下
★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
440:★ぐっこ@管理人 2004/04/05(月) 23:50 国重高暁さま、初参加初登校ありがとうございますヽ(´∀` )ノ 袁術の前で橘を懐に入れたという陸郎のお話ですな! これまでSS化されていなかったあたりですので、これでまた一つの物語が 学三史に組み込まれたことに… 健気な幼女・陸績たんと、お嬢様袁術たん…(;´Д`)ハァハァ… ちなみに学三史的修正ですが、陸績は陸遜より4つ年下なので、新設定でいえば 4ヶ月年下。まず、同学年。諸葛亮や孫権とも同年なんですねえ(^_^;) つまり袁術が玉璽を手に入れてた頃だと、中学二年生だったり。 もちろん国重高暁さまの投稿は他のSSと同じく“異説”ですので、こういう細かい ことは気にせずに! これからもよろしくお願い致しますねー!
441:★ぐっこ@管理人 2004/04/05(月) 23:57 >>435 __ __ __ __ __ __ __ ∠__∠__∠__∠_.∠_../ | __∠__∠__∠l__ ∠__∠__∠__∠__∠__/| | ∠__∠__∠__∠__/.|_ . ∠__∠__∠__∠_.∠_./| |/| ∠__∠__∠__/ /| |/| . / / ./ / / /! |/| | | / / /| ̄ ̄| |/| | | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| |/ |/| |_| ̄ ̄| ̄ ̄| |__|/| |/| __ _| |__|__|__|__|/| ̄ ̄| | ∠__|__|__l/ /| |/| | . / / | ̄ ̄| |_|/| | | |__|/| | | | | ̄ ̄| |/| |/ | ̄ ̄| ̄ .| |/| | | |__|/| | | |__|__|__|__|/| |/| . ___|__|__.| ̄ ̄| |_|/ | | |__|/ | | | | | |/| | . / / / | |/|. |__|/| .|__|__|__|__|/| |/ | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| |. | | | .|_| | | |__|/ |__|__|__|__|/ |__|/ |__|__|/ 今日の今日まで投稿に気づきませんでした…_| ̄|○ スマソ教授さま… うーん、法正と簡雍の凸凸コンビ。すっかり定番というか、学三的に定着して しまってますが、いよいよ熟年期のカポーじみてきましたねえ(^_^;) 法正のようにある意味人見知りするタイプだと、ツボに入るようで…
442:那御 2004/04/06(火) 00:12 というわけで、国重様初投稿乙! 何を隠そう私は隠れ陸績ファンでして・・・ 文人なのに剛毅な人物っていうところにツボがあるのかも(孔融とか) 「陸績懐橘」・・・陸績を語る上で欠かせないイベントですよね。 それを見事に学三へ、良かったです!
443:惟新 2004/04/09(金) 04:05 いらっしゃいませ国重高暁様! さっそくのご投稿、拝読させていただきました! おおっ! しっかり学三風にアレンジされてますよ! 何気に感受性豊かな袁術たんイイ(・∀・)!!
444:はるら 2004/04/17(土) 14:09 ■平和なひと時■ 「だぁ〜〜〜〜〜!!!遅〜れ〜る〜!!!」 平穏そのものの学園に一人の少女の声が響き渡る。 「あっ、伯珪先輩!!どうかしたん〜!!」 「やや、玄徳!お前こそ何やってる?きょう授業あるぞ!!」 「ええぇ!!!!先輩マジ!?」 「嘘ついてど〜すんだよ!!!また盧植先生に怒鳴られるぞ!!・・・てもういないし」 伯珪と呼ばれた少女はまた駆け出した。 所変わって盧植先生の部屋。 「……遅い………」 盧植先生が呟いたその時、 「ギリギリセ〜フ!」劉備が部屋に猛ダッシュで突入した。 「いえ、47秒遅いです」 「ってえぇ〜!!なんで秒単位なん!?」 「…まぁ、1分以内ですから特赦としましょう」 そう言って盧植先生、ドアを閉める。 ドドドドドドォ〜〜!!!!! 「えっ??何かしら???」 その時公孫サンがドアにスライディングをかまし、ドアが吹っ飛び、 盧植先生に激突した!! 「どりゃ!!!よっしゃ〜!!ギリギリセ〜フ!!!」 劉備心の声「(どこがやねん!?)」 「は、は、伯・珪〜〜〜〜!!!!!!」 「え、えぇ〜??(先生キレちゃったよ、ちょっとドア吹っ飛ばしただけじゃん)」 「あなたはどうしてもっとおとしやかにできないんですか!?」 公孫サンため息をつきながら 「い、いや、先生それは先生だって・・・」 「なにか?」盧植先生、先手を打つ。 「う、(先生、顔は笑ってるけど目まで笑ってない。む、むしろ怖い…)」 劉備心の声「(っは!これはピンチや!!伯珪先輩にとってもあたしにとっても!!)」 「(こりゃ、なんとかせな・・・!!あれや!!!)」 「せんせ〜!このクッキー食べていい〜!?」劉備が話を変えようとする。 「な、げ、げ、玄徳〜〜!!!!!」 「は、はぅ〜!?(ミ、ミスった〜)」 公孫サン心の声「(馬鹿でしょ!?)」 ―何だかんだで2時間経過― 「…………わかりましたか?二人とも!」 公孫サン「へぇ〜い」 劉備「(先輩、やる気ねぇ〜)は、はい!!」 「よろしい」 「本来なら今日は英作文のテストをしようと思っていましたが、 あなたがた二人のせいで見事潰れてしまいました」 公孫サン&劉備の心の声「(イヤッホ〜〜〜!!!!!)」 「なので今日は不本意ながら英単語のテストをしましょう♪」 「大差ねぇ〜」公孫サンがやる気のない声をあげる。 劉備心の声「(鬼や、本物の鬼がおる・・・!!)」 「コンコン」ノックが鳴る。 「どなたですか??」 「しーちゃん元気ぃ〜!?」朱儁が現れた!! 公孫サン心の声「(先生が、先生が『しーちゃん』!?)」公孫サンは吹き出した。 しかし劉備が公孫サンの口をふさいだ。 「伯珪先輩、今度こそ死んじゃいますよ!?」 「…しーちゃん、あの子達…」朱儁が劉備と公孫サンを指をさす。 盧植の目は恐ろしく凍りついている。 「こーちゃん、お願いだからちょっと部屋から出ててくれない???」 「…えっ、いいけど。……あの二人かわいそーに」そう言って朱儁は部屋を出た。 盧植先生、足早に二人を間合いに詰める。 「あっ、先生!……いつもながらスマイルが素敵ですね!!」劉備は適当に誤魔化した。 「ふふふ、ありがと、玄徳。……と・こ・ろ・で伯珪、どこに行くのかしら??」 さっさとエスケープを試みる公孫サンに魔の手が!!! 「…えっ!!あ、あ、先生……、いやちょっと…」口ごもる公孫サン。 その時、公孫サンは秘計を閃いた!! 公孫サン心の声「(こ、これだ!!)」 「あっ!!!先生このクッキー食べていいですか!?」 劉備心の声「(何考えてんねん!?)」 「あなたもですか!?……あなた達二人はそんなにクッキーが食べたいのですか!?」 盧植は怒りを通り越して泣きかけている。そんな盧植の様子を見かねた朱儁が 「ほら!しーちゃん!!しっかりして!!!嫌なことは皆で飲み明かして吹っ飛ばそうよ!!…ね」 「あなた達も飲みあかそ〜♪」 かなり陽気な朱儁を前に公孫サンは怖気づいた。 「い、いえ遠慮させてもらいます。仲のいい先輩二人で飲んでください。な、なぁ玄徳!?」 「あ、そりゃええ!先輩方二人でど〜ぞ!」 「ふ〜ん、じゃ、しんちゃんと建ちゃんも誘って飲もぉ〜!!!」 盧植と朱儁は部屋を出て行った。と思ったら盧植がドアからひょっこり顔を出して言った。 「…伯珪、玄徳、今日はまともな授業ができなくて申し訳なかったと思います。 ………しかし、宿題は出させてもらいます。 …今日の反省文を400字詰めの作文用紙10枚以上で書いてくること。今日はこれだけにします。 くれぐれも体には気をつけるように。……では、また明日」そう言って盧植は行ってしまった。 部屋に沈黙が漂う・・・。 「な、なぁ玄徳、盧植先生まだ怒ってるよ」 「せやね、いつもの1.5倍は宿題でとるで」 「しかも明日までって先生あたし達を殺すきか!?」 ―5時間後、皇甫嵩の部屋― 「で、なんで私の部屋なんだ!?」 「うっわ〜!!義真、ひっど〜い!!! しんちゃんのセンチメンタルな感情を蔑ろにするつもり!?」 「そうそう!!しんちゃんがかわいそーだよ!!!」 「け、建陽、おまえもか!!」 「……ぎ、ぎし〜ん!!もうやだよぉ〜!!!」 「って、し、子幹……!?」 盧植に思いっきり抱きつかれ困惑する皇甫嵩。 それを見て笑っている朱儁と丁原。 ―同時刻、劉備と公孫サンは・・・― 「…玄徳、何枚終わった??」 「………二枚。先輩は??」 「……一枚半……」 ひたすら文を書きまくる劉備と公孫サン。・・・でもあまり進まない。 色々あったけど今日も平和な一日でした。 ― 平和なひと時 完―
445:はるら 2004/04/17(土) 14:10 盧植と公孫サンと劉備、どうしてもこの三人の逸話が書きたかったんで書いてみました。 7thさまのスレを一部参考にさせて頂きました。 書いてみてはじめてわかったんですけど、大阪弁ってムズイですね。 何か文章的におかしい部分もあるかと思いますが生暖かいスルーをお願いします(爆
446:惟新 2004/04/19(月) 23:05 盧植先生のありがた〜いご指導には劉備も公孫[王贊]も適わない! はるら様GJ! 勢いを感じさせる作品ですよ〜! 劉備の必死な誤魔化し方とその結果がとても可愛らしいです(*´Д`) そしてクッキーワラタ。なかなかツボを心得ていらっしゃいますよ〜!
447:★ぐっこ@管理人 2004/04/20(火) 01:14 はるらさま、グッジョブ!!(b^ー°) 盧植とて、後輩たちのまえでは先生でいたいようですし(^_^;) 昔劉備と公孫瓉が机を並べていた光景って、こんなカンジだったのでしょうね〜。 あのころは朱儁も皇甫嵩も丁原も居なかったので、非常にスムーズに授業が… 出来る分けないか、この二人が生徒なら(^_^;) 盧植先生は、学三的にもっと書き込みたいキャラ。演義の無口っ娘はできれば無しの 方向で…
448:那御 2004/04/20(火) 01:42 いやぁ、はるらさまGJ! 相変わらず人気抜群の盧植先生、そして最強(笑。 両名、「頭はさほど悪くないのに授業を聞かないからできない」を地で行ってますな。 そして言い訳でスベりまくる二人に爆笑。
449:国重高暁 2004/04/20(火) 16:41 [takaaki@wb3.so-net.ne.jp] ■■ 将軍の飼い方 ■■ 「呂奉先さん、いらっしゃいますか?」 「いるよ。入っといで」 いつもどおりのぶっきらぼうな口調で、安楽いすの呂布は来客を室内に迎えた。 ここは、下ヒ棟の徐州校区総代室。 元来の校区総代である劉備が、関羽らを率いて袁術を攻めた隙に、棟を守っていた張飛らを呂布が駆逐し、この地を制圧したのである。 「そりゃそうと、あんたはどこの何者よ?」 「お初にお目にかかります。私は、蒼天会の役員で韓胤と申します」 「そ、蒼天会?!」と呂布はマルボロを一服噴かした。 「蒼天会って、もはや袁グループのお嬢様に乗っ取られるほど権威が墜ちてるじゃんか。今更そんなとこから使いをよこすなんて……一体どういう風の吹き回し?」 「申し上げます。実は、その袁お嬢様が、妹をあなたのプティスールにしたいとの思し召しで……」 「プティフール?! 旨そうじゃん。あたいにもちょうだい」 「いえ、そうではございません。プティスール、つまり、妹分にしていただきたいので……」 「あんたを?」 「私ではございません。袁お嬢様の妹でございます」 袁お嬢様とは、もちろん、先日から蒼天会長を勝手に名乗り始めた袁術のこと。 自分の宿敵たる劉備を呂布が庇護したので、妹を彼女のプティスールにさせて懐柔し、地盤の安定を図ろうというのである。 しかし、呂布は首を縦に振らなかった。 「韓胤ちゃん、あたいをプティスールなんか取る柄だと思って?」 「では、一昨年、丁建陽さんのプティスールになられたのはどこのたれでしょう?」 「うっ……」呂布は困惑した。 丁建陽は名を原といい、もと生徒会執行部員の一人である。 しかし、董卓が会長職を奪うと、プティスールの呂布に裏切られ、階級章まで剥奪され、今春、失意のうちに高等部を卒業していた。 「確かに、丁先輩はあたいのグランスールだったけど……あんなもん、出世の手がかりにすぎなかったわ!」 「奉先さん、なんということを……」 「とにかく、嫌といったら嫌だかんね!」 「あの、ケホッ……そんなに、ケホッ、ケホッ……嫌ですか?」 呂布の噴き出す紫煙に咽びながら、韓胤は更に言葉を続けた。 「袁お嬢様は、妹をプティスールにする見返りとして、あなたを蒼天会書記に任命するとの思し召しですが……」 「そんなもんに釣られるあたいじゃないわよ。さあ、とっととお帰り!」 「奉先さん。あくまで固辞するのでしたら、私自らの手であなたの階級章を……」 「聞き分けのない娘ね。みんな、やっておしまい!」 呂布の号令である。たちまち、室内のそこかしこに隠れていた彼女の部下たちが次から次へ飛び出し、逃げ帰ろうとする韓胤を、あっという間にしばきあげた。 捕縛された韓胤は階級章を剥奪された上、制服を引き裂かれ、実にあられもない姿となったのである。 翌日、呂布の部下の一人・陳登は韓胤を連行し、許昌棟の「蒼天通信」編集室へ乗り込んだ。 「編集長、いらっしゃいますか?」 「いるわよ。入っといで」呂布そっくりの応対である。 「お久しぶりです。下ヒ棟の陳登と申します」 「あら、こちらこそ……って、その縛られてる娘は一体?」 編集長の曹操が韓胤に目配せすると、それまで押し黙っていた彼女が漸く口を開いた。 「韓胤でございます。南陽棟の袁お嬢様の思し召しで、彼女の妹をプティスールにしていただくべく、呂奉先さんの所へ参ったのですが……」 ここで、陳登がすかさず縄目を解く。 「固く拒絶された上、私をこのような姿に……シク、シク」 慟哭する韓胤の制服はズタボロに裂かれ、階級章もついていなかった。 「さすが奉先ちゃん、ひどい仕打ちね……それはそうと、元龍ちゃん」 「はい?」曹操の突然の質問に、陳登は驚きを隠せない。 「将軍の飼い方について、あなたはどうお考えかしら?」 「しょ、将軍の飼い方ですか……」彼女はしばし考え込んだ。 やがて、陳登は自分の脳内を整理すると、曹操にこう語った。 「将軍を飼うのは、虎を飼うようなもんだとわたしは考えてます」 「それはなぜかしら?」 「満腹時、つまり任務を負ってる時はいいんですが、空腹時、つまり任務のない時は、ひたすら暴れ回って手がつけられません」 「なるほど……」と曹操が小さくうなずいた次の瞬間、彼女の反論が陳登を襲った。 「あいにく、わたしはそうは思わないわ」 「とおっしゃいますと?」 「将軍を飼うのは、鷹を飼うようなもんよ」 「と、鳥の鷹……ですか?」 「ええ、そうよ」 「それはなぜでしょう?」 「獲物、つまり野望があるうちは必要だけど、それがなくなれば不要になっちゃうからよ」 「正に『狡兎死して走狗烹らる』ってわけですね」 「そういうこと」 曹操は私見を説き終えると、大きく伸びをしてから、傍らの缶コーラを一気に空けた。 続いて、陳登が先刻とあべこべに曹操へ質問する。 「孟徳さん。あなたは、呂奉先さんをどんな方だと思いますか?」 「うーん、あいつは……ボブ=サップみたいな娘ね。タイマンで勝負させたら、かなうやつなどたれもいやしない。蒼天じゅうが『学園に呂布あり』などと誉めそやすのもうべなるかなって感じ」 曹操の回答は正鵠を射ていた。実際、呂布は「鬼姫」と渾名されていて、喧嘩の強さはおろかバイクの運転技術も学園一……というのが専らの評判である。 しかし、イバラにもとげあり。 陳登は、そんな彼女の無二の汚点を見抜いていた。 「あいにく、わたしはそうは思いませんね」 「っていうと?」 「はっきり言って、彼女は……接着剤みたいな娘です!」 「せ、接着剤?!」 狐につままれたような曹操に、陳登は呂布の本心を打ち明ける。 「呂奉先さんは、ただ強いだけで計画性のかけらもないんです。目先の利益に流されるまま、昨日はあの娘、今日はこの娘と接着を繰り返してきました」 「それで?」 「新学期に入ってからも、劉玄徳さんを追い落として徐州校区総代の座を奪い、ただ今は南陽棟の袁お嬢様を飛ばして、蒼天会長の称号を我が手に収めんと必死になってます」 「ふーん……それで、あたしにどうしろと?」 「孟徳さん! 彼女を飛ばすため、早急に軍を下ヒ棟へ差し向けてください。わたし、いざとなればあなたに寝返りますから」 「わかったわ。南陽棟を奪う前に下ヒ棟を押さえとけば、いい行きがけの駄賃になるし」 一礼すると、曹操は何やら文書を作り始めた。 「元龍ちゃん、今日は奉先ちゃんの本心を暴いてくれてありがとう……さあ、今すぐこれへサインして」 陳登は、彼女の示した文書に目を通すと、二つ返事で署名捺印した。 新たなる広陵棟長の誕生が、「鬼姫」退学の端緒を開いた瞬間であった。 糸冬
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