下
★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
82:玉川雄一 2002/07/24(水) 21:08 [sage] …それだ! 「鍾会の乱」をどう描くか考え所ではありましたが、 この筋なら『独立』の動機としてなかなか面白いモノになりそうです。それがコケた所まで含めて。 しかし、「姜維の肝が鶏の…」はうまくネタに入れられないかなあ(^_^;) ただ、残念だったのは劉禅のキャラが違うかな、と。
83:惟新 2002/07/24(水) 22:24 おお〜! お見事な力作! なるほど、鍾会の「魔が差した」をそう描かれましたか! 少し路線が気になりますが(^_^;) 面白いです〜! あ、でも玉川様がおっしゃっている通り、劉禅ちゃんだけはちょっと違う気がしますね。 >姜維の肝 そのものズバリはさすがにできませんものねぇ(^_^;) では、こんなのはどうでしょう? 失敗したあと捕まり、それでも堂々と生徒会に噛み付く姜維。 こののち、校内で次のような噂が立った。「姜維の肝は10キロはあったに違いない」と。 ちなみに、人の肝臓の平均的な重量は1〜1,5キロらしいです。
84:一国志3 2002/07/25(木) 01:05 コメントどうもありがとうございます。>玉川様、惟新様 「姜維の胆」は入れようがなかったので、無視してしまいました。 鍾会の「他人の筆跡を真似るのが上手い」は、何とか取り入れてみました。 今回の作品では、あまり姜維のキャラを立てることができなかったのですが、 私のイメージでは、夢中に突き進んで空回りするタイプといったところです。 (1年生のときは、『孔明さま』に夢中のレズっ娘ということで。) 劉禅は、2chのとある掲示板から拾ってきたキャラを流用してみたのですが、 どうも学三の設定には合っていなかったようですね。学三歴が浅いもので、 ご勘弁下さい。
85:japan 2002/07/25(木) 21:55 >玉川様 陳寿たんとハイショーシ君の掛け合い漫才、良かったです〜! 令君贔屓のハイショーシ君のことだから、「荀搏`」あたりはさぞや文句たらたらだったのでしょうね。 「何で優れた人間にケチばっかつけたがるんだろうな、凡人って奴はよ! クソネタは数あれ、これが一番酷い出鱈目だな!」 なんて息巻いてそう。 >一国志3様 はじめまして! 「三国志3」は初めにプレイしたゲームなので、懐かしく拝見させていただきました。 最近の毛カイ・韓浩あたりの再評価は魏のファンとしては嬉しい限りです。 武力=テストの点数というのは新解釈ですね。 文官verを書いてみたい…などと思ってしまいました。 鍾会たんの乱もナイスでした。 冷徹な策士のようでいて、変なところでマニアックですからね、この娘も… 意外に帰宅部生活が水に合っていたのかもしれません。 何かと話題になる鍾会の学年ですが、飛び級にすれば幼い頃から活躍していたのも理由が通りますね。 こちらも素晴らしい解釈だと思います。
86:★ぐっこ 2002/07/25(木) 21:58 [sage] うお! これ案外イケル!? ただストーリーが正史ルートですので、いずれ正式に長文にリメイク したいところですが、このノリ、イイ! キャラも上手いですし、ナニゲに道理が通ってます!「あーる」知らないと キツいところもありますが… ただ劉禅たんについては、ここの「Gちゃんねる」スレッドで、キャラが できあがってしまったんですよ(;^_^A 大阪をもっとぼーっとした感じに…。 うーん、蜀滅亡…以前に、孔明たちの活躍をもう一度煮詰め直さないとダメですね… 北伐…どういう形にしたモノか…。 あ、孔明の年齢、設定よりさらに下げるつもりです(;^_^A
87:一国志3 2002/07/26(金) 00:50 >japan様 テストの点数=知力or政治力の文官ver.だと、鍾[月缶系]あたりが いい題材なのかなと思います。初期の三國志では二流の文官で魅力も 低く、その他大勢だったのですが、最近は政治力が90前後と 評価されています。 あと、鍾会(生年225)と[登β]艾(生年197)は、実は親子ぐらい年齢が 離れているんですよね。 >ぐっこ様 なにしろ、2時間あまりで書き上げた作品ですので、長文リメイク していただけるとありがたいです。 (戦闘シーンは、ほぼはしょってしまいましたし。)
88:玉川雄一 2002/07/28(日) 09:58 [sage] 鍾ヨウに目を付けられるとはさすが! ご安心めされ。学三の鍾ヨウは半端なキャラじゃないですよ。 旧掲示板(現仮あぷろだ)の過去ログ…は当の昔に流れてしまいましたが、とりあえず http://isweb41.infoseek.co.jp/novel/gaksan1/zinbutu/sousou/zyunikus.html 辺りを参照までに。
89:一国志3 2002/12/23(月) 00:57 >>(気が向いたら、ショートストーリースレッドにでも書きこんでみるかもしれません。) というわけで、長坂坡のくだりを書いてみました。 生徒会が袁紹一派の残党勢力をしらみつぶしにしていた頃、劉備率いる帰宅部連合は、 劉表の好意でプレハブ新野棟を借りて、何とか部室を確保していた。 だが、新年度になって劉表が卒業し、新たに荊州校区の総代となった劉[王宗]は、 生徒会に従属する道を選んでしまった。劉[王宗]・蔡瑁らは生徒会に対して恭順の 意を示すため、荊州校区からの帰宅部の追い出しを謀っているところであった。 劉備「えらいこっちゃやで。今のうちらではこの部室守りきれへんし。」 諸葛亮「いっそのこと、荊州校区の本部を急襲してみてはいかがでしょうか? 相手が蔡瑁程度なら、私たちの側に充分に勝算があります。」 劉備「そんなのあかんで! いくら蔡瑁が嫌な奴いうても、劉表さんの恩を裏切ることはできへん。 うちら帰宅部のモットーは、義理と人情の浪花節や。」 諸葛亮「次善の策としては、江夏棟に避難することでしょう。 江夏の劉[王奇]さんなら、私たちを快く迎え入れてくれるはずです。」 帰宅部連合の部員たちは、荷物をまとめて江夏棟に避難する準備をする。 一般部員「劉備部長!私たちも一緒に江夏までついていきます。」 諸葛亮「事態は急を要します。幹部だけが先に避難すべきと存じますが。」 劉備「部員をひとりでも見捨てることは、うちにはできへん。 帰宅部連合はいつでも一緒や。みんな、行くで〜!」 急に帰宅部連合の全員が一斉に避難を始めたので、江夏棟までの連絡通路は 渋滞してしまう。生徒会がそんな状況を見逃すはずもなく、少なからぬ数の 帰宅部部員が生徒会に捕まってしまうのであった。 荊州校区の本部と江夏棟の中間あたりに用水路があり、長坂橋という小さな 橋がかかっていた。大部分の部員たちが橋を渡り終えたのを確認したところで、 張飛と趙雲がしんがりとして生徒会の進撃を食い止めようとする。 張飛「これで主なメンバーは無事に避難できたようだな。」 趙雲「……劉禅ちゃんが!」 張飛「劉姉貴の妹じゃねえか。 あいつトロいし、どこかで道草でも食ってるのかもしれんな。」 趙雲「……行ってくる。劉禅ちゃんを助けに……。」 張飛「…って、待てよ、趙雲!ま、いいか。 生徒会の雑魚どもの相手なら、オイラひとりで十分だし。」 わき道を進んでいると、見覚えのある一匹の猫と出くわす。 趙雲「(あれは……劉備部長のところの……びぃちゃん?)」 猫は趙雲の姿を目にすると、草むらのほうへ駆け出す。 趙雲「(ついてこいってことか…?)」 猫を追いかけると、そこには怪我をして倒れていた劉禅の姿があった。 趙雲「どうした…?」 劉禅「わ〜い!趙雲さんが来てくれたよ〜。 阿斗ちゃんはねぇ、道に迷って、それで転んで怪我しちゃったの。」 趙雲「もう大丈夫だ。……私に任せろ。」 趙雲は怪我をした劉禅を背負う。 劉禅「趙雲さんってどうしてそんなに背が高いんですか?」 趙雲「…小さいほうがかわいくていいよ……。」 劉禅「ふ〜ん、そうなのかなぁ? それとさぁ、びぃちゃんも一緒につれてってくれるよね?」 趙雲「う、うん……。(ドキドキドキ……)」 趙雲は猫を抱きかかえようとするが、逃げられてしまう。 趙雲「………なぜ?」 劉禅「あ〜っ、びぃちゃん、逃げちゃったよ〜。」 趙雲「追いかけなくては!」 謎の声「追ってはいけない。ネコの気持ちを察してあげるのだ。」 趙雲「(……誰!?)」 謎の声「あのネコは、自らの身を挺して阿斗の居場所を伝えに来たのだ。」 趙雲「(ええっ……!?でも、びぃちゃんが生徒会に捕まってしまう。)」 謎の声「君はネコの好意を無にするのか?まずは無事に阿斗を送り届けるのだ。」 劉禅「趙雲さん、どうしたの?ボーっとしちゃって。」 趙雲「いや……何でもない。劉禅ちゃん、しっかりつかまっていろよ。」 迫り来る生徒会の大軍を目前にしながら、趙雲と劉禅の逃避行が始まるのであった。 (つづく)
90:一国志3 2002/12/23(月) 02:48 >>89の続きです。 劉禅を背負いながら、生徒会の手から逃れようとする趙雲であった。 途中、夏侯恩から曹操所有の竹刀「青[金工]」を奪い、この竹刀を振るいながら、 晏明ら生徒会の追っ手を退ける。 劉禅「すご〜い!趙雲さんは無敵だぁ!」 張[合β]「哀れなるものよ。戦場の華となって散りなさい。 曹操直属の五剣士の一、張[合β]儁艾ここにあり。」 趙雲「……………。」 劉禅「ねぇねぇ、戦場の花ってきれいなの?」 仮面をつけたまま、張[合β]が挑んでくる。 張[合β]「どうです?私と剣の勝負を受けてみませんか。 美しき戦いになりそうですよ。」 趙雲「(今は劉禅ちゃんを送り届けるのが先だ。) ……断る。」 張[合β]「敵を目の前にして逃げ出すとは、美しくありませんねぇ。」 趙雲「しっかりつかまって、劉禅ちゃん。」 劉禅「は〜い!がんばれ趙雲さ〜ん。」 しかし、趙雲たちが逃げた先には落とし穴が仕掛けてあった。 趙雲「ああっ……。劉禅ちゃん、大丈夫か?」 劉禅「ううん、阿斗ちゃんはなんでもないよ。それよりも、上、見て!」 張[合β]「淑女たる私であっても、大義のためならば、時には醜い手段を 使わざるを得ないのです。」 趙雲「………………。」 張[合β]「あなたがたには、万に一つの勝ち目もありません。 これ以上あなたの名を辱めたくはありません。潔く降伏しなさい。」 劉禅「ねぇ、趙雲さん。どうすればいいの?」 趙雲「………だめだ。あくまでも帰宅部として……。」 張[合β]「そうですか。あなたに美しき散り際を提供しましょう。」 趙雲「(劉備部長………ごめんなさい。)」 張[合β]の竹刀が振り下ろされたとき、猫型の不思議な赤い光が趙雲を包む。 趙雲「………………!!」 張[合β]「し、竹刀がはね返るとは!?」 謎の声「今のうちに逃げるといい。」 趙雲「あなたはさっきの……。」 謎の声「ああ、名乗るほどのものではないが、阿斗の父です。 娘が世話になっています。」 趙雲「お父さん…?劉禅ちゃんの?」 劉禅「あたしのパパ?学校には来てないよ。」 張[合β]「くっ、私の剣が通じぬとは…。醜い戦いはやめておきましょう。」 趙雲「(……ありがとう、お父さん。)」 生徒会の追っ手として、今度は曹洪が現れる。 曹洪「よっしゃ、趙雲ゲット〜!賞金が……。」 趙雲「ん……?」 曹洪「あんたが趙雲ね。おとなしく生徒会に降伏しなさい。 あんたが生徒会に従えば、あたしも賞金十万元ゲットできるのよ!」 劉禅「ねえ、阿斗ちゃんの賞金はいくらなの?」 曹洪「あんたは無能だから賞金ゼロよ。ってわけで、あたし的には価値ないの。 曹操さんが惚れこんでいる関羽なら、賞金百万元よ!いつかは説得して…。」 趙雲「悪いが、付き合っている暇はない。」 曹洪「ふふふ………。逃がすものですか。あんたの弱点は調査済みよ。 行け〜っ、『百万の青州兵』!!」 曹洪の号令とともに、無数の猫たちが趙雲めがけて一斉に襲いかかる。 趙雲「あ……噛み猫!」 劉禅「あ〜〜っ!ネコの爪はバイキンがあって! おばあちゃんがひっかかれてすごいはれて!」 猫たちが趙雲に飛びかかろうとしたとき、行方不明だったびぃちゃん(劉備の飼い猫) が立ちはだかる。 趙雲「……びぃちゃん!?」 びぃちゃんは渾身の力を振り絞って雄叫びをあげる。 その気迫に押されて、猫の大群は四散してしまう。 趙雲「(猫を抱きかかえて)……ありがとう。」 だが、この瞬間、びぃちゃんは息を引き取ったのであった。 趙雲「うそだ………。」 劉禅「死んじゃったの?」 曹洪「まあ、所詮、ネコはネコね。役に立たないったらありゃしない。 趙雲、今度こそおとなしく生徒会に降伏しなさい!」 趙雲「(睨み付ける)」 曹洪「い、いや、なんでもないです。(せっかく賞金もらえると思ったのに〜)」 生徒会の追っ手を振り切り、何とか長坂橋までたどり着いた趙雲と劉禅であった。 趙雲「……劉禅ちゃんを連れてきた。でも、まだ追っ手が……。」 張飛「よ〜し、あとはオイラに任せとけ!」 長坂橋は張飛に任せ、趙雲は劉禅を劉備の元に送り届ける。 趙雲「……劉禅ちゃんは無事です。でも、びぃちゃんが……。」 劉禅「お姉ちゃ〜ん!会いたかったよ〜!」 劉備「どアホ!おまえは何遍、人に迷惑かけたら気が済むんや!」 劉備は劉禅の頭をハリセンで、これでもかというほどにどつきまわす。 劉禅「え〜ん、え〜ん…。お姉ちゃん、痛いよ〜。」 趙雲「あの……、そんなに叩かなくても。」 劉備「こいつのせいで、危うく優秀な部員を一人失うところやったんや。 え〜い、叩いても叩いても叩き足らんわ。」 諸葛亮「劉備部長、お気持ちはわかりますが、気を静めてくださいませ。 ただでさえ足りない劉禅ちゃんの頭の中身が……。」 劉備「…す、すまん。つい、ウチとしたことがカッとなってもうてな。 そうか、びぃちゃんが亡くなったんか。 そこらへんに埋めとくしかできへんな……。」 趙雲「私のせいで……。」 劉備「いや、趙雲のせいやない。気にしたらあかんで。」 諸葛亮「気を取りなおして進みましょう。江夏棟まではあと少しです。」 江夏棟にたどり着いた劉備たちは関羽と合流し、舞台は赤壁島に進むのであった。 (おわり) *張[合β]のキャラは三国無双を参考にしました。(実は未プレイですが)
91:★ぐっこ 2002/12/24(火) 01:21 [sage] おお、コレは力作! オールあずまんがですが…あずまんが知らない人はちとキツイかも… そういえば、長坂消したままだったな…(^_^;) いや、殺伐よりも、こういう のんびりした活劇を目指しておりますので、演義のほうは、たぶんこっち に近いものになるでしょう〜。 ナル張[合β]…その手があったか。
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