★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
927:海月 亮2006/06/04(日) 21:20AAS
ほんの十数分前、益州学区に程近い臨沮地区へ向かおうとする潘璋を呂蒙が呼び止めた。
「実はなぁ、この娘をあんたの軍団に加えて欲しいんだ」
「えー?」
呂蒙が連れてきた少女こそ、件の少女…馬忠である。
既に戦闘の段取りを組み終えたところで、逆に新たな人員を加えることは、組み上げた段取りを再構築しなければならないことを意味する。潘璋の不満げな反応も、至極当然のことだが…呂蒙の熱心な説得に潘璋が折れ、その少女は丁奉に指揮を一任されている銀幡軍団に預けられることと相成った。
話によればこの馬忠、どうも何らかのトラウマがあって、それ以来言葉を失ってしまったということだった。その代わりといってはなんだが、武術の達人であり、関羽に対してもかなり一方ならぬ感情を持っているという話だった。
省51
928:海月 亮2006/06/04(日) 21:27AAS
実に一ヵ月半ぶりだぜイエー!\(^0^)/

そして振り返ってみたら関羽サイドの話がまったくありません><
次の話はそこら辺少し触れることになるでしょうけど、そんなに深くは突っ込まないかもしれません。


省12
929:北畠蒼陽2006/06/11(日) 23:49AAS
「これは……渡すわけにはいかへんのですえ」
「貴女の想いに関わらず、それは失われるわ」
ある一室に2人の少女が対峙する。
ドアを背にした白髪の少女が『それを渡せ』とでもいうように左手を前にして一歩近寄る。
窓を背にした黒髪の少女が自分の胸元の……その手の中にある蒼天章をかばうように二歩後ろに下がった。

省55
930:北畠蒼陽2006/06/11(日) 23:50AAS
「うちはトぶのが怖いんちゃいますえ……貴女が失われるのが、その覚悟がなにより怖いんや! そうでしょう……答えてや、子師はん!」
子師……王允に呼びかけるその声。
「蔡ヨウさん、貴女の蒼天章を奪うことはあなたに対して悪いと思う。でも私にはそれしか思いつかなかった」
王允は黒髪の少女、蔡ヨウの名を呼び、また一歩近寄る。
「呂布は……学園史に残したくもない、ただの猛獣だ。私はあの魔王、董卓を排除するためとはいえあのような者と手を組んでしまったのです」
私の手は汚れている、と自嘲する風すらなく言い放つ王允。
省38
931:北畠蒼陽2006/06/11(日) 23:50AAS
あらぁー? 何ヶ月ぶりでしょう? 何ヶ月ぶりでしょう!
ごめんなさい。さぼってました。うひぃ。
ってわけで王允話です。うひぃ。

……なんだこの話。

省17
932:冷霊2006/07/25(火) 15:20AAS
壱:885
弐:895
参:896

葭萌の夜〜白水陥落・肆〜

省102
933:冷霊2006/07/25(火) 15:30AAS
うは、気が付けば四ヶ月ぶりですね。
御無沙汰しておりました冷霊です。
さーて、就活頑張らねばー(苦笑)

迷った挙句、こういう形となりました。
ホウ統の評では楊懐は名将、高沛は配下が強兵とされてましたので、こんなカンジだったのかなと。
省14
934:弐師2006/07/29(土) 20:08AAS
その報告を聞いたのは、あらかたの仕事を片づけて、もう休もうかとしているときだった。

越ちゃんが、飛ばされた。

すぐに私は、伯珪姉のいる棟長室へ向かった。途中で同じく報告を聞いたという単経ちゃん、田揩ちゃんと合流することが出来た。

省51
935:弐師2006/07/29(土) 20:11AAS
会議の結果――――――――単経ちゃんは兗州、田揩ちゃんは青州、厳綱ちゃんは冀州へ、そして私は、袁紹から棟長を譲られた勃海へ向かうこととなった。

袁紹から譲られた・・・つまり彼女は私を通じて伯珪姉を何とか翻意させたいらしい。
そしてあわよくば内部分裂を謀る・・・まあ、効果的だと言っても良いだろう。

――――――――相手が、私じゃなければね。
省34
936:弐師2006/07/29(土) 20:13AAS
その笑みに含まれた彼女の思いの深さ、悪く言えば執着の凄まじさに、思わずぞくっとさせられる。


その気持ちが、悪い方に働かなければいいのだが―――――――――


省34
1-AA