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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
348:★玉川雄一 2003/11/09(日) 21:15 とりあえず、以前書きかけてた『震える山(前編)』のケリつけちゃいます。 相変わらず元ネタモロパクリでお恥ずかしい限り。
349:★玉川雄一 2003/11/09(日) 21:21 前編>>265 前編の2>>273 前編の3>>276 前編の4>>279 ▲△ 震える山(前編の5) △▲ その頃、張嶷は徐質と対峙しつつ姜維たち本隊の脱出のタイミングを計っていた。しばらくは体勢を立て直した徐質の斬撃をいなしていたが、頃合いはよしと見計らうと地を蹴って猛然と反撃を開始する。 「それじゃ、そろそろ仕掛けさせてもらうよ!」 「くっ…」 先程までの守勢が嘘のように積極的に打ち込んでくるその鋭い太刀筋に、一転して徐質は防戦一方となってしまう。辛うじて左腕のシールドで受け止めてこそいるものの、このシールドというものはあくまでも補助的な装備であって連続した打撃を完全に防ぎ止めるための物ではない。打ち込まれた衝撃は吸収しきれずに腕にまで届いており、このままでは骨折、とまでは行かないにしても腕を痛めるのは確実だった。 「くうっ… 離れろーっ!」 徐質は隙を見計らって後ろに跳び、距離を空けるとエアガンを放つ。だがその射線は張嶷のシールドに弾かれて空しく飛び散るばかり。本来ならその時点で速やかに射撃を中止せねば無駄に弾を消耗するだけなのだが、徐質はトリガーから指を離せなかった。張嶷を相手に白兵戦を挑むことを心のどこかで恐れているのだろう。そして程なくしてガリガリッ、という嫌な音を発したかと思うと案の定エアガンは沈黙してしまったのだった。 「弾切れ!?」 双方は睨みあった体勢のままでしばらく時が流れる。徐質は相手の様子を窺いつつ腰のベルトに装着した予備弾倉のパックにそっと手を伸ばすが、張嶷がそれを制するようにエアガンを構える。身動きがとれないままでさらに沈黙が続いたが、再び張嶷から距離を詰めると嵩に懸かってナイフを振るう。弾切れを起こした徐質も接近戦で応じなければならず、弾倉交換のために距離を取るだけの余裕は皆無だった。しかし度重なる衝撃に耐えかねたのか、シールドを腕に固定するバンドの一本がバツン、と弾ける。こうなると効果的なガードはもはや不可能となってしまい、腕への衝撃は一層激しさを増す。だがそれでもなお斬撃をシールドで受け続けることができているのは彼女もまたいっぱしの格闘センスを有している証でもあった。 「はッ、反射神経だけはいいようね!」 張嶷も相手がそれなりの力量を備えていることを確信したが、さすがに業を煮やしたかこれまでの連続した攻撃から一旦呼吸を置くとナイフを持った右腕を振るう。 「だけどこれが… 避けられるかッ!」 瞬間、放り出されたナイフがあらぬ方向に飛んで行くのが徐質の視界に入る。 −そして、ついそれを目で追ってしまったのだ。 (しまった!) 近接格闘戦では、ほんの一瞬でも相手から視線を逸らしてしまえば致命的な隙を生むことになる。その間隙を埋めるべく視線を戻した時にはもう、眼前には急突進してきた張嶷の姿が迫っていた。 「目の良さが命取りよ!」 ズンッ! 「ぐうっ…」 肉薄した張嶷が放った拳が徐質の鳩尾に吸い込まれる。このままではやられる… と遠のいてゆく徐質の意識は、しかし途切れる直前に投げかけられた声で辛うじて引き上げられた。 「まだ終わっちゃいない。悪いけど、もう少し生きててもらうよ」 背後に回った張嶷が、がっちりと徐質の腕を絡め取る。動きを封じられた徐質は、これから自分はどうなるのだろうと考えようとしたが、茫洋とする意識の中でその答えは浮かんでこなかった。 「し、主将!」 「なんてことよ…」 デポ(装備補給所)で弾薬を補充して駆けつけた胡烈と牽弘の目に最初に映ったのは、ぐったりとした徐質と背後から彼女の動きを封じている張嶷の姿だった。 「畜生、弾を補充しに行ってみりゃこのザマか…」 「そのままじゃアンタらもやられてたわよ! 今は狙撃班を死守よ、死守!」 ぼやく胡烈に楊欣が半ばヤケになって応じる。張嶷は徐質の腕を固めながらも器用に自らのエアガンの弾倉を交換していたが、胡烈らがやってきたのを見ると徐質をグイと立たせてその姿を見せつけると、挑発するように言い放った。 「安心しなさい… まだ、この娘は『生きて』いるわよ!」 張嶷は実質上ダウンしている徐質のとどめを刺そうとはしないでいた。彼女の存在を人質をすることで08小隊や狙撃班の行動を掣肘し、ひいては姜維らの脱出へ時間を稼ごうと企図していたのだ。牽弘は不安げに徐質の様子を窺ったが、目立つ傷こそないものの表情は朦朧としており、張嶷から受けたダメージは確実に利いているようである。 「主将… 私達、どうすればいいの…」 残念ながら徐質にその声は届いてはいない。だが、その意識の中では何かが少しずつ浮かび、形を結びつつあった。 続く
350:★玉川雄一 2003/11/09(日) 21:24 前編>>265 前編の2>>273 前編の3>>276 前編の4>>279 前編の5>>349 ▲△ 震える山(前編の6) △▲ (あ、ここは…) 朦朧とする意識の中、徐質はある光景を『思い出して』いた。そう、これは現実ではない。半覚醒状態にある意識が辛うじてその事だけは気付かせている。 (そうだ、これは主将の任命式ね) 無数の女生徒で埋め尽くされた大講堂。その壇上に横一列に並んだ女生徒の、さらに筆頭に彼女はいた。蒼天学園生徒会による主将の任命式で、徐質はこの度の首席たる栄誉を担ったのである。通常は各校区、あるいは各所属組織単位で行われる主将位の授与だが、この時は折しも夏侯玄、張緝、李豊らによる執行部中枢でのクーデター未遂が発覚した直後であり、生徒会長である司馬師が自己の権勢を誇示するデモンストレーションの一環として大々的に執り行ったものだった。そんな中、雍州校区代表であった徐質はその成績優秀なるをもって全校区(とはいえ現在蒼天会および生徒会の威令が及ぶのは学園の半分に過ぎないのだが)から選抜された任命者の首席として式に臨むことになったのである。 (あの場所で、あの人たちの前で… 私の実力を、認めて貰えたんだ) 彼女は高等部に進級して以来、いささか腕に覚えのあることもあって体育会系を志していた。進級する以前より高等部の先輩たちのさまざまな活躍の噂は流れてきていたが、彼女の心を捉えたのはやはり『武勇伝』の数々だったのだ。 学園史上最強とも評された孤高の戦士・呂布。 王道を夢見てひた走った顔良と文醜。 万人の敵と称された関羽と張飛。 長坂を単騎駆け抜けた趙雲。 義心あふれる神箭手・太史慈。 湖上を駈ける無頼の女夜叉・甘寧。 無双のファイター・許チョ。 長湖部の心胆を寒からしめた張遼。 中でも張遼の活躍は中等部を席巻し、「夜更かししていると張遼が竹刀持ってシバきにやってくるぞ!」と喧伝されたものであり、皆がその噂を冗談半分に楽しむ中で徐質は一人、“鬼姫”の名に似合わぬお下げ髪だという姿が本当に現れはしないかと密かに期待を抱いてみたりもしたのだった。だが、今やこういった人々はみな既に学園を去っており、『伝説』として語られるのみである。そして昨今の学園においてはといえば、残念ながらあの頃に匹敵する伝説を築くべき者は見られなかった。 (それならば、私がなってみせる!) 徐質は己の鍛錬に務めて主将の座を勝ち取った。そして、あの晴れの場において生徒会長の司馬師から直々に主将の任命書と徽章を授与されたのだった。 『おめでとう。貴女の力、存分に発揮してね。 ……期待しているわ』 『は、はいっ! 頑張りますっ!』 今をときめく学園の支配者の言葉は、いまだ夢見る少女の心をどこかに持ち続けていた徐質に染み渡った。この時の晴れがましい気持ちは強く心に刻み込まれ、支えとなったのである。しかし、あくまでそれは彼女にとって通過点として位置づけられるべきものだった。目指す高みは遥か先にあり、その途中には挫けそうになることもあるだろう。だが、それを乗り越えた者こそが伝説を残す資格を許されるのである。 (だから、こんな所で負けるわけにはいかない…!) 徐質は強く念じた。そしてそれが彼女のスイッチを再び入れる。澱んでいた意識が急速に鮮明化してゆく。辛うじてエアガンを保持していた手がピクリと震えると、それに気付いた張嶷は待ちかねたように不敵な笑みを浮かべた。 「あら、ようやくお目覚めのようね?」 「くっ…… そっ、れーーっ!」 闘争本能を急速に再充填し、全身にくまなく行き渡らせる。異常なく身体が動くと認識できた瞬間、景気づけとばかりに抑え込まれた体勢のまま両脚を跳ね上げると、背後の張嶷に向けて思いきり蹴り飛ばした。予想以上の再始動に思わず二、三歩後ずさった張嶷だが、そうこなくっちゃ、とばかりに体勢を整え、先程放り投げたナイフを回収する。その間に徐質は左腕から半ば外れかかっていたシールドをもぎ取ると、それを振りかざしてしゃにむに打ち掛かった。 「私はっ、勝つッ!」 「くっ… ふんッ!」 この時、徐質の攻撃は技量うんぬんというよりは気迫に支配されている。それだけに先を読むことは困難であり、張嶷はしばし防戦に徹していたのだが、何度目かの打撃とともに徐質の放った言葉が彼女をとらえた。 「勝ち抜いて… 学園の頂点を極めるッ!」 「なにっ!?」 昨今ついぞ耳にしたことのなかったその言葉に思わず張嶷の動きが止まりかける。学園の頂点を? 己の腕一本で? 数年前ならばともかく、この膠着した情勢下で… いや、今であればこそその『若さ』が輝くというわけか… 恐らくは深く意識して発せられた言葉ではなかっただろう。だが、その偽らざる覇気が老練な張嶷に空隙を作った。あるいは彼女もまた、入学当初の自分の姿に重ね合わせていたのだろうか。しかし、その空隙は徐質にとって好機以外の何物でもなかった。続いて繰り出された一撃が張嶷の側頭部を捉える。 「くうっ…!」 もとより決定打とはなり得なかったが、頭を揺らされた張嶷は一旦退いて体勢を立て直すことにした。あるいは、先程の徐質の言葉が思いのほか後を引いていたのかもしれない。 (自分の腕前で、やれるところまでやってみる、か… そういうの、最近忘れてたかもね…) 張嶷が姿を消した後、牽弘と胡質が徐質の元へと駆け寄る。土壇場からの復活を喜び合う三人だったが、楊欣の声がそれを遮った。 「みんな、まだ終わってないわよ! 本隊のお出ましだわ…」 「ええっ!?」 その一言で粛然とする08小隊の面々。帰宅部連合に対する脱出阻止体勢が大幅に崩れつつある今、再包囲を行わなければ大魚を取り逃がす事になりかねなかった。だが、以前その包囲網を単身押し返した張嶷はいまだ健在である… 続く
351:★玉川雄一 2003/11/09(日) 21:25 前編>>265 前編の2>>273 前編の3>>276 前編の4>>279 前編の5>>349 前編の6>>350 ▲△ 震える山(前編の7) △▲ その頃裏門では、脱出体勢を整えた帰宅部連合本隊がいよいよ行動を開始しようとしていた。最前列にはなけなしの射撃班が銃口を揃え、押っ取り刀で駆けつけた生徒会勢の小隊へと狙いを定める。 「…撃ちます」 夏侯覇が前方を見据えたまま投げかけた起伏を欠く声に、姜維もどこか冷めたような表情で応じた。 「では、始めよう」 それを合図に、夏侯覇は差し上げた手を前方へ向かって振り下ろす。タタタンッ、という一連の銃声と共に生徒会勢が倒れ伏したのを見届けて、姜維は麾下の総勢に向かい直ると今度こそ辺りを圧する声を放った。 「突撃開始! 先鋒は夏侯覇、続いて傅僉! 中軍は句扶、後衛は廖化! 殿は私が引き受ける!」 号令一下、一団、また一団と裏門を飛び出てゆく。この中でどれほどが帰還することができるか… そう思うと、姜維の口は我知らず動いていた。 「…みんな、南鄭まで生きて戻るのよ!」 「おーーーっ!」 次々に駆け抜けてゆく女生徒達の顔には皆、深い疲労の色が浮かんでいる。だが、彼女らを辛うじて奮い立たせているのは意地と、気力と、そして奮戦する張嶷の雄姿だった。誰もが全て、彼女のような超人的な活躍ができるわけではない。だが、その姿は多くの少女達の目に焼き付き、胸に刻み込まれた。そして今、挫けそうな心を支える巨大な拠り所となっていたのである。 −それはもう、ひとつの新しい伝説の始まりでもあった。 (貴女には、まだみんなを導いてもらわなければ… だから、必ず…!) 姜維は今一度、張嶷が残っているであろうグラウンドに視線を向ける。そして強く念じるように胸の前で手を握りしめると、最後尾の集団に加わって走り出した。 校舎裏手から聞こえてくる微かな喊声に気付いたとき、張嶷は再び徐質と対峙していた。双方とも右手にナイフを構え、間合いを保って睨みあったまま互いに機を窺っている。そんな中、張嶷は目の前の少女の言葉に思いを馳せていた。 (いい気概ね。腕の方はまだまだ伸びるでしょう。後はあの気持ちを忘れなければ、あるいは本当に…) そこまで考えて、不意に笑いがこみ上げてきた。とんだ迷い言を… 現にあの娘の目の前には、“私”がいるではないか。単身での要人救出という華々しい学園デビュー以来築き上げてきた功績は数知れず、今や帰宅部連合でも五指、いや三指に数えられるまでに上りつめた。徐質に比べれば、『頂点』は遥かに近いはずだった。だが彼女もかつては輝かせていたはずの大望は、日々の忙しさにかまけていつしか心の奥底に澱んでしまっていた。それを、この少女が再び揺り起こしたのだ。 (もっとも、頂点を目指すだけが『華』じゃないわね。自分が満足して戦えるなら、今ここで…) 「学園の頂点を極める、か。案外と、手に届く夢かもよ… でも、負けないッ!」 万感の思いを込めて全身に闘志を充填し、張嶷は真っ直ぐに徐質へと向けて駆け出す。この一撃で決まる− 徐質も自然にそれを悟った。ナイフを握った右手を振りかぶり、一気に距離を詰める。その瞬間、張嶷が地を蹴って覆い被さるように飛びかかってきた。 「!!」 徐質を驚愕させたのは、明らかに実態以上に視界を圧する張嶷の姿− 否、厳密にはそうではない。まったくのガラ空きとなったその体… 乾坤一擲というにはあまりにも無防備すぎるその体勢に、考えるより先に体が反応した。防ぐもののない張嶷の左脇腹めがけ、ゴム製のナイフがしたたかに打ち付けられる! だが… 「勝ったぞ!」 その声を発したのは張嶷だった。徐質の背にゾクリと走る悪寒。そして頭上に響くエアガンの連射音。 タタタタタッ! 「きゃあああああっ!」 「しまった!」 最後の一連射、その射線が吸い込まれてゆく先には、狙撃兵301嬢。 肉を切らせて骨を絶つ、文字通り捨て身となった張嶷の一撃は狙い過たず最後の狙撃手を葬り去った。だが同時に、何の防御も考慮していない左脇腹への一撃は徐質の名誉に賭けて『致命傷』たり得ていた。詰まる呼吸、薄れる意識… 刹那、南中校区での日々が頭をよぎる。苦難の末に結ばれた固い友情の絆、皆の笑顔… そして張嶷は己の最後の戦果を確認すると、意識を闇に委ねる。 (伯約、約束は守ったぞ… 後は、アンタ、が…) 張嶷はそのまま崩れ落ちると、乾いた地面にひとしきり砂埃を舞い上げた。 −停止した時間の中で、徐質は時間の感覚はおろか一切の外部情報から途絶していた。恐怖すら抱いた敵への確かな一撃と、『護るべき者』の悲鳴。その二つの事実の整合性が取れずに頭の中でグルグルと回っている。勝利− 何が我々の勝利か? 喜びの浮かばぬ勝利があるというのか… やがて真っ白になっていた彼女の中で少しずつ時間が流れ始める。最初に目に映ったのは、右手に握りしめたナイフ。続いて、眼前に横たわる少女。己に課せられた責務を成し遂げたその顔は埃にまみれながらも安らかで、意識こそ失っているが胸元は規則的に上下動を繰り返していた。 「そうだ、私が、倒したんだ、この人を…」 いまだおぼつかない足を数歩踏み出し、跪く。バトルでうち倒した相手からその身の証を奪い取るのは学園の規則、バトルのルール、そして勝者の権利。青いジャージに留められたゼッケンを丁寧に取り外すその瞬間、いまだ目覚めぬ体がピクリと震えたのは気のせいだったろうか? 徐質はゆっくりと立ち上がり、新たなる伝説の体現者に一礼する。 帰宅部連合所属盪寇主将、張嶷、字を伯岐。仁・智・雄を折り重ねてきた学園活動は、そのおそらくは本分とするところをもって幕を閉じた。 −彼女の最後の死闘は新たなる伝説として、これ以後学園の歴史の中で長く語り継がれることになるだろう。 (私は、伝説に名を連ねるだろう。でも、それは添え役として… 私が、自身が、主役となるためには、まだ…!) そこに駆け寄ってくる仲間達の声が、急速に徐質を現実へと引き戻してゆく。 「主将、無事だったか!」 「アイツを… 倒したんだね! やったじゃないか!」 「でも、狙撃班は…」 そう、局地戦は一つの幕切れを迎えたが、まだ敵は、敵の『本隊』は残っているのだ。目の前の敵を一つ一つうち倒し、そしていつかこの手に栄誉を勝ち取る日まで。戦いの道を志した少女の前に開かれた修羅の道、その終着点は遥か遠くか、あるいは一寸先か… 今また新たな一歩を踏み出す徐質の全身に、一回り強さを増した力がみなぎり始めていた。 「遺憾ながら、狙撃班は全滅した… 今、追撃の先鋒は我々だ。 …行くぞ!」 「おーっ!」 学園の戦雲は、いまだ果てることなく激しく渦巻いていた。 『震える山(前編)完』
352:★玉川雄一 2003/11/09(日) 21:34 はい、お粗末様でした。 何度でも強調しておきますが原作を丸のままトレースしてますので、 オリジナリティのカケラもございませぬ。 ラストがジャンプの「第一部・完」みたいになってますがまさのその通りで、 この後に『震える山(後編)』がこないといけないのですが… 今度はさすがに元ネタとは別の話になるのですが、どう続けるかは未定でして。 ぶっちゃけ、今後の追撃戦で徐質は姜維に飛ばされちゃうんですよね。 せっかく前編で徐質がイイ感じに目覚めたのに速攻であぼーん、つうのもアレですが… まあせいぜい姜維と華々しい一騎打ちでもやってもらうかしら…とも思いつつ、 バトルシーンの描写はちょっとネタ切れ気味(今までさんざパクってたくせに)でして、 いずれ再開するとしても後編は絶対短いです。
353:★ぐっこ@管理人 2003/11/10(月) 01:00 くわっ! 何か今回は徐質たんが凄い主役ッ! …て、確かに次回あぼーんでしたわな(^_^;) 姜維てずからの反撃で… うーん。彼女らの世代になると、往年の「武力90代」の少女達はもはや伝説の 領域になってしまうわけで。 義兄上、相変わらずのド迫力SS乙であります! いっぺんこのスレの正史該当作品を年表に入れ込んでいかなきゃなんないな… そして…張嶷たん…・゚・(ノД`)・゚・ 私、学三玉絵の中では、この娘が一番好きなんだなあ… ↓ サチーソ… 帰宅部連合の華だったのに…。 やはり義兄上の続編に激しく期待しまつ。せっかく徐質たんのキャラも立ったこと ですし、もうひと活躍の場を与えてあげて欲しいです〜
354:★ぐっこ@管理人 2003/11/14(金) 22:59 アサハル様の神絵が! くそ、出遅れた。張嶷たん…・゚・(ノД`)・゚・
355:★玉川雄一 2003/11/15(土) 00:19 ううっ… 私のへっぽこ作品にはもったいないご真影を… 感謝の至りでつ。散っていった彼女もさぞや喜んでいることでしょうて。 しかし、この続きホントにどうしましょう_| ̄|●
356:★教授 2003/11/18(火) 22:49 ■■突発ショートショート 〜場繋ぎでごめんなさい編〜■■ ▲ある日の光景 「あ…」 「あーっ! 入稿2日前なんやでーっ!」 インクまみれの原稿用紙。劉備のハリセンで星になった張飛。 「音悪いなぁ…ぐええっ!」 「なんですって!?」 孫策が周喩のチューニングにケチを付けた結果が首締めだった。 「…煙草やめよっかな…」 「ね、熱でもあるの?」 ぼそっと呟いた郭嘉に変なツッコミを入れる陳グン。 「法正〜、何読んで…」 「………見たわね」 法正がゆらりと簡雍を追い詰める。その手には『究極のバストアップ術』が…。 「闘魂注入!」 「ぬぁ…」 甘寧の平手打ちが凌統に炸裂。 「今年こそ張遼を葬りたいです」 「今年は李典を滅殺したいです」 李典と張遼の書初めを見ながら胃薬を飲む楽進。 「義真…おねーさまから電話だよ…」 「んなっ! 切れ! 若しくはいないって言え!」 姉からの電話に本気でびびる皇甫嵩。朱儁も小刻みに震えてた。 「………」 「………」 明りも付けずに部屋の隅。黄忠と厳顔が20本の蝋燭の立つケーキを無表情に見つめていた。 「興覇のマネ」 「びみょー…」 甘寧のコスプレをする魯粛。苦笑いするしかない呂蒙。 「待った…一生のお願い!」 「一生のお願いを一日に何回してんだよ…諦めろって」 将棋盤を前に曹操、渾身の土下座。呆れる夏侯淳も仕方なく了承。 ▲ちょっと気の早い正月ネタ 「………くー…」 「………ぐぅ…」 「…蜜柑美味しいですね」 「…うん」 麻雀牌が転がるこたつを囲んで法正と簡雍の寝正月、蜜柑を頬張る伊籍と馬良。新年早々やる事はないのだろうか。
357:★玉川雄一 2003/11/19(水) 19:49 >一生のお願いを一日に何回してんだよ 激しくワロタ。 乱世の姦雄たるもの、こうでなくっちゃね! ……ね?
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