★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
256:岡本2003/04/24(木) 03:00
■十常侍の乱(後)■

“何進連合生徒会会長、十常侍に討たれる!”の報は洛陽棟郡全域に野火の勢いで広がっていた。数日間の連合生徒会対蒼天執行部の情勢は非常に緊迫していたこともあり、夜にも関わらず洛陽本部棟前の広場へ集まってくる学園生は多かった。にもかかわらず、便乗してそういった学園生相手に飲食系サークルが臨時店を開いているあたり、蒼天学園生のしたたかさを感じさせる。広場の片隅のオープン・カフェも時間を延長して店を開けており、情勢を見守る学園生が多く詰めていた。

袁紹本初が急ごしらえの演壇に立ち、立ち並ぶ生徒たちにむけ激を飛ばす。彼女らは連合生徒会の実働機関たる連合生徒会執行部の部員たちだ。袁紹はその恵まれた容姿と声、機知に飛んだ文句で演説達者として知られていた。ただし、オリジナリティは模倣から始まるとはいえ、その文言は借り物が多かった。

省50
257:岡本2003/04/24(木) 03:04
>ぐっこ様
改装、お疲れ様です。

ダンパのほうがちょっと行き詰ったので、ちょっと”Aカップ同盟”で思いついた
小ネタで書いてみました。
表現が適切でない可能性がある場合、削除していただいて構いません。
258:★ぐっこ@管理人2003/04/25(金) 22:11
うほ! 早速新設定投入の岡本作品が!
短編にまとめるのは惜しい舞台ではありますが、新設定のお披露目として、後続作品
や演義で補完するとしましょう!
さておき!
いきなりの神聖Aカップ同盟設定ワロタ。そこまで由緒正しい組織だったのか…(;´Д`)
そして露骨に借り物っぽい演説の袁紹ステキ…♥
省9
259:雪月華2003/04/27(日) 13:31
広宗の女神 第一部・洛陽狂騒曲 第一章 宿将たち

「…以上の証言、証拠から、盧植の備品横領の罪は明らかである。よって、対黄巾党総司令官職の罷免と二週間の謹慎を申し渡す」
執行部長、張譲の酷薄な声が洛陽棟生徒会室に響く。被告の席に立った盧植は、無駄だとわかりきっているからだろうか、うつむいたまま反論もしない。
何か違うな、と副官として生徒会長、何進の傍らに席を置く、書記長次席・袁紹は思った。
袁紹は公明正大、清廉潔白で知られる盧植を、生徒会の中では誰よりも、いや、蒼天会会長、劉宏よりも尊敬していた。1年生の時は何度か勉強を教わりに行ったことがあるし、生徒会に入って間もない自分の面倒を何かと見てくれたものだった。
省55
260:雪月華2003/04/27(日) 13:34
広宗の女神 第一部・洛陽狂騒曲 第二章 トラブル・メイカー

皇甫嵩らが去ってから約10分後、何進ら生徒会の重役達がぞろぞろと生徒会室を出てきた。最後に冴えない表情で袁紹が生徒会室を出てくると、大きく伸びをして、湿って汚れた空気を肺から追い出す。
「ずいぶん浮かない顔してるねぇ、袁紹」
手持ち無沙汰で生徒会室前の掲示板を見ていた大柄な女生徒が、からかうように尋ねた。
文醜。袁紹の入学時からの腹心であり、後日、ナイトマスターと呼ばれることになる勇猛の士である。
省69
261:雪月華2003/04/27(日) 13:44
岡本様の力作に続くことになって恐縮ですが、以前ちょっと話題にした歌合戦SSです。といっても前フリですが。
実を言うと、全部できてます(^^;。歌合戦より、皇甫嵩がメインですが…
皇甫嵩。横光では登場1コマ、白目、台詞なしと、部下の雛靖よりひどい扱いですが、後漢書ではやたらカコイイエピソードが目立ちます(なにか高順と似てる)。
まあ、劉備や呂布とほとんど関わっていないので演義では目立たないのも無理ありませんが…
残りは、空気を読みまして追々…
262:★ぐっこ@管理人2003/04/27(日) 17:21
あいっ! 拝読いたしました!
あははは、雪月華さま、うまいっ!
皇甫、朱、盧、丁の4先輩たちといい、彼女らより格下とはいえめきめき
頭角を現している袁紹と言い…
その袁紹と曹操のフランクで油断も隙もない関係がまた(;´Д`)ハァハァ…
ていうか今回のお話は、お嬢様袁紹たんに存分に萌えますた…!
省11
263:アサハル2003/05/01(木) 01:07
何よりも「シoア専用」で大ウケした私を許して下さい。
そしてうっかり文醜に萌えた私を許(ry

袁紹&曹操と愉快な仲間達(違)もさることながら
やっぱり生徒会カルテットの連帯が大好きです。
盧植たんもちゃんと女の子だったんだな…とか思ったり。
省8
264:★玉川雄一2003/05/03(土) 21:39
少々(かなり)長くなりますがこちらに投下します。
分かる人(岡本さんなら…)には分かりますが、
ネタをまんまパクってあるので演義扱いということでよろしこ。
265:★玉川雄一2003/05/03(土) 21:41
 ▲△ 震える山(前編) △▲

雍州校区の西の端、狄道棟。
棟長・李簡の帰宅部連合への内応に端を発した姜維四度目の北伐は、数で優る生徒会の反攻に遭いまたも頓挫。狄道棟一帯は雍州校区総代・郭淮の動員した生徒会実動部隊の重囲下に置かれていた。ここ数日は一般生徒に限って臨時休校となるほどの有様であり、帰宅部連合の立て籠もる棟内への突破口を開くべく生徒会勢の攻勢が開始されていたのだった。


省37
1-AA