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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
97:教授 2003/01/07(火) 23:54 あとがき 長くなりました。しかも稚拙で申し訳ないです。 厳顔の引退で非常に悩みましたが、引越しという形にしてみました。 多分、これは賛否両論になりそう…。
98:惟新 2003/01/08(水) 18:23 ゲンガ━━━━━━(T∀T)━━━━━━ ン!!! ええもん読ませて頂きました! 最後の手紙はぐっと来ますなぁ…こりゃ名文や… えーっと、引退方法ですか? 引越しということは転校なんでしょうか。引越しの理由にもよりますねぇ… 1、家庭の都合(転勤等) 2、特に家庭の都合はなく、自主的な転校のため 問題があるとすれば2で、3留した挙句転校されるのは親御さんが大変ですが… でもまぁ3留を許した親御さんです、寛大に許してくださるでしょう(^_^;) というわけで、特に不都合もなく、別にいいのでは? と私は思うのですが。 そーいや3留ってことは私と同級生の年頃なんだなぁ(^_^;)
99:★ぐっこ 2003/01/08(水) 23:03 ええ話や…・゚・(ノД`)・゚・ ていうか親友同士だったんですね…姉さんコンビ… 黄忠もさびしさひとしおでしょうに… 引っ越しは問題ありませーん。というか、そう次々とリタイヤするのも アレなんで(^_^;) そういうのもアリにしましょう!
100:教授 2003/01/08(水) 23:06 書き漏れで恐縮してます。 家庭の都合(親の転勤)で引っ越す事になってます。 それも国内ではなく海外という事でして…。 投稿した後で気がつきました、大失態申し訳ないです。
101:アサハル 2003/01/09(木) 21:10 乗り遅れたあ!! 厳顔姐さん格好よすぎ・・・ 竹刀を置いていくということは、引越し先では 剣はやらないんでしょうか・・・ 海外だから武具の店もないだろうし・゚・(ノД`)・゚・ てか、ここから帰宅部陣営、引退者続出するんですよね・・・ 切ない・・・
102:項翔 2003/01/09(木) 22:56 ...厳顔さん......。 ......大人......(T_T) 残(遺)した手紙と黄忠の涙、二輪と厳顔の後ろ姿...。 ......感動です......っ! >教授様 かッ、海外に引っ越しですか!? 家具や思い出の荷造りも大変かもしれませんが、どうか頑張って下さい!
103:教授 2003/01/09(木) 23:58 拙い文章に素晴らしい感想、感謝感激です。 これからも頑張って書きますのでよろしくお願いします。 項翔様> いえ、私が引っ越すのではなくて…(^^;) 文中の厳顔の事です、微妙な描写すいません。
104:彩鳳 2003/01/10(金) 20:20 すみません。完全に遅れましたね。(--; 厳顔姐さん・・・潔い!! 帰宅部に来る時も格好良いけど・・・去る時も鮮やかですね。 >アサハル様 海外で竹刀・・・4年前、カナダの農場で1ヶ月バイトした時に (タダ働きでしたが)夜、どこかのチャンネルのKー1を見てたら、 竹刀持って乱入した兄ちゃんがいました。見ているこっちは「はぁ!?んなの アリかい!」て心境でしたが、試合の方は武器アリなので かなりやばかった(容赦無し)のを覚えています。 すみません。厳顔姐さんとは全然関係ありませんね(^^;
105:教授 2003/01/11(土) 00:00 ■■ 関羽の巫女さん ■■ 日曜日の午前中、場所は常山神社。 境内で巫女服に身を包んだ少女がせっせと箒を動かしていた。 彼女の名前は趙雲子龍。 帰宅部陣営に属する薙刀の達人だ。 それと同時にこの常山神社の一人娘でもある。 「子龍、頑張ってるな」 ふと趙雲が顔を上げると長く艶やかな光沢を放つ黒髪の女性が立っていた。 「関羽さん、おはようございます」 丁寧に礼をする趙雲。 「うん、おはよう。今日はこの間借りてた本を返しに来たんだ」 関羽は持ってきた鞄を開くと、中から分厚い本を取り出す。 「折角の休日に持ってこられなくても学校で渡してくれれば良かったのに…どうもすみません」 「いや、暇だったしな。返せる時に返しておかないと」 関羽は微笑むと本を趙雲に手渡す。 と、関羽がある異変に気付いた。 「子龍…熱があるのか?」 「え? …いえ、大丈夫ですよ」 苦笑いしながら言葉を返す趙雲。 「………」 無言のまま関羽は趙雲の額に手を伸ばす。 ひんやりとした感触が額から全身に伝わる。 「やはりな…。体調が悪い時くらいゆっくり休みなさい」 「…今日は両親が用事で出かけてますので…私が掃除とか管理をしないと…」 「責任感が強いのは立派な事だけど、倒れでもしたら元も子もないわよ」 関羽は諌めるように声を掛けると、少し考え込む。 そして、意を決したように口を開いた。 「今日は…私が変わってあげるわ」 「そんな…悪いですよ…。私なら大丈夫ですから…」 趙雲は気丈にそう答えるが、激しく咳き込んだ。 「説得力ないぞ。今日する事を言ってちょうだい、私が変わりにやっておくから」 優しく微笑みかけると関羽は趙雲を抱き上げる。 「すみません…」 趙雲は申し訳なさそうに謝ると、作業の指示を関羽に伝えた。
106:教授 2003/01/11(土) 00:03 「さて…趙雲はあれでいいとして…」 関羽は趙雲を部屋まで運び(巫女服から猫柄のパジャマに着替えさせた)、自分が着るべき巫女服を見下ろした。 「サイズ…合うかな」 巫女服のサイズを気にしながらも袖を通していく。 案の定、彼女に見合ったサイズの服が見つからない。 「困ったな…」 苦笑いを浮かべながら巫女服を漁る関羽。 幸いにも関羽の体躯に合う巫女服を見つけ、着る事ができた。 「………髪も括った方がいいか」 鏡を見ながら髪の先端を藍色のリボンで括る。 出来あがった自分の姿を映しながら苦笑い。 「…我ながらはまってるな…」 ため息混じりに呟くと箒を片手に境内に出た。 「こうして見ると広いんだな…境内って」 内心、挫けそうだったが黙々と箒掛けを始める。 ある程度は趙雲がやってくれているとはいえ、その量は半端ではない。 「これを…趙雲は一人でやっていたのだな…」 感心しながら箒を動かす。 黙々とひたすら掃除を続けていたおかげか、1時間余りで8割辺りを消化できた。 「これは翼徳には絶対ムリだな…」 張飛が1時間以上も単調な作業を続けたら壊れそうだな…と思いくすくすと吹き出す。 「後は…境内の裏か」 足早に境内の裏手に回る。 しかし、そこは既に趙雲が掃除した後のようで綺麗に箒掛けされていた。 「こっちは済みか…」 関羽が境内の方へ戻ろうと踵を返した時だった。 「孟徳! あんまり走りまわるな!」 「分かってるって!」 聞き覚えのある声にぎょっとする。 思わず関羽は身を隠してしまった。 「……まさか」 境内の陰からそーっと顔を覗かせて声の主を確認する。 「今日は巫女さんいないよー?」 「中で掃除してんだろ? 邪魔しちゃ悪いから用事だけ済ませたらさっさと行くよ。淵も下で待ってるんだからさ」 そこにいたのは生徒会長こと曹操とその右腕、夏侯淳だった。 関羽は再び隠れ直すと心を落ちつかせる。 「お参りか…? よりにもよってこんな時に…」 間が悪いとはこのような事を言うのだろう。 しかし、関羽の不運はまだ続く。 もう一度様子を窺おうと顔を覗かせたところ… 「あ…」 「うっ」 曹操と思いきり目が合ってしまった。 「関羽見っけ〜」 とてとてと走りながら関羽の傍までやってくる曹操。 関羽の姿を見るなり、はしゃぎまくる。 「わぁ♪ 綺麗だね、巫女服」 「か、会長…」 はしゃぐ曹操に困惑する関羽。 それ以上に、こんな姿を見られたという恥ずかしさがあった。 曹操は更にとんでもない事を口にした。 「私も着たい」 「ち、ちょっ…それは…」 言い出したら聞かないのが曹操。 不可視のオーラが関羽を包みこむ。 しかし、神はまだ関羽を見捨ててはいなかった。
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