下
★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
297:★ぐっこ@管理人 2003/06/24(火) 00:11 [sage] あ、懐かしい(^_^;) うーん、ぼちぼちキャラに関するガイドラインも決めた方がいいかもしれませんねえ…
298:教授 2003/07/01(火) 01:02 ■■必撮! 仕事人 〜皇甫嵩編〜■■ CAUTION! 皇甫嵩ふぁんの方に袋叩きに遭う事請け合いなので、皇甫嵩ふぁんの方は見ない方がいいかも… 「ふむ…提出書類はこんな所だろう」 凛とした顔立ちの少女は筆を置き、大きく息を吐いた。 その鷹の如き鋭い目線の先には蛍光灯の光。 時折点滅する、そんな蛍光灯を見てまた息を吐く。今度は溜息のようだ。 「公偉に蛍光灯の交換を頼んだのにな…全く」 溜息の後は苦笑い、そして大きな伸びをする。 彼女の名前は皇甫嵩。生徒会の重鎮としてその存在は全校中に轟き渡っている。 先の戦では指揮官として数多の生徒達の舵を取り、己もまた最前線に立ち数多くの戦果を挙げた。 厳しく前を見据える双眸には強く誇り高い意志、そして仇為す敵を射抜き退かせる獅子の威圧。その二つの強さが色濃く鮮明に映し出されている。 肩の力を抜いている今もその光を失う事無く輝き続けている。 「蛍光灯の替えは無いのか…?」 皇甫嵩は小会議室と呼ばれるこの部屋をごそごそと物色し始める。 余談だがこの小会議室とは名ばかりで、実際は雑用雑務処理を行う為だけにある部屋だったりする。 主に彼女や親友の朱儁や櫨植達が書類を整理したり資料を漁ったりしている。 平たく言ってしまえば、ここは皇甫嵩達の専用作業スペースなのだ。 ただ一人、丁原だけはこの部屋を休憩室代わりとして使用しており、やたらと散らかすので皇甫嵩達はその都度掃除をするなどの後始末をさせられている。 当の本人は掃除が終わる頃に見計らった様に現れてゴミ捨てだけしていたりする。 話が大幅に逸れてしまった――が、この部屋の構造が理解してもらえたと思うので善しとしておく。 椅子に乗ってロッカーの上の大きめのダンボール箱を開く。かなり埃をかぶっており、動かすだけで咳き込みそうになりそうな塵が舞う。 しかし、中には少々年代物の冊子や資料が入っているだけだった。 「無いな…仕方ない、明日にでも用意するとしようか…」 ダンボール箱を片付け椅子を降りようとする皇甫嵩。 その時、突然椅子がバランスを崩し上に乗っていた彼女を振り落としてしまう。 「なっ…うわぁ!」 予期せぬ出来事に皇甫嵩は派手に転倒してしまう。 「いたた…いきなり何事…ぶふっ!」 更に予測外の事象が皇甫嵩の身に降り注ぐ。 転倒したはずみで先ほど物色していたダンボール箱が彼女の頭に落ちてきたのだ。それも謀った様に絶妙な間で。 しかも皇甫嵩を直撃したダンボール箱はその衝撃で壊れ、中に入っていた埃まみれの書類の束が散乱する。 「…………」 余りに突然の出来事に暫し呆然とする皇甫嵩。 頭には冊子が乗り、制服は埃まみれ。先刻までの威風堂々とした姿は既に影も形も無くなってしまっていた。 大量の書類と埃の山に埋もれるその姿は、さながら戦場後に立つ敗軍の将の様。 丁度、その時だった。窓の外からキラリと何かが光ったのは。 「…何…っ! 何だ!?」 皇甫嵩がその光に我に返った。 そして光を確認しようと立ちあがろうとする――が、立てなかった。 情けない事に腰が抜けてしまっていたのだ。 「くそっ! 動け!」 ぺしぺしと自分の足を叩く。しかし、言う事を聞いてくれるはずもなく虚しい時間が流れるだけだった。 そして最悪の事態が訪れる―― 「義真〜。書類整理終わった?」 「そんなのテキトーにやっちゃいなよ〜」 小会議室のドアが開き、朱儁と丁原が入ってきたのだ。 その瞬間、世界が凍りついた。――刹那、二人の少女の爆笑が小会議室を包みこむ。 「見るな〜!! 笑うなぁ〜!!!!」 顔から火を出さんばかりの勢いで頬を紅蓮に染め上げ怒る皇甫嵩。 だが、朱儁も丁原もお腹を抱えて転げまわっておりとても聞いている風には見えない。 「どうかしましたか?」 そこに遅れて櫨植が現れる。と、中の様子を一望して目が点になってしまう。 「これは…義真?」 「何でもない! とにかく…出て行ってくれ〜!!!」 依然として炎色の顔で皇甫嵩が怒鳴る。 しかし、皇甫嵩の姿を見ていた櫨植の頬に突然朱が差す。 その表情に皇甫嵩がびくっと体を震わせた。 「ど、どうした?」 動揺を悟られない様に努めて平静を装う。 「義真…その…」 もじもじと目線を逸らす櫨植。そして―― 「下着…見えてるよ…」 「………」 再び凍りつく世界。 流石に朱儁と丁原も笑いが止まってしまった。 「お…」 皇甫嵩が右手に冊子、左手に辞書を握り締める。 「お前ら! でてけーっ!!」 皇甫嵩の怒叫と共に書類一式が宙を舞い出した。 「うわぁっ!」 「痛っ! やめろーっ!」 丁原は朱儁を羽交い締め、そして盾にしながらじりじり後退を始める。 勿論、盾にされている朱儁が皇甫嵩の攻撃を受けている。実に悲惨だ。 櫨植は既に外に退避してロザリオを握り締めていた。要領はかなりいい様子である…。 こうして激しい放課後が過ぎていったのであった。 後日――丁原、朱儁、櫨植の三人は皇甫嵩から口を利いて貰えなかったそうな。 某棟某部屋―― 「これ新聞に載せない?」 簡雍が一枚の写真を劉備に見せる。 「…載せたいけど、流石にこれはあかんやろ…」 皇甫嵩の醜態がはっきり映し出されたその写真に複雑な笑みを浮かべるしかない劉備。 結局、この写真は世に出まわる事なく簡雍のアルバムの中に納められる事になった。
299:★教授 2003/07/01(火) 01:04 名前間違えました…。
300:★ぐっこ@管理人 2003/07/02(水) 00:45 (;´Д`)ハァハァ…教授様グッジョブ! 独特のストイックな重厚さと、とっさのときの間抜けっぷりの ギャップがまたイイ! もはや一種のパターンと化してますな。 それにしてもまー、散々簡雍たんのネタになってしまって(^_^;)
301:★アサハル 2003/07/02(水) 01:14 か→わ↑い↑い→(今時こんな言い方しないだろうな) なんというか…先輩、そんなだから簡雍に狙われるんですよ(wと。 イメージ的には皇甫嵩たんはスカートの下に短パンかスパッツはいてそうなんで (男性陣には却下されそうですが)やっぱブラウスのボタンが雪崩の際に 飛んじゃったんでしょうか。胸は大きくもなく小さくもなく。(何) 朱儁さん、ご愁傷様です。
302:★教授 2003/07/03(木) 00:55 追記 ブラウスのボタンは当初、飛んだと書いてたのですが…いや、あんまり桃色だとまずいと判断しまして。 残念ながらそこの所は割愛となりました。割愛となっただけで、ホントは飛んでるんですけどね。 追記2 明確に記載してませんが、皇甫嵩は両手で機関銃の様な速度でモノを投げつけてますw 追記3 実はこの小会議室。私的設定では3階なのです。 …簡雍はどうやってこの部屋を撮影したのでしょうか? 私が聞きたいです(切腹) @梯子 A都合よく植えられていた樹 B空中浮遊(爆) C盗撮 D神の力(滅)
303:★教授 2003/07/10(木) 01:13 ■■必撮! 仕事人 〜被害者(?)多数・デパート編〜■■ 「なんでや! ウチの貴重な五百円玉が受け取られへんっちゅーんか!」 劉備は何度入れても落ちてくる自販機に業を煮やしてガンガン蹴りを入れる。 分からなくもないが、暴力は反対である。 「玄徳の怒りは御尤もだね」 自販機の陰から現れた簡雍がシャッターを切った…。 「うーん…今年の夏はこれかな」 今年の新作水着を手にした法正。結構大胆な代物だ。 「これを底上げして着ようか…」 「素が一番。小細工は無しの方向で♪」 陳列された水着の間から現れた簡雍がシャッターを切った…。 「これをアトちゃんにプレゼントしたらきっと喜ぶでしょうね」 猫がプリントされているビーチボールを手に微笑む趙雲。 一に帰宅部連合、二にアトちゃん的な思考になっているようだ。 「禁断の愛は避けるべし」 マネキン人形がくるりと半回転して簡雍が現れる。シャッターが切られた…。 「………」 孫乾が泣きそうな顔をしながら右往左往している。 買い物に来てまでパシリをさせられていた…。 「…可愛そうだから免除」 流石に居た堪れなくなったのでシャッターを切らない簡雍だった…。 「こーゆー時こそ隙だらけになるんだよなー」 簡雍は屋上のベンチでカメラのチェックを入れていた。 皆が買い物をしている間、ひたすらターゲットを絞って撮り続けていた為か、自分は何一つ買い物をしていない。 「別段欲しいものなんて今ないしね」 くすくすと笑いながらフィルムを胸ポケットに放りこんだ。 その時だった、デパートの店内放送が響いたのは―― 『○○からお越しの簡雍憲和さんが迷子になられております。特徴は赤いボサボサ髪に安物の髪留をしており、落ち着きの無い女の子らしいです』 「いいっ!?」 簡雍がびくっと体を震わせる。 周りの視線が自分に向けられているのがひしひしと伝わってきた。 店内放送はまだ続く―― 『もしおられましたら、1Fサービスカウンター前の諸葛亮様の元までおいでください』 「コーメー!」 珍しく慌てふためく簡雍。疾風の如くサービスカウンターへ向かった。 その間、法正に捕まりかけたがカメラのフラッシュ攻撃で撃退。 1Fに着くと、そこには諸葛亮の姿があった。ずかずかと近づく。 「なんつー放送流すんだよ!」 「ふむ…実はだな――」 ごそごそとポケットを漁る諸葛亮。取り出したものを素早く簡雍に装着させた。 「な、何すんだよ!」 「うむ。やはり似合うな…眼鏡も中々サマになっててよいぞ。」 「…まさか、この伊達眼鏡を着けさせる為だけに呼んだの?」 「その通り!」 白羽扇をそよそよと振りながらきっぱり言い放つ諸葛亮。実に大胆不敵だ。 伊達眼鏡を着けた簡雍は溜息を吐くと諸葛亮に強烈な不意打ちフラッシュを浴びせてデパートを後にした―― その後、伊達眼鏡は簡雍の変身グッズの中に紛れこんでいたのを誰かが見た…らしい?
304:★玉川雄一 2003/07/10(木) 02:04 今までに見ないタイプのテンポで展開されるストーリーがツボです。 そして割とウワテの諸葛亮がイカス! 憲和タン1000人斬り目指して明日も激写!
305:★ぐっこ@管理人q 2003/07/11(金) 00:38 グッジョブ!!(b^ー°) すでに夏話への前哨戦が始まっているのか!? とりあえずウソ胸着用を開き直ってる 法正たんに1000萌を。 子龍たんも、どんどこ深いトコにはまっていくようで(^_^;) そしてお使い乾ちゃん・゚・(ノД`)・゚・ (ていうか、ちと教授様の描く孫乾像とは違ってきますが、今私の中で、乾ちゃん=マルチの 図式が唐突に出来上がりました。嬉々として人のお使いに出向くタイプ) やはり孔明たんは無敵か…
306:★教授 2003/07/27(日) 01:14 ◆◆ 〜萌えポイントって何?〜 ◆◆ 日曜日の朝。 「んー…これなんだろ?」 タンクトップに膝が破れたGパン姿の法正が自室で首を傾げている。 その目線の先には自分の机。その更に先にはカウンターが置かれている。 「萌えポイント…1000点って…」 謎のカウンターを前に疑問だけが頭の中を駆け巡る。 しかし、不思議な事にそのカウンターを排除しようという気にはならなかった。 何故か…捨ててはいけないような気がしているからだ。 「って言うか、誰が置いて行ったのよ…」 短い溜息を吐くと、そのままベッドに横になる。考えても埒が明かないと匙を投げたようだ。 と、玄関のドアが開く。ノックもチャイムも無かったので思わず法正が起きあがった。 「だ、誰?」 「おっはよー。遊びにきたぞー…ゲッツ!」 赤いボサボサ髪の少女――今日は猫プリントのTシャツに右足部分が破れて無いGパン姿の簡雍憲和が微妙に流行中のポーズをしながら部屋に入ってきた。 「もー…憲和…。ノックかチャイムぐらいしてよ」 「細かい事はいーの」 「細かくない!」 「いてっ」 法正はベッドから飛び降りると手近にあった輪ゴムを簡雍目掛けて撃った。 「心狭いぞー。そんなだからムネの成長止まるんだよ」 「うぐっ」 簡雍、法正に100のダメージを与えた。 膝をついて項垂れる法正を尻目に簡雍があるものを見つける。先ほどのカウンターだ。 「何これ? 萌えポイント?」 「私が知りたいんだけど…朝起きたらあったから」 「ふーん…あ、カウンター回った…」 何が基準で回るのか、何で自動的に動くのか、そもそも誰が置いたものなのか…存在理由も動作の原理も分からないカウンターはくるくるとアナログ数字を回している。 簡雍は顎に手を当てて考え込む。時折、法正を見ながらだ。 当の法正はダメージが深刻な様子で、まだ項垂れていた。 「あ、分かった♪」 簡雍がぽんと拍手を打つ。 「法正の萌えポイントに応じてカウンターが回ってるんだ」 「私の萌えポイントって…」 満面の笑みの簡雍と複雑な表情の法正。 簡雍はおもむろに法正に近づくと…いきなり懐から取り出した伊達眼鏡を装着させる。 「わぁっ!」 「ほら、やっぱり!」 驚き慌てふためく法正の後ろでカウンターがくるくると回っている。 「憲和〜!」 「取りあえず一枚…ゲッツ!」 顔を真っ赤にして怒る法正にデジカメのシャッターを切る簡雍。 こうしていつもの鬼ごっこが始まったのだった―― 「はっ!」 法正がぱちっと目を開ける。 「…変な夢見た…」 冷や汗を流しながら法正は傍にあった目覚し時計を手に取る。 「3時…もう一回寝よ…」 あまり気にしない事にした法正。再び目を閉じ眠りに落ちていく。 ――だが、机の上には… おしまい あとがき ショートショート。思いつきですぱっと書いてみました。しかも夢オチだし(爆) 1000萌(モエー)を獲得した法正たんを書きたかったので… 萌えカウンター…謎すぎのシロモノなのであまり気にしないでください。
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