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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
406:雪月華2004/01/12(月) 04:16AAS
草原の小さな恋
緑色に波打つ午後の草原を、甘ささえ含んだ梅雨明けの風が吹き抜けてゆく。
7月初頭。午後三時過ぎ。幽州校区と并州校区の境目付近の草原は、輝くような優しい日差しに包まれていた。
こんもりと盛り上がった丘の上に一本だけ立っている、常緑樹の生い茂った枝葉が作り出す陰に、長ラン・サラシ・高下駄・目深にかぶった破れ学帽に身を包んだ、身長2メートルオーバー・超筋肉質の大男が寝転んでいた。荒削りで精悍そうな顔つきであり、いかにも時代遅れの番長といった貫禄を漂わせている。木の傍には、かなり使い込まれた750tの単車が駐められていた。
丘から二百メートルほど離れた場所には幾つかの水田が区切られており、并州、幽州の園芸部員数人が、合同で水質調査や雑草の駆除などを行っている。
省124
407:雪月華2004/01/12(月) 04:30AAS
リハビリ代わりに、呂布がらみ以外では今ひとつ目立っていない、丁原ちゃんのストーリーを書いてみました。
学園正史、項翔様の「秋風は遠く」から、丘力居君を友情出演させています。無断借用スマソ。
張純と組んだ丘力居が、青、幽、冀、徐州を荒らしまわったという記述があり、
ハテ、并州は?と思ったところから思いついたストーリーでして…
丁原スレに投下しようと思ったのですが、少々長いのでやはりこちらに。
省13
408:★ぐっこ@管理人2004/01/12(月) 17:02AAS
>>397
(;´Д`)ハァハァ…! 法正たんも女の子ってことか!
やはり衣装合わせは基本ですかにゃ!可愛いっ!
そして珍しく動揺する簡雍たん(;´Д`) 何だかんだいって彼女も可愛いところ
あるじゃないか…。
省34
409:★玉川雄一2004/01/12(月) 17:33AAS
くっ… この勝負、やはりコブシでつけねばなるまい!
ジャンケンのことだが。
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省21
410:7th2004/01/12(月) 18:42AAS
>教授様
教授様の書かれる簡雍と法正はやっぱ良いですわ。
そういえば祭りの発端のSSを書かれたのも教授様でしたしね。
ぬう、>>402が欲しくば儂を倒してから征けぃ!(速攻でやられそうだが)
省13
411:那御2004/01/12(月) 21:41AAS
>>406
雪月華様グッジョブです!
併州校区で繰り広げられる、素朴過ぎる恋物語。
本心を言わずしての別れ・・・切ないですね、丁原。。
412:7th(ver.祭り)2004/01/18(日) 20:50AAS
よし!こっちでも祭りだ!
いくぞ!!
413:7th(ver.祭り)2004/01/18(日) 20:52AAS
「か〜ん〜よ〜う〜、あんたもうちょっとシャキッとしなさいよ!」
「………何で?」
だらしなくテーブルに突っ伏していた簡雍に法正が抗議の声をあげる。
髪はくしゃくしゃになり、服はヨレヨレ。おまけにテーブルの周りには酒瓶が何本か転がっている。
「んも〜、よく見れば素は悪くないんだからもっとこう……」
「へいへい…」
省144
414:7th(ver.祭り)2004/01/18(日) 20:53AAS
荊州校区と益州校区のちょうど境界に一つの建物が建っている。
「いや〜助かったよタマちゃん」
「いえ、大したことはありませんよ」
簡雍の言葉に、タマちゃんと呼ばれた少女が返事する。
彼女の名は劉璋、あだ名は季玉。故に簡雍はタマちゃんと呼んでいる。前益州校区総代であった彼女は、総代の座を劉備に譲り渡してから、この建物でまったりしていることが多い。ご多分に漏れず、この日も彼女はここにいた。
「大変だったようですね。…お茶でも淹れましょうか?」
省136
415:7th(ver.祭り)2004/01/18(日) 20:55AAS
世界は平和だろうが、今の簡雍は平和とはほど遠い所に居た。
一人対数百人。かつて如何なる者も経験していないであろう戦争。タイトルを付けるならば、
まさに『真・三国無双』……シャレにならない。
そしてここに、またしても簡雍の前に立ちはだかる影が三つ。
「さぁ簡雍!!」中央に立つ、『壱』と書かれた赤色の覆面をかぶった少女が絶叫する。
「いい加減に!!」向かって左、青い覆面に『弐』と書かれている少女がそれに続け叫ぶ。
省95
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