下
★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
938:北畠蒼陽 2006/07/31(月) 02:04 わぁ! 遅れた無礼をお許しくださいませ、諸氏! でもみんな、殺伐としてますねー。 あ……私が火付けですか? マジすんません。 >冷霊様 うふふふふふ、これこれ。 こういうのがダイスキなのです、うふふふふふ。 まぁ、まだまだ……まだタノシミなシーンは続いておりますので、今後に期待であります。 >弐師様 it's a good day to die 彼女たちに赤い幸福が降り注がんことを。 まぁ、なんとなく思いついただけの言葉ですが(笑 こちらもタノシミにさせていただきます。 あと、士孫瑞は恐らく学三初じゃないかな、と。まぁ、デビューいただきましたよ。 基本的に私は『一般的に好かれてる人』に対してなんの食指も働かない人間なので一昔前の王允なら書こうって気も起きなかったんですが『今だったらやれるっ!』ってやつです(笑 実際にこういう考えだったかどうかは別として、ね。
939:韓芳 2006/08/06(日) 01:49 咲かぬ花 第1章 更なる闇への突入 ここは徐州・下邳棟。 今、下邳棟は曹操・劉備連合に完全に包囲されていて、もはや勝ち目無しかと思われていた。 そんな折、陳宮が打開策を打ち出した。 「―――ということです。どうでしょうか?」 「ほかに何か意見ある?」 「あっても聞かないくせに・・・」 「陳宮、何か言った?」 「いえ、何も。」 「じゃ、この作戦で行こう。各自明日の昼までに準備を整えること!遅れると承知しないよ!」 「はっ。」 「あ、高順・・・・・・」 「? なんでしょう?」 「・・・いや、なんでもない。」 「でわ、失礼します。」 「準備よろしくね〜!・・・・・・なんでかなぁ・・・はぁ・・・」 「呂布様。明日の人数についてですが・・・呂布様?」 「ん?あぁ、何でもないわ。それで、人数は―――」 「ふぅ。忙しくなりそうね。」 降順は会議室を出て、とりあえず寮へ帰る。 下邳棟は完全に包囲されてはいるものの、一応規則があるために放課後以外戦闘はしない。 が、授業中は数人で下邳棟の交通整理を、放課後は完全に出入りを遮断し、私達を徐々に圧迫している。 何人かは学校で泊まっているほどである。 「陳宮の策かぁ・・・まあ、やってみれば分かるでしょう。」 正直なところ、高順は乗り気ではなかった。陳宮が好きになれなかったからである。 なので、いくら軍師とはいえ、普段の生活では陳宮とはあまり話したことも無く、話そうとも思わなかった。 「気が合わない分けじゃない。けど・・・」 自分の部屋に入ると、着替えを済ませベットへ倒れこむ。もちろん、すでに部下に指示は出してある。 「陳宮か・・・確かに、私たちには軍師が必要だったわ。そして、この状況を何とかしようと頑張っているのも事実。だけど・・・」 「『だけど・・・私の私の呂布様を奪い取るなんて・・・』」 「なっ・・・魏続っ!あれほど人の部屋に勝手に入るなと!!」 「わーっ!待った!ごめんごめん。独り言が丸聞こえだったから、ついね。」 顔を真っ赤にして襲い掛かろうとするところを見ると、半分事実だったらしい。 「ふぅ。・・・あやうく怪我をさせるところだった。ごめんなさいね。」 「いいよ〜♪いつものことだし。」 高順に睨まれてあわてて話題を変える。 「あっあのね、1つ重大な報告があるの。」 「?何かあったのか?」 魏続が急に真剣な面持ちで言った。 「・・・作戦が中止になった。」 「えっ・・・?なぜ・・・」 さすがの高順も焦りの色が見える。 「多分、呂布様の妹あたりがせがったんでしょう。危ない橋は渡らないで、って。私も最初は耳を疑ったわ。」 「そんな・・・今動かなければ将来もっと状況は悪くなることは分かってるのに。妹の言葉に動かされるなんて・・・」 「影で何人かは呂布様を見限り始めているわ。このままだと、下邳棟は分裂してしまうでしょうね。」 ・・・・・・ 「あれ?高順?まさか・・・」 そのまさかであった。すでに高順は、呂布のもとへと駆け出していった後だった。 「う〜ん、これはちょっとまずいかな〜?」 そう言うと、魏続も後を追った。
940:韓芳 2006/08/06(日) 01:53 とりあえず、ごめんなさいm(_ _)m しかも続けちゃったよどうしよう・・・ とりあえず、1つ書いてみて皆さんに意見貰おうと思って書いてみましたが、なんか、イマイチだ・・・(汗 でも、これからも頑張って書いてみたいと思うんで、何でもいいので意見ください。
941:北畠蒼陽 2006/08/06(日) 03:16 >韓芳様 初陣お疲れ様です。 個人的には高順はちょいとしゃべりすぎかな、とも思いますが、ま、それは解釈しだいですし? ただこの学三では三国時代の女性は基本はペットとかそういう扱いになることが多いので呂布の作戦中止理由としては『ネコのエサの時間だったから』とかくらいのほうがいいのかも? そうでもないかな? ま、なにはさておきお疲れ様ですよぅ。
942:弐師 2006/08/06(日) 13:16 >韓芳様 初陣お疲れさまです! 呂布陣営で高順を中心に書かれたのはとっても良いと思いますよ〜 魏続さんのキャラもいい感じですし、次回も楽しみにしています。 あ、でもちょっと誤字が有ったので其処に気をつけてみてはどうでしょうか? (私も人のこと言えないぐらい誤字脱字が激しいのですがorz)
943:冷霊 2006/08/06(日) 17:21 >韓芳様 初陣、お疲れ様でしたー。 わりと寡黙で不器用なイメージのある高順ですが、内心思う所はいろいろとあったのかもしれませんね。 やはり忠節を尽くした宿将ですし。 でも、公の場では必要最低限のことしか言わないイメージですかね? 確かに学三では女性はペットだったり人形だったりとかになってますねぇ。 密かに孫魯班あたりがどうなるか楽しみだったりしますw 学三の呂布は連環の計では犬(貂蝉)につられてますし、意外と犬好きなのかも……? 続き、まったりと楽しみにしております。 執筆お疲れ様でしたー。
944:韓芳 2006/08/08(火) 00:09 気がつけば沢山の返信、本当にありがとうございます^^ >北畠蒼陽様 「呂布に絶大な忠誠」→「呂布への信頼から、呂布の言うことにほとんど口を出さない」 見たいな事考えてたんですが、『清楚潔白』だと確かにしゃべりすぎかもしれないですね〜(汗 女性はペットが多いと言うのは、完全に忘れてました・・・ごめんなさい・・・orz 幼稚園児くらいの子が「どこにもいかないで〜(泣」みたいなこと考えちゃってました・・・ >弐師様 魏続のキャラは、過去ログには載ってなかった(見逃しただけ?)ので勝手に考えてみました。 『史実で魏続の上官だったので2人は仲が良かった』といった感じで。 誤字脱字は・・・以後気をつけますm(_ _)m >冷霊様 「呂布に絶大な忠誠」→「呂布への信頼から、呂布の言うことにほとんど口を出さない」 という感じで高順書いてましたし、史実でも内心疑ってても呂布の言ったことならほとんど何でもしてしまいそうだったので、公の場ではあまりしゃべらないイメージで書いてます。 でも、1人になるとふいに本来の自分が出てくる・・・みたいな感じもありかなと。 まだまだ修行が必要ですね・・・いろいろと・・・ 今回の返信と皆様の文を参考にしながら、投稿文書いていきたいと思います。 せめて、この物語終わらさないと・・・
945:韓芳 2006/08/18(金) 01:40 咲かぬ花 第2章 終焉への道 「ここを曲がれば呂布様の部屋だけど・・・あ、いた!」 高順はすでに呂布の部屋の前に居た。 魏続が駆け寄ってみると、彼女はうっすら汗をかいていた。 「すごい汗・・・急に走ってバテたんでしょ〜?もう歳かな〜?」 いつもの様にからかってみせる。 いつもならここで厳しいつっこみがあるはずだった。 「・・・」 だが無言だった。元々口数は少ないが、それでも普通なら返答くらいはする人である。 それほどまで高順は緊張していたのだ。 「ちょっと〜、無視しないでよ〜。緊張してるのは分かるけど、そんなにガチガチじゃ話したいことも話せなくなるよ?」 「・・・すまない」 高順はそれだけ言うと、ふっと一瞬だけ笑ってみせた。 そして静かにノックをした。ノックの音が廊下に響いた様に感じた。 「どうぞ〜。」 と、呂布の声。高順の頬を汗がつたう。 (大丈夫かな〜?・・・まあ仕方ないか) 「ま、私もついていくからリラックスリラックス♪」 高順はその言葉を聞いて面食らったようだったが、小さな声で 「ありがとう。」 と言うと、呂布の部屋へと入っていった。 部屋にはすでに先客が居た。 「候成に宋憲に陳宮・・・どうしたの?」 「多分、魏続と・・・高順様と同じ。」 宋憲は言った。 宋憲の瞳の奥には何かが見えた。 陳宮が静かに切り出した。 「では、始めましょうか。」 「始めるって・・・」 魏続はそれ以上言葉が続かなかった。仮に出たとしても声にはならなかっただろう。 それほどに、この部屋の空気が重苦しくなったのだ。 その中には殺気も混じっている。 数秒間沈黙が続いたが、実際には数時間ほどに感じられた。 この重苦しい中、呂布が口をあけた。 「みんなが集まった理由は分かってるわ。何故作戦を中止したか・・・でしょう?」 表情を一切変えず呂布は続けた。 「ここで1番偉いのは私・・・そしてすべての決定権もある・・・。けど、あんたたちは私の決定に疑問を持ち、そして抗議しに来た。下手をすればどうなるか、分かっているんだよね?」 ゆっくりした話し方だったが、その溢れんばかりの殺気に、皆息を呑んだ。 「分かっています。ですが、私も軍師としての決定権はあるはずですが?」 陳宮が言い放った。呂布は睨むように見ている。 「わ、私達には、呂布様が誤った道に進まない様、意見する権利があります。」 高順が緊張で声を震わせながら言った。 それに合わせたかのように陳宮が切り出した。 「呂布様、何故作戦を中止にしたのですか?このままではどうなるかお分かりにならないのですか?」 「悔しいけど、奴らの方が知略は上・・・きっと作戦も見破られる。それなら、守りを固めて袁術を待ったほうがましよ。」 「お言葉ですが、袁術が我らの為に動くとは考えられません。それに、いくら知略が上とはいえ策は誰でもかかってしまいます。それが策の恐ろしさです。呂布様はそれさえもお分かりにならないのですか?」 「な・・・に?」 もはや一触即発の状態である。 呂布と陳宮は、お互い睨み合ったまま動かない。 「と、とにかく落ち着いてください、ね?」 候成が慌てて言った。 「呂布様も少し落ち着いてください。そんなに頭に血が上ると、それこそ奴らに・・・」 「奴らに・・・何?奴らに負けるとでも言うの?」 候成が失言に気が付いたときにはもう遅かった。 「候成、あなた私が負けると、そう思ってたのね。信じられない・・・」 「そ、そんなことはありません!私はただ・・・」 「言い訳無用!」 「!!」 「・・・大丈夫?」 呂布の鉄拳を寸前のところで高順が止めていた。 候成は半泣き状態である。 「呂布様!何も殴らずとも・・・」 「うるさい!私は最強!誰にも負けはしない!弱音を吐くやつなんか、階級章置いて出て行きなさい!」 「なっ・・・」 呂布は、もはや手がつけられない状態である。 候成は無言で部屋を後にした。階級章は置いては行かなかった。 「候成!・・・失礼しました!」 魏続と宋憲が後を追った。 少し間を置いて、 「・・・一人にして。」 呂布がぽつりと言った。 陳宮と高順は無言で自分の部屋へと戻っていった。 ふと呂布は窓の外を見た。 曇っているのか、真っ暗で星は見えなかった。
946:韓芳 2006/08/18(金) 01:43 第2章ですが・・・ 相変わらずというか・・・何というか・・・ 宋憲ほとんどしゃべってないし、主役ずれてるし orz さらに誤字脱字あったらどうしよう(汗 読むときは、さらっと流して読んでくださいw
947:弐師 2006/08/26(土) 15:28 会議が終わったあと、もう既に薄暗くなってきている自分の部屋で、伯珪は一人鏡の前に立ちつくしていた。 そして、その手には、ナイフ。 仄かな夕日を反射する鏡に映し出される彼女の顔は、喪失感と憎悪に支配されていた。 彼女はその長く美しい髪を肩のあたりで無造作につかみ、一気にナイフで切り取った。 ぶつ、という音を残してそれまで彼女の一部であったそれは、もうただの物でしか無くなった。 髪の短くなったその姿は、彼女の妹――――――越の様だった。 左手につかんだままの髪の束から、はらりはらりと髪の毛が落ちていく。 伯珪には、それが今まで自分が守れずに、手のひらからこぼれ落ちていった物達のように見えた。 それを彼女は無造作にゴミ箱へと投げ込む。 その目には、感情が宿っているようには見えなかった。 髪と一緒に、感情まで切り取ってしまったかのような、復讐しか考えていない、何を犠牲にすることも厭わない鬼の瞳―――――――――――― これで、もう忘れない。 鏡を見るたびに思い出すだろう。 この髪に、刻み込んだから。 ――――――――――――憎悪と、自らへの怒りを。 そう思った。 ――――――――――――そう願った。
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