★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
674:雑号将軍2005/06/16(木) 22:25
>海月 亮様
おおぅ!陸凱が遂に主役となるとはっ!
海月 亮様の陸凱を拝見して以来、彼女が動くとどうなるのかなとわくわくしながら考えていましたが、遂にこのときがやって来ました〜!
まさに、お見事!見習いたいものです。

海月 亮様、北畠蒼陽様・・・・・・これが、常連の技というものですな!
省13
675:海月 亮2005/06/17(金) 00:49
-蒼梧の空の下から-
第一章 「追憶」


交州学区、蒼梧寮。
今でこそ長湖部の勢力範囲となっている僻地、交州学区に籍を置く生徒たちの多くが生活の場とする場所である。
省51
676:海月 亮2005/06/17(金) 00:50
一息ついて、寮玄関の花壇に腰掛ける虞翻。羽織った自前のコートを汚すのを厭わず、呂岱はその近くに腰掛けた。。
「しかし勿体無い事ですね。それほどの腕をお持ちなら、部隊の主将としても申し分ないでしょうに」
「どうも荒事には向いてないみたいでね。本来は護身術兼息抜きとして始めたものだったんだけど」
「知ってますよ。前部長が孤立したとき、先輩が傘一本で血路を切り開いたって話」
「大げさな…まぁ確かに、相手の獲物を奪った最初のときだけ使ったんだけどね」
苦笑しながら彼女はそう言った。
省65
677:海月 亮2005/06/17(金) 00:51
-蒼梧の空の下から-
第二章 「少女の檻」


実は呂岱も、元々虞翻と気の合う方ではない。
そもそも虞翻はその難儀な性格ゆえか、本音で語り合えるような友人というものが少ない。先にこの交州に左遷され、間もなく課外活動から引退した陸績、劉備の元で蜀攻略に参加した「鳳雛」ことホウ統…あるいは、いまやほとんど連絡も取らなくなった王朗くらいが、彼女にとって“友人”といえる存在だった。
省51
678:海月 亮2005/06/17(金) 00:52
「本当に…これで良かったんですか、仲翔さん…」
「ええ…ごめんね、君や伯言にも不快な気持ちにさせてしまって」
そのパーティから数刻の後、荷をまとめる虞翻の元を敢沢が訪ねてきていた。
「構いませんよ。それにアイツには、折をみてあたしから事情を話すつもりだし」
「そんな必要はないよ。むしろ、私のことなんて忘れてもらったほうが良いかもしれない」
「そんな…」
省58
679:海月 亮2005/06/17(金) 00:53
-蒼梧の空の下から-
第三部 「還るべき場所」


「これって…どういう事?」
「さぁ…私はただ、部長にこれを届けてくれって頼まれただけなんですが」
省43
680:海月 亮2005/06/17(金) 00:53
「そっか…気づかれちゃったんだね」
それから小一時間後、呂岱は建業棟にいた。
目の前には、長湖生徒会の座に就任したばかりの孫権。その手には、虞翻が寄越した一通の手紙がある。
その手紙をいとおしそうに眺める孫権の姿に、呂岱は衝動的に地に手をつけ、その額をリノリュームの床に押し付けた。
「申し訳ありませんっ…」
「…え?」
省76
681:海月 亮2005/06/17(金) 01:13
というわけで、こんなお話。

実は虞翻左遷の裏には何かしらの意図があったんではないか、っていう話が、いつか立ち読みした三国志関連の書籍にあったんですよ。その書名は忘れちゃったんですけど。
それを読んだ時「ああ、こう言うのがネタでも良いかもなぁ」とか思ったものですが、当時は色々あって一本の話に練り上げるまでに至らなかったのです。

何せ、海月がいちばん最初に上梓した「風を継ぐ者」を書いてた頃の話ですから(^^A
省21
682:北畠蒼陽2005/06/17(金) 02:27 [nworo@hotmail.com]
>海月 亮様
虞翻お見事です!
いやぁ、なんというか私が長湖部メンバーの中で虞翻左遷後の話は書いてみたいなぁ、と思ってたんでたまたま予想が当たってしまっただけです^^;

>互角に見えて…
言い方変えれば『誰とでもライバル足りえる存在』って感じですかね。
省8
683:雑号将軍2005/06/17(金) 20:13
>海月 亮様
流石は海月 亮様!僕では足下にも及びませぬ。まさにお見事!この一言に尽きます。
虞翻・・・・・・横山三国志しか読んだことがない僕では影の薄い方で。実は三國志でも袁紹→新武将とプレイするので、登用する機会がないんですよ。
でも、彼女?が登用できるなら、今度は孫策あたりでプレイしてみようかと考えたり。
僕は歩隲かな〜と思ってたので。虞翻とはダークホースでしたっ(いや、僕に三国志の知識が足らんだけか・・・・・・)!

省9
1-AA