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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
313:★ぐっこ@管理人 2003/08/03(日) 10:22 (゚∀゚)! 雪月華様、お久しぶり!そして待望の新作っ! うわー、最近学三に磨きを掛けるため、年代物の学園ギャグ漫画をハシゴしてるんですけど、 コレ凄い雰囲気でてるなー。 特に孫堅のキャラがナイスだなー。最近妙に孫策が話題になってますが、 やはり呉の主は孫堅! 妹孫策を片手であしらう姉さんに萌え… そして出てきた首長竜のタマゴ! うーん…誰になるのだろうか…(^_^;) ところで↓ >「間隔が短くなってる…産まれる!?孵るの!?ねえ!周瑜さん!」 >「お、落ち着いて、こういうときは…そうよ!ラマーズ法よ!」 >「ボクが産むんじゃないよー!」 思いっきり取り乱している二人ワロタ。
314:★教授 2003/08/03(日) 23:49 ■■ 帰宅部連合夏の陣! 〜第一章〜 ■■ ここは益州校区内にある学生用私設プール。 夏という事もあって利用する生徒は星の数程いる。 ――が、今日に限っては違った。 入り口には『本日貸し切り、ゴメンネ 幹部達、一日だけの夏休み』と書かれた紙が貼られているのだ。 これには一般生徒達も引くしかなかった。…と言うよりも『一日だけ』という文字を見て可愛そうになったのだった。 そして…熱い一日が幕を開けた―― 「やー…夏は泳ぐに限るよなー」 プールサイドに立ち、降り注ぐ陽光に劣らぬ笑顔の張飛。 「さよか。そんでも準備運動はしぃや」 麦藁帽子を片手に劉備が今にも飛び込みそうな張飛を窘める。 「分かってるって。健康には人一倍気を使ってるからなー」 張飛はそう答えて柔軟体操を始めた。 「やれやれ…普段からこう素直に人の言う事聞いてくれたら苦労せんのになぁ」 「仕方ないでしょう、半ば本能で生きてるような所がありますし」 肩を竦める劉備の後ろから諸葛亮が声を掛けてきた。 「上手い事言うやんか…って。それは…何か? 新しいジャンルの開発に成功したんか…?」 「これが私のスタンダードです」 涼やかに白羽扇を口元に当てる諸葛亮。黒のビキニに玉虫色のパレオ、ここまでは普通。しかし、更に白衣を着こなしているのだ。これは劉備でなくとも言葉に疑問詞を付けてしまうだろう。 「総代、中々涼しそうなお姿ですね」 「シチュー。あんたは泳がんのか?」 「私は泳ぐよりもパラソルの下で読書してる方が好きなんですよ」 白のビキニの上からいつものパーカーを着る劉備。そして、これまた白いワンピース姿のビ竺。自称『プチ清純派』と通称『お嬢様』の名にそぐわぬ井出達だ。 「あんたらしいけど…あっちももう少し色気欲しいもんやな」 ちらりと柔軟体操をしている張飛を横目に見る。スクール水着という何ともお約束な姿だが、実によく似合ってたりする。 「関さんも子龍も来れたら良かったのになぁ」 「仕方ないでしょう。関羽殿は荊州棟の守り、趙雲殿にはアトちゃんの看病がありますから」 溜息混じりの劉備に諸葛亮が静かに答える。 ちなみにこのアトちゃん、先日まで元気だったのに今朝になって突然熱を出してしまったのだ。本番に弱いタイプなのかもしれない。 そんな彼女に付きっきりになっているのが趙雲。アトちゃんの一大事とばかりに颯爽と現れて看病を買って出ているのだ。 劉備とビ竺がパラソルと折り畳み式の椅子をセットしていると、黄忠と厳顔が姿を見せた。 黄忠は青ラインの縦縞ビキニ、厳顔は赤ラインの横縞ビキニ。二人ともサンバイザーとサングラスを装備して大人の雰囲気を出している。 「おー…流石やなぁ。大人の魅力が炸裂しとるで、二人とも」 ひゅうと口笛を吹いて感嘆の声を出す劉備。 「大人…まあ、そうでしょうね」 「その辺の子供には負けない自信はありますよ」 サングラスの下から余裕の眼差しを見せる年増二人組。しかし、あんまり誇れる事でもないのだが。 「それじゃ、私達は準備体操してきますね」 そう劉備に告げるとプールサイドで準備運動している張飛の元へ移動した。だが、その時、一筋の稲妻…は言い過ぎだがそれっぽいモノが劉備の横を駆け抜けた。そして―― 「雷同(ライドゥー)キーック!」 「はぶっ!!!!」 どばっしゃぁんっ!!!!!! 厳顔が物凄い勢いでプールに飛びこんだ。厳密には蹴り込まれたのだが。 「厳顔!」 慌てて黄忠が柔軟体操もそこそこにプールへ飛び込む。 プールサイドには一瞬の出来事を呆然と見ていた張飛と、飛び蹴りを叩きこんだ雷同の姿があった。 「やった…遂に完成した! あたいの雷同キックが遂に!」 見事に飛び蹴りが決まった事が余程嬉しかったのだろう。プール際で狂気乱舞する雷同。 だが、喜びもつかの間だった。 突然、水中から伸びてきた手が雷同の足を掴むと、あっという間に彼女をプールへ引きずり込んだ。 「雷同ーっ! テメー、殺す!」 「キャー! イヤー! 悪気はなかったのーっ! 背伸びしたかっただけなのーっ!」 「うるせーっ! こーしてやるっ、こうだっ!」 「やーめーてーっ! 下克上じゃなかったのーっ! 殺さないでーっ!」 「オラオラオラオラオラ!」 「っギャーーーーーっっっっ」 …断末魔の叫び、そして喧騒が止んだ。 厳顔と黄忠がプールから上がってくる。しかし、雷同の姿は見えない。 暫くするとぷかぷかと雷同が水面を漂っているのが見えた。 張飛はこの時の事を後にこう語った。 『ありゃあ…鬼だったね。雷同も自業自得っちゃあそうなんだけど…それ以上にあの二匹の獣を怒らせたってのが間違い。俺、絶対にあの二人を怒らせないようにしようって心に誓ったよ』 ――場所は変わって更衣室。 「なー、法正。それウソ胸?」 「違うわよ! 素よ、素!」 かなり失礼な簡雍に本気で返す法正。黒ビキニとパレオに身を包み、疑惑視された胸を隠す。 「素が一番だって。外観を取り繕うのはサイテーだね」 「う…そ、そうだね」 痛い所を突かれた法正。簡雍はデジカメを首からぶら下げて法正の横を通り過ぎる。 だが、簡雍が何もせずに通りすぎる訳がなかった。 なんと、法正のビキニの上のヒモを引張ったのだ。 「…!! わああっ!!」 咄嗟にビキニが落ちないように手で押さえる法正。 「いただき♪」 簡雍の本日一枚目のシャッターが切られた。法正の怒りのボルテージが最高潮に達した。 「憲和コロスーっ!」 「あははっ、早く直さないと小ぶりの胸が見えちゃうよー」 投げキッスを法正に寄越して簡雍が更衣室を出ていった。 悔しさに握り拳を震わす法正。 「憶えてなさいよーっ!」 どうやら復讐を誓ったようだ。具体的に何をするかは決めてないようだが。 こうして帰宅部の長く熱い一日が幕を開いた。 乙女達の夏は始まったばかりなのだ――
315:★教授 2003/08/03(日) 23:54 プールSSの第一弾。雷同たんの扱いヒドすぎ。 雪月華様> 孫堅、孫策の姉妹喧嘩に激しく笑わせていただきました。 ある意味、恐竜よりも怖いっす。大怪獣激突? やはり姉に軍配が挙がったようですが。 周喩の取り乱し方は個人的にツボに入っちゃいました。
316:おーぷんえっぐ 2003/08/04(月) 00:41 雪月華さん>孫権たちの合宿読みましたw 以前自分が絵描きBBSで、予定していた ”長湖部・海獣大決戦”の大まかな荒筋で、符合するとこがあったので こっちは、もうちょこっと煮詰めてからネームを一考したいと 思いますです。 しかし、おもろかったw 一文だけで想像すると孫策が 半分死んでるような感じが・・・・w 教授さん>雷同の登場、果たして偶然だったんでしょうか?(雷同キックで爆笑w) お絵かきで描いたばっかりだったので・・ついついw そしてトドメはやっぱりあの二人ですか・・・^^; この学園では、夏場は(いつも、かw)どこも修羅場ってイメージがついて しまいましたw
317:★ぐっこ@管理人 2003/08/04(月) 23:19 水着祭りキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 教授様グッジョブ!!!(b^ー°) まず雷同キックワロタ。わかる!非常によく分かる!プールでしか繰り出せない大技! 脳天気な少年役ができそうな声優が似合いそうな雷同たんが想像できるなあ… 妙にガキっぽいのが揃ってる帰宅部連合のなかで、大人な黄忠&厳顔コンビいいな。 そして法正たん…。いつもの事ながら気の毒に(;´Д`)ハァハァ… ヤパーリウソ胸2割り増しなのかしらん…?
318:★教授 2003/08/05(火) 23:36 少し数えてみたら何と25本も駄文を書いている事が判明。 ここまで恥を晒すと却って開き直りそうな自分に危機感を憶える今日この頃です。 おーぷんえっぐ様> 実は雷同の登場は偶然ではありません。 お絵描きBBSをふと拝見してたら… 『雷同…この娘は使える!』 と、衝動的に登場をしてもらいました。厳密に言えば、張飛の他にやんちゃなキャラが欲しかったんですけどね。 雷同キックが概ね好評のようですが、元ネタは某特撮ヒーローの必殺技です。 最近の特撮とかアニメには疎いので…あの設定が分からなかったのですネ、これが(涙) ぐっこ様> 夢も希望もない事を言いますが…ズバリ、ウソ胸です。(爆) 裏話的な事言うと、実は投稿前に修正してるのです。内容が少し大人向けに傾いちゃってたので…。(切腹)
319:ヤッサバ隊長 2003/08/05(火) 23:49 >教授さん 初めまして。前々からここにお世話になっていながら、数ヶ月間来れなくて色々変わっていてビックリのヤッサバ隊長です(長いなぁ)。 今後ともよろしくです。 それにしても雷同キックは、やはり狙っていましたか…。 俺も技の一号は大好きですw なお、おーぷんえっぐさんがお絵かきBBSで紹介してた例の特撮作品についてですが、 比較的(というよりかなり)古いヤツばっかりだと思いますですよ? 「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ!悪を倒せと俺を呼ぶ!」の名口上を残している仮面ライダーストロンガーとかね。 しかし本放送が昭和50年って…俺生まれてないし!w
320:★アサハル 2003/08/06(水) 00:04 乗り遅れますたー! >雪月華様 某ネコ型ロボットとダメ少年と首長龍の長編版を思い出しました…。 それにしても何してるんですか孫シスターズ(w 二人の凶悪姉妹喧嘩(戦争)をモロに受け止めてきた孫家の実家の 耐久性が妙に気になりました。 続き…どうなっちゃうんでしょう?まさか折角生まれてきたのに 喰われるなんて事は(ry >教授様 あ、ああー(゚∀゚;) 雷同たん、ご愁傷様です…惜しい人を亡くされ………(死んでない) それにしても水着姿にも性格が出てて藁いました。特に諸葛亮。 何気に麋竺が萌え…
321:ヤッサバ隊長 2003/08/11(月) 21:58 ■■魏文長、その密やかなる趣味(1)■■ 魏延は生来より、豪胆かつ粗暴な女傑であった。 しかし、蒼天学園へと入学した直後より、彼女はその性格を改め、真なる淑女…つまり乙女への道を志した。 その経緯は、中学時代(蒼天学園中等部に非ず)剣道部に所属していた際、腰を痛めた為に一線を退く事になり、大そう悲しんだ。 しかし、その時彼女の先輩より「女は武のみに生きるに非ず」と諭されたが故であったという。 ともあれ、彼女は武骨な性格を正し、「乙女」として行きようと決意したのである。 「ふんふんふ〜ん♪」 荊州校区蒼天女子寮。 朝、誰もいない調理室で、魏延は鼻歌とともに何やら洋菓子を作っている。 どうやらクッキーのようだが、何とその形状は「クマさん」。 確かに、クマというところがある意味彼女を象徴するクッキーであるが、武辺者として既にその名を蒼天学園中に知られつつあった魏延が、そのようなモノを作る趣味を持っている者は、皆無と言えよう。 いや、彼女は意図的にそのような趣味がある事をひた隠しにしてきたのである。 かつて、このような事があった。 まだ、魏延が帰宅部連合に参加する前の事だ。 当時一年生だった彼女は、参加する部活を決めかねていた。 最初は中学時代のように剣道部に入部するのが筋だと思っていたものの、「乙女を目指す」という大目標が出来た手前、体育会系の部活に入る訳にもいかない。 そこで、荊州校区の文化系の部活に入ろうと決意したのであるが…。 「こんなんちまちまやってられっかぁぁぁっ!!」 …と仮入部した茶道部で、あまりの退屈さに苛立ち、ついには茶釜をひっくり返すという剛毅なマネをしでかしたのだった。 当然すぐさま追い出される魏延であったが、彼女は諦めない。 続いて美術部へと仮入部するのだが…。 「こんなんちまちま描いてられっかぁぁぁっ!!」 …と、例によってカンバスをビリビリと豪快に引き裂き、周囲を凍りつかせてしまう。 当然美術部も追い出された彼女は、最後に料理研究会に入ろうとする。 だが、既に魏延の勇名は荊州校区全体に広がっており、 「あ、あの…料理研究会に入りたいんですけど…」 「結!構!です!!」 …と、恐る恐る尋ねた魏延を、研究会代表・趙累が一蹴してしまうのだった。 さらに、当時魏延が所属していた長沙棟の棟長・韓玄は、粗暴な性格の魏延が大そう気に喰わなかったらしく、わざわざ魏延を呼び出してこう言い放っている。 「あんたに文化系の部活なんざ務まる訳無いでしょ。相撲部や牛乳部や魚拓部がお似合いよ」 このセリフに逆上しそうになった魏延であったが、 (ガマン、ガマンよ文長…こんなところでキレたりしたら、あたしはこれから一生乙女でいられなくなっちゃう…) と、じっと怒りを抑え、悶々とする日々が続いたのである。 だが、皮肉な事に魏延は「乙女」ならぬ「漢女」と言う異名と、武名を轟かせてゆく事になってしまうのだった。 そのような彼女であったから、「クマさんクッキーを作る」事が趣味であるなどとは、口が裂けても言えなかった。 それは、劉備が荊南棟群を平定し、その際に劉備に降り、名実共に「帰宅部」の仲間入りを果たした後でも変わらなかったのである。 「焼けた焼けた、っと」 オーブンから焼きあがったクッキーを取り出し、その一つを口に運んだ。 ポリポリとしばしクッキーを味わった後、魏延の表情が思わずほころぶ。 「んん〜、おいひぃ♪」 正直言って、「普段の魏延」を知る者がこのシーンを見せ付けられれば、気味悪がって逃げ出してしまうだろう。 それほどまでの変貌ぶりであった。 魏延は焼きあがったクッキーを小さな紙箱に入れ、包装紙で包んで部屋を後にするのだった。 (このクッキー、今日こそ部長に食べてもらうんだ〜♪) 魏延は、ルンルン気分(死語)で学園に登校する。 しかし、そんな彼女に思いもよらぬ災難が待ち受けていようとは、この時まだ知る由も無かった…。 (2)へ続く。
322:ヤッサバ隊長 2003/08/11(月) 22:08 脱字発見しますた(T_T) >既にその名を蒼天学園中に知られつつあった魏延が、そのようなモノを作る趣味を持っている者は、皆無と言えよう。 の、「趣味を持っている者は、」の部分は、 正確には「趣味を持っている事を知る者は、」が正解です(^^;
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