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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
495:takahisa 2004/08/12(木) 18:11 [mail@takahisa.net] 皆様、始めまして&お久しぶりです。 覚えている方は少し(ていうか、いない)と思いますが、私、昔「takayuki」と言う名前で何度か書き込みさせてもらいました。 結論から言うと、「takayuki=takahisa」ってことです。あと、別の名前で書き込んでいたこともあるような気が…。 えっと、まあその、一応、「しょーとれんじすと〜り〜2『曹操の涙』」の著者です。 手ぶらで復活ってのもアレですんで、『曹操の涙-りめいくばーじょん-』でも…。 今見ると2年前の文章は幼稚臭いなーとも思ったりしてかなり恥ずなぁと思ったんですが、 今書き直してもどうせ意味のわからん文章になっちまうんだろうなぁ…。 まあ、リハビリみたいなモノ(なんせ2年間来てないものでして…)なんで、「設定とは違うぞ( ゚Д゚)ゴルァ!takahisaしっかりしる」という点があればハリセンで突っ込んであげてください。 …というわけで、皆様以後宜しくお願いします。 しかしまぁ、『曹操の涙』ってかなりヤバい作品ですな。 何ですかあの郭嘉!もうtakahisa逝ってヨス!みたいな。 あんなの郭嘉じゃねぇ…(涙 なんか独り言だけでだいぶ使ってしまったな…。 とにかく、「曹操の涙-りめいくばーじょん-」スタートです! ― 曹操の涙 前編 ― 官渡公園にて袁紹を倒し、今やこの学園都市の北方をほぼ制圧した、連合生徒会会長、曹操孟徳。 彼女は今、冀州学院校区にある連合生徒会会議室にいた…。 生徒会室にカツ、カツと靴の音が鳴り響く。その音の主は、「連合生徒会 会議室」と書かれているドアの前で止まった。 「…ここだな…」 レーシングスーツをまとい、フルフェイスメットを2つ抱えた夏侯淵が呟いた。 ノックもせず、「孟徳…いるか?」と部屋に入って行く。予想通り、会議室の一番奥のソファーに、曹操が座っていた。どうやら寝ているようである。 起き上がった曹操は、「んぁ…もしかして、寝てた?」と夏侯淵に問う。 「ああ、爆睡してた…。それより、大丈夫なのか?」と夏侯淵は問い返した。 「大丈夫って…何が?……………っ!!!!!」どうやら気がついたらしい。 「あああああーーーーーっっっっっ!!!!!」…急に叫びだす曹操。 それを見て、夏侯淵はフルフェイスメットを1つ、曹操に投げた。「まだ間に合うだろ?出発は…9時だったな」こくりと頷き、曹操は走り出した。夏侯淵もそれを追う。 すべるように非常階段を降り、止めてあった夏侯淵の愛機・CB400Fに跨る。 「…さて、行くか。司隷までの道はピンクパンサーズに確保してもらってる」キーをひねりながら、夏侯淵が言った。 「さすが妙才!頼りになるわね…」曹操は右手を振り上げる。「目標は司隷!出発進行〜!」その右手を振り下ろしながら、曹操が叫んだ。 フルフェイスヘルメットを着けながら、夏侯淵が答えた。「了解!飛ばすからな!…振り落とされるなよ!」 力強くアクセルを踏む。もの凄い轟音を残し、バイクは走り出した。 司隷へと続く道。両端にはピンクパンサーズが警護している。その中を夏侯淵と曹操は駆けていく。 「絶対に…郭嘉に、絶対会わないと…」 郭嘉奉孝。 思えば曹操はかなりこの人に世話になっていた。 部費が足りない時、競馬で75万を儲けたてくれたこともあった。 ―もっともその時、こっぴどく陳羣に怒られたりもしたのだが―。 そして、北伐。 軍師として獅子奮迅の活躍、そして烏丸の残党の降伏の時間をピタリと当てた。が…。 …それ以後、連合生徒会室で彼の姿を見ることは、一度しかなかった。 その病名は、ALS―筋萎縮性側索硬化症。 脳からの信号が筋肉から伝わりにくくなる病気である。 病状が進むと呼吸が浅く、困難になったり、何もないところでよく転ぶようになる。病状が進むと、寝たきりにもなる病気である。 校医の華陀曰く、「入学当初は卒業まで持つはずだったのに…」らしいが…。 ―今となっては、それはどうでもよいこと。 …ふと、曹操の頭に郭嘉の台詞が浮かんだ。 「このあとは荊州、長湖だな。まあ、まかせとけって。最近自信が出てきてさ、あっと驚く戦略戦術が次から次に沸いてきてんだからな。これからは会長にもラクさせてやれるよ」 …ずっと郭嘉との思い出を思い浮かべていた曹操を現実世界に引き戻したのは、夏侯淵の声だった。 「…孟徳!近道だ、揺れるからしっかり捕まっとけよ!」 「へ!?」曹操が答える前に、夏侯淵はハンドルを右に切った。森の中へ入っていく。 「ちょっ…ここ、大丈夫なの!?」夏侯淵に捕まりながら、曹操が言う。 夏侯淵はちょっと間を置き、「司隷への近道って、曹仁が言ってたが…」と後ろを振り向く。 深くて暗い森を突き進むバイク。 数分後、「おし、森を出るぞ!」と夏侯淵が叫んだ。それと同時にバイクは森を抜け…宙を舞った…。絶叫する曹操。 「妙才!な、なんで飛んでるのーーーーーッ!?」
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