!今度は毋丘倹がやられましたか…。どうなんでしょう?彼がもう少し我慢(司馬師が死ぬまで)していれば、魏国でまだまだ活躍できたんでしょうか?
今回、毋丘倹の強さを改めて思い知らされたような気がします。王昶でさえもやられることになるとは…。それとも王昶はわざと・・・・・・。
第三弾は誰が来るんでしょう?文鴦とかでしょうか?いや、奴は地味じゃあないか…。
810:北畠蒼陽2005/08/28(日) 00:28 [nworo@hotmail.com]
>わざと
いやいや、超ホンキですよ。
毋丘倹はそういうことに関しちゃ図抜けてる、と思うのでー。
まぁ、ちょいとやりすぎ気味なモノなんで……まぁ、ねぇ?
>ラスト
省8
811:海月 亮2005/08/29(月) 18:08
なんと申しますか、海月的にはこういう展開が大好きなのですよ。
コブシとコブシのぶつかり合いでしか語れぬ、そんな不器用さがたまりませんね。
展開からいえば楽リン→諸葛誕&文欽とかいうのが自然な流れのような気もしまふが…。
それと地味っ娘胡遵は、終始地味なままで終わっちまうんですかね?
省8
812:雑号将軍2005/10/29(土) 18:52
Memory that should be abhorred
〜忌むべき記憶〜
夏休みも終わり、幾分か夏の暑さも和らいできた。もうそろそろ、冬用の制服も出さなければならないのだろうか?できればもう少し、地肌に日光を浴びていたいものだなあ。
そんなことを考えながら、皇甫嵩(義真)は頬杖をつきながら、窓から見える景色を眺めていた。
ここまで、私はいろんなことをしてきた。しかし、今はそんな血なまぐさい世界から抜け出したただの隠居人だ。もうなにもすることはないだろう。
省30
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