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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
978:海月 亮 2006/10/28(土) 10:42
−武神に挑む者−
終節 ゆめのおわり
凛とした怒号とともに、変幻自在の杖捌きが関羽を襲う。
その突きの鋭さに、さしもの関羽も後退を余儀なくされた。
省73
979:海月 亮2006/10/28(土) 10:42
大地に倒れ付した少女を一瞥すると、関羽はゆっくりとした動作で孫権を見据えた。
「…これで私の道を遮るものは無い」
関羽の放つ鬼気にあてられ、少女たちは思わず後ずさっていた。
ただ一人、孫権を庇うようにその前に立つ周泰を除いては。
「此処で長湖部の命運は尽きる。身の程を弁えず、私の留守を狙ったことはその存在そのもので贖ってもらおう」
「勝手なことを…!」
省53
980:海月 亮2006/10/28(土) 10:44
「関羽が討たれた」
その報告は間もなく学園中を駆け巡ることとなる。
情報封鎖によって丸三日、それを知らされずじまいだった帰宅部連合を除いて。
王甫が防衛していた襄陽も、突如侵入した長湖部勢によって瞬く間に制圧された。
省53
981:海月 亮2006/10/28(土) 10:44
「…どうして」
揚州学区の病院の一室に、彼女は眠っていた。
頭には包帯を巻き、その身体には所々計器が取り付けられている。静かな病室の中、無機質な電子音だけが響いている。
「どうしてこんな目に、遭わなきゃならないの…子明さん…」
孫権は呂蒙の手をとると、力なくそう呟いた。
俯いたその瞳からは、とめどなく涙が流れ続けていた。
省105
982:海月 亮2006/10/28(土) 11:12
なんか巧い展開が考え付かなくて結局かなり急いでるとか_| ̄|○
しかも陸遜が鎮西将軍に任命された時期も微妙に前倒しになってるとかぐだぐだですね><
…いやこれは後から気付いたけどもう面倒くさいからなんかいいや、って感じで。
実際は次の年くらいに房陵や秭帰などで蜀に親和する勢力を平定していて、そのときの功績で鎮西将軍に任じられていたとかそんな感じだったはず。
省14
983:北畠蒼陽2006/10/28(土) 19:14
>海月 亮様
大作乙!
全5章とか、長かったですねぇ。
いや、1章から環境ががらっと変わりながら、それでも同じテンションで書けるってのはすばらすぃですねぇ。
えぇい! ツメの垢をよこしやがれー! って感じで。えぇ。
しかし、呂蒙の最後がそうなるとは予想外でしたわ。うむ。
984:海月 亮 2006/10/28(土) 20:50
>北畠蒼陽様
実はもうひとつあったんですが、さらにぐだぐだになりそうだったので結構無理やりにまとめてるんです^^A
さらにここから、二年前(<もうそんなになるのか^^A)くらいに書いた夷陵SSとあわせて完結する形であった所為もあるんですけどね。
まぁ何気に関さんが行方不明だったり、「馬忠」の正体がアレだったりするのも、多分こっちに持ってこない長湖部斜陽SSの伏線になっているとかいないとか…これに交州話や二宮の変が絡んで、漸くひとつの話が完成するとか無駄に話が大きなことに^^A
省9
985:韓芳2006/10/30(月) 23:54
>海月 亮様
終節お疲れ様です〜。
毎回よくこれだけの物が書けるなぁと感心しつつ、読ませていただいてました(書き込む前から
さらば関羽&呂蒙…
>北畠蒼陽様
省11
986:海月 亮2006/11/04(土) 11:08 [sage]
まー書くペースと文章量が今のところ反比例してますから^^A
むしろ詰め込みすぎ乙ですな。もーちょい、自分ではすっきりまとめたいんですけどね。
さーて、私は次何をやろうかな。
というか二宮も大まかな顛末というか、ドリーム展開になりそうな予感が…。
987:韓芳2006/11/05(日) 23:54
咲かぬ花
外伝 隠された1枚
これは、呂布陣営最後の時の、語られることのなかった数日間の物語である―――
「候成!・・・失礼しました!」
省67
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