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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
647:雑号将軍 2005/06/12(日) 14:34 >キャラクターの年齢 ああ!なるほど。そうなんですか。そうとは知らず・・・国重高暁様疑ってしまい本当にごめんなさい・・・・・・。 >周瑜の事跡 おお!流石は呉を愛される海月 亮様ですな。 みなさん三国志に詳しくて勉強になってますっ! あと、ここに書くべきじゃないのかもしれないのですが、まだ初来訪者様歓迎スレッドの僕の書き込みについてのぐっこ様の返事が来ていません。その状態で投稿はしてもいいのでしょうか?どなたか教えてください。 と、言ってみたものの、まだ作品は完成してないんですけど・・・・・・。
648:★惟新 2005/06/12(日) 17:31 や、ぐっこ様は多忙につきお返事できずに いらっしゃいますが、お気になさらずどうぞ♪ はじめまして雑号将軍様! 私もご挨拶が遅れてしまい、申し訳ありません…orz よろしくお願いいたします〜!
649:雑号将軍 2005/06/12(日) 22:35 これはこれは惟新様。お返事&回答ありがとうございます。新参者のくせにやたらめったら書き込んでいる雑号将軍です。 惟新様のサイトにも行かせて頂きました。僕も一度、川中島合戦絵巻に出場したいものです。 >ぐっこ様は多忙につきお返事できずに いらっしゃいますが、お気になさらずどうぞ♪ そ、そうですか。そうおっしゃって頂けるのなら、作品が完成次第投稿させて頂きます! そのときはだめ出しをして頂ければ幸いです。 >私もご挨拶が遅れてしまい、申し訳ありません…orz よろしくお願いいたします〜! なんのなんの。お気になさらずに〜。こちらこそ大して役にも立ちませんが、よろしくお願いします!
650:雑号将軍 2005/06/12(日) 22:39 こちらこそはじめまして。新参者のくせにやたらめったら書き込んでいる雑号将軍です。 惟新様のサイトへも行かせて頂きました。僕も一度川中島合戦絵巻に出場したいものです。 >や、ぐっこ様は多忙につきお返事できずにいらっしゃいますが、お気になさらずどうぞ♪ そ、そうですか。そう言ってくださるなら、作品が完成次第、投稿させて頂きます! そのときはだめ出しをして頂ければ幸いです。 >私もご挨拶が遅れてしまい、申し訳ありません…orzよろしくお願いいたします〜! なんのなんの。お気になさらずに! こちらこそ大して役にも立たないと思いますがよろしくお願いします。
651:雑号将軍 2005/06/12(日) 22:41 すみません。僕の不注意で同じ書き込みをしてしまいました。本当にごめんなさい・・・・・・。 できるなら削除をお願いします。
652:★惟新 2005/06/13(月) 00:57 や、それは惟新違いの別の方でいらっしゃいます(^_^;) 私もあの方みたいにああいったのに出場してみたいなあ、とか思っていますが… 比較的近い、壇ノ浦の武者行列にはついぞ参加できませんでした(つД`) でもあちらをご覧になられたということは、島津家についてもアレコレお読み頂けたのですかにゃ( ̄ー ̄) さておき! 作品、楽しみにさせていただきます!(*´Д`)ハァハァ
653:雑号将軍 2005/06/13(月) 22:01 遅くなってしまいました。 >や、それは惟新違いの別の方でいらっしゃいます(^_^;) なっ!なんとっ!人違いとは!申し訳ありません・・・・・・。 >でもあちらをご覧になられたということは、島津家についてもアレコレお読み頂けたのですかにゃ( ̄ー ̄) もちろん、読ませて頂きましたよ〜!なんというか、僕は日本の戦国時代は常人程度の知識しかないので、かなり勉強になりました。 高校の日本史のテストはもらいましたよ!? >作品、楽しみにさせていただきます! ようやく完成にこぎつけられたので、推敲した後に投稿したいと思います。
654:北畠蒼陽 2005/06/14(火) 17:56 [nworo@hotmail.com] 「全員、まだよー」 少女が微笑みすら口元に浮かべながら目の前の敵を睥睨する。 彼女の前には1000人にも届こうかという敵の一団が、そう、彼女に向かって突進してくる。 その迫力たるや無様に泣き叫んで許しを乞うても誰からも批判されることはないだろう。 それが戦場のプレッシャーというものである。 だが彼女は微笑み…… 「はい、よく我慢したね。んじゃ撃とうか」 軽い調子でタクトを振るかのように自分の後方に控えていた少女たちに指揮を飛ばす。 我慢に我慢を重ねた少女たちは手にしたエアガンを一斉に放つ。 策もなにもなく、ただ1人の少女だけを目標に突撃を敢行していた一団はそれだけでパニックに陥り…… 「た、退却だー」 やがてその声に従うように隊列を崩したまま撤退していく。 「追撃しますか?」 「んー、こっちも陣形を整えるのに時間かかるでしょ。今は撤退させてやろっか」 部下の言葉に気楽に言い放ち、そしてふと気づいたようにわざとらしく額の汗をぬぐうふりをした。 「あー、緊張した」 少女……王昶はににっと笑いながら言った。 策を投じる者〜王昶の場合〜 長湖部は揺れていた。 絶対的なカリスマである部長、孫権もその長きに渡る統治により水を淀ませている。 のちに二宮の変と呼ばれる事件により陸遜という稀代の名主将は放逐され、また部長、孫権ももはやすでに引退時期を考えている、という風のうわさすら流れていた。 そんな時期、荊・予校区兵団長の王昶が生徒会に1つの提案をした。 「孫権って最近、能力持ってる人間を次々トばしちゃって、しかも後継者争いなんかさせちゃってる状況みたいなんですよー。今のうちに長湖部を攻めたらいけるとこまではいけると思うんですよね。白帝、夷陵の一帯とか黔、巫、シ帰、房陵のあたりなんて全部、長湖のこっち側ですからね。あと男子校との境目だから混乱も起こしやすいし。今が攻め時、お得ですよ!」 生徒会はその進言を受け入れ、荊州校区総代の王基を夷陵へ。荊・予校区兵団長の王昶を江陵へ進撃させた。 荊州校区に熱風が吹き荒れる。 「しまったなぁ」 王昶は頭をかきながらぼやいていた。 眉間にはしわ、しかも相当深い。 「大失敗だぁ」 誰にともなく呟き、ため息をつきながらがっくりとうなだれた。 彼女の眼前には江陵棟の威容がそびえていた。 王昶は緒戦で長湖部の施績を完膚なきまでに打ち破った。 施績はそれにより江陵棟まで撤退せざるを得なくなった、それはそれで完全勝利といえる。 精神的優位に立った王昶はそのままの勢いで攻め続ける……そのつもりだった。 「まさか校舎に閉じこもったまま出てこないとわ……」 本日何度目かのため息。 王昶は撤退した敵はそのままある程度持ち直したら逆襲してくると考えていた。 そのまま校舎に閉じこもるなど思いもよらなかった。 だがそれはそれで正しいといえる。 一般的に篭城を打ち破ろうと思えば10倍の兵力が必要といわれる。 しかもそれで勝ったとしても多大な犠牲込みである。 兵力に劣り、さらに策謀に劣ったとしてもこうしてひたすら閉じこもり援軍を待たれれば疲弊するのは王昶の側である。 当然、王昶としても疲弊を望んでいるわけではない。 だからこそ…… 「しまったなぁ……多少、強引でも追撃して校舎に立て篭もらせないようにすべきだったか」 ……なのであった。
655:北畠蒼陽 2005/06/14(火) 17:56 [nworo@hotmail.com] 「ん〜」 少しだけ考えて…… 「よし!」 王昶はパシンと両の頬を自分で叩き気合を入れる。 このあたりの切り替えの速さは名将の素質といえるだろう。 そのままアウトドア用の折りたたみいすに前後逆に座り両の頬に手を当てたまま目をつぶって前後に動いた。 「お姉ちゃ〜ん」 不意に響くどピンクのその声に王昶はびっくりしてバランスを崩す。 そして受身も取らずにいすに座ったまま後ろに倒れ、後頭部を地面に打ち付けた。 結構いい音がした。 「……っ……っっ……!?」 後頭部を抑えてうずくまる。 これは痛いですよ、実際。 「ど、どしたの、お姉ちゃん。なにやってるの」 「な、なにやってるように見える?」 痛みがようやく引いたか、しかし涙目になって王昶は自分のことを『お姉ちゃん』と呼び心配そうに見下ろす少女……王昶の妹で名前を王渾、あだ名は玄沖という……を据わった目で見返した。 「えっと……遊んで、ないよね?」 「当たり前でしょ」 不機嫌に勢いをつけて上半身だけ起こしながら王昶は王渾を見た。 「玄沖、あんた、ここは公の場所であって私は主将、あんたはその部下なんだから『お姉ちゃん』はやめなさい。ほかのひとに示しがつかないでしょ」 「う、うん。ごめんなさい、お姉ちゃん、じゃない。主将」 王渾の受け答えに王昶は転んだせいではないたぐいの頭痛を覚えた。 「……で、なんだって?」 眉間を揉みほぐしながら王昶は王渾に尋ねる。 「うん〜。おね……主将がこれからどうするのかなぁ〜、って」 「どうするのか、って?」 王昶の反問に王渾は少し困ったような顔をした。 「う〜んと、ほら、校舎って攻めづらいから……う〜んと、なんで攻めづらいのかって説明しにくいけど……う〜。もしおね……主将が校舎をそのまま攻めるつもりなら止めなきゃって思ったの」 王渾のたどたどしい説明。 しかし悪くはない。 もしここで校舎攻め強行なんぞを提案してきたらはったおしているところだ。 「じゃ、具体的にはどうする?」 「え、う……え〜と」 そこまで考えていなかったらしい。王渾は目を白黒させた。 まぁ、いいか…… 校舎攻めが下策ってことを看破しただけでここのところは及第点としておいてやろう。 「玄沖、見ておいで。『お姉ちゃん』が戦い方を教えてあげる」 地面から上半身を起こしたままの格好で王昶は不適に微笑んだ。 施績は江陵棟の執務室で落ち着き払いタンブラーに入ったブレンドコーヒーを飲んでいた。 戴烈と陸凱の救援隊が今、江陵に向かっていることは知っていたし、諸葛融にも援軍を要請していた。 敵がある程度の能力を持っているやつらなら援軍到着前に撤退するだろうし、もしなんの取り柄もない無能モノが敵の主将なら大きい勲功を上げることが出来る。 私の役目はそれまでずっと校舎に立て篭もっておくことだけだ…… 施績は余裕の笑みでタンブラーを傾け…… 「し〜せきちゃ〜ん、あ〜そ〜ぼ〜!」 ……思わずタンブラーを手から滑らせた。 「な、なに!? なに、さっきの声は!?」 床で転がったタンブラーを踏みつけ、転びそうになりながらなんとかバランスを保つ。 「誰か状況を説明しなさい!」 取り乱した施績の言葉に部下の鍾離茂が駆け寄る。 「え、っと……説明するより窓の外をご自分で見ていただいたほうが……」 なにやら言いにくそうな鍾離茂にクエスチョンマークを頭に浮かべながら施績は窓の外を見る。 敵主将、王昶がたった1人で拡声器を持っていた。
656:北畠蒼陽 2005/06/14(火) 17:57 [nworo@hotmail.com] 「し〜せきちゃ〜ん、あっそびっましょ〜」 遊びましょ、って…… おびき寄せるにしてもあまりにも幼稚な方法に苦笑を禁じえない。 これは敵は無能だわ。援軍到着と同時に大勲功かなぁ…… ここで大出世しちゃうのは悪くないなぁ…… 施績は頬の辺りが緩むのを感じた。 「もぉ〜、しせきちゃん、いけずだね〜。遊んでくれないんだったら帰っちゃうぞ〜」 帰るの? だったらそれはそれで悪くはない。 敵壊滅には劣るけど江陵棟を守りきるだけでも十分な功績だ。 「それにしてもここらへん湖が近いからかな? 寒いね〜」 寒いか? 施績は校舎を守りきった人間の余裕で王昶を見る。 あいつはしょせん敗残者だ。 ここを守りきった私の足元にも及ばない。 「あ〜、鼻水出てきた……ハンカチハンカチ」 ……いや、そんなことをいちいち拡声器を通していわなくても。 苦笑する。 「チーン」 鼻をかむ音がやけにリアルに響く。 施績は吹き出しそうになった。 「ん? なにこれ?」 王昶の不思議そうな声が拡声器を通してあたりに響く。 なにがなんだというのだ? 「ん? ……んー?」 ハンカチ、にしてはやけに大きい…… 「あー」 ハンカチ、のようなものを広げた王昶が照れの混じった声を出す。 施績はすでにそんな声など聞いていなかった。 王昶が鼻をかむのに使ったのは長湖部のジャージだった。 施績の頭が真っ白になる。 泣き笑いのような表情のまま…… 「鍾離茂、全軍特攻準備を」 「……はい、わかりました」 鍾離茂も真っ白な頭のままで無表情に言う。 あいつらは長湖部の魂を踏みにじった。 この罪はトんでも償えない。 王渾は手近な建物に身を潜めながら姉の言葉を聴いていた。 「おね……主将いじわるだよぉ」 敵ながら長湖部の連中がかわいそうになる。 敵が校舎から総攻撃をかけようと出てくるのが見えた。 「……ふぅ」 息をひとつ大きくつき心を落ち着かせる。 戦場が頭にリアルに思い浮かんだ。 「じゃ……とっつげき〜!」 王渾の指揮で伏兵が熱い奔流となり、指揮系統のない狂乱の群れの横っ腹に突き刺さった。 凱旋。 圧倒的勝利を収め帰途につきながら…… 王昶は遠く長湖を眺めた。 あれだけ混乱した状態でありながら結局は湖を渡ることが出来なかった。 本格的に湖を渡るには……時間が必要か…… 横で嬉しそうににこにこ笑う妹を見る。 「玄沖、長湖はお姉ちゃんの代じゃ渡れないかもしれない」 王渾は笑いを収めて敬愛する姉を見た。 「もちろん私だって出来る限りの手は打つつもり……でももしお姉ちゃんが長湖を渡れなかったら……玄沖が渡るんだよ」 一瞬、王渾は不思議そうな顔をし…… 「うんっ!」 元気に頷いた。
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