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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
717:北畠蒼陽 2005/07/10(日) 00:14 [nworo@hotmail.com] 「旅行の夜といえば枕投げ、でしょお?」 毋丘倹がどアップで言い切った。 顔があまりにも近かったのでみんな離れながら頷いた。 枕の杜に見る夢 ※誰が戦死したかメモをとりながら読むとわかりやすいかもしれません。 中華学園都市も当然、学園であるからには学校行事というものが存在する。 ただやはりいまだに生徒会も学園統一を成し遂げていない以上、各校区1つ1つがばらばらに旅行をするというのは……学園都市においてすべての課外活動が単位となる、と定義づけられている以上……敵対勢力につけこまれるもとになりかねない。 かといってすべての校区がまとまって旅行に行く、というのもコストがかかりすぎる。 折衷案として提出されたのが現行の『何方面かに校区を分割し、まとまって旅行に』というものだった。 今、ここに対長湖部において名を馳せた少女たちが集っていた! 全員浴衣で! 「……でね? そのとき後ろを振り返ると人形が血まみれで廊下にぽつーん、と落ちていたの」 「あ、あぁうぅぅぅぅ」 王昶はマイペースに昜を怪談で泣かしていた。 昜半泣き。怖いのなら聞かなければいいのに。 「はい、そこ。いいから話を聞け」 毋丘倹がツッコむ。 「……ん〜、でも……テレビが……」 旅館備え付けのテレビに100円を入れようとしながら王基が呟く。 「あとにしろ。あーとーにー」 毋丘倹がツッコむ。 「ねぇ? それより温泉入りにいかない?」 うきうきしながら諸葛誕が言った。ちなみに10分前まで温泉に入っていた。まだ入るのか。 「さっきも入ってただろ、お前!」 毋丘倹がツッコむ。 忙しいやつだ、毋丘倹。 「それってさ、『ホンキ』でやっちゃっていい、ってことだよね?」 令孤愚の言葉に毋丘倹は笑いながら頷いた。 「戦術の粋を集めた枕投げ。おもしろそうじゃない?」 ルール。 枕が当たったものは戦死扱いとする。 2チームに別れ相手チームを全滅させたほうの勝ち。 枕さえ使えばあとは自由。 フィールドは旅館の敷地すべて。 単純明快なルールである。 「んじゃグーとパーでチームわけー」 「10人かぁ……5人ずつに別れる、って結構珍しいんじゃない?」 「……別に同戦力で開始しなくてもいいじゃない」 「うわ、なんかすごい意見が出た。じゃあ1対9もありってこと?」 「いじめじゃない、それ」 「ちょ……もしかして今、チョキ出したら……死?」 「死だねぇ、それは」 「第3勢力誕生かよ!」 「あんまり勢力が拮抗しそうにないよね、それ」 「じゃあいくよー」 『グーとパー!』 ちょうど5人ずつにわけられた。
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