下
★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
8:香香 2002/02/07(木) 15:25 マヨネーズをすすめる孫策が、私の中でちょっと神楽と被ります(笑)。 周瑜にビビる?曹操も可愛いですねぇ(笑)。 私もjapan様に同意です! あの名台詞を聞きたい!
9:岡本 2002/02/07(木) 17:48 孫策との水面下の争いや、袁紹との官渡決戦を控えて自軍勢力 の把握を画策する曹操がいいですね。
10:★ぐっこ 2002/02/07(木) 21:48 [sage] 感想はこちらでよろしいですよ〜。 >周瑜 japan様の蒼天クリスマスでの初(!)出演に続き、2度目。 曹操がこのまま弱くなりそうで怖いです…(;^_^A まあ、官渡連作があるから…。 >あのセリフ 形にするとクサくなりそう(;^_^A TOPのアレが一番のできです…。 さー、次はどなたがショート書いてくださるのかなあ〜(←期待中)
11:ジーク 2002/02/09(土) 17:42 [greek_h@hotmail.com] ■第一回紙幣章所持者親睦会■ - 某日夕刻 徐州棟食堂『張・来来軒』 - … …… 「…あ、これおいしー。」 「おばさまこれ美味しいですわよ。」 「公達、オバサマはやめてってば…。」 「ちょっと孟徳。こんなに頼んで大丈夫? 経費で落とすったって限度があるでしょうに。」 「何いってんの惇。生徒会長に不可能なんてないのよ。」 「ただでさえスズメの銅像とか色々訳わからない物を作ってばかりなのに……。…頭痛が。予算が。」 「ラーメンとスープとシューマイ追加ね〜!」 「食べすぎじゃないの、子桓さん…?」 徐州棟一階、張遼の母が主を務める寮食堂でのひとコマ。彼女らは予算折衝だか蒼天通信幹部総会だかよく分からん理由をつけて現在経費で宴会中である。メンバーは曹操、曹丕及び生徒会高官達と、蒼天通信幹部勢、勢力下の各校区総代、各サークルの主要メンバーなど曹操の部下がズラリと並んでいる。要するに曹操勢力下の紙幣章所持者が勢ぞろいという奴である。ちなみにこの食堂で宴会…もとい食事付き会議が招集されたのは生徒会副会長曹丕の好物がここの料理であることと、この食堂が学園有数の大きさを誇っている為である。最も、これも曹丕が幾つか部室をつぶして食堂を拡張した為だが…。 なんやかんやで小一時間。 「ところで、これって何の会議でした?」 「さぁ……。始めのほうに何かいってた会長選挙についてじゃないの?」 会長選挙。既に死語になって久しい言葉である。 「…え、あれだけ?」 「まあ、親睦会って事にしといてくれればいーわ。 生徒の親睦を深めるのも生徒会の立派な役目なんだし。」 とは曹操。 「そうそう。仲が悪いと色々と支障がありますし。ね、徐州さん、マンセーさん。」 「全くです…。アタタタ…思い出したら腹痛が…。」…張李調停役になって久しい楽進。 最近よく神経性の腹痛に悩まされている模様。その腹痛は元はといえば張遼と李典の所為である。 張遼と李典のあまりの仲の悪さに両方と親しい楽進は心の休まる時が無いのだ。 もっとも血で血を洗うような凄惨な争いではなく、黒板消しを扉に仕掛けたり、 ブーブークッションをいすに仕掛けたりといった、或る意味平和な争いではあるが。 以前は李典がやや戦局を有利に進めていたようだったが、 最近では張遼も李典の繰り出す攻撃を見極めだしたのか、互角の争いを繰り広げている。 「私は李典サンが謝るっていうのなら仲直りしてもいいですけど。」と張遼。 「………。」無言の李典。しかしその体は「ふざけないでよ!」と猛烈な闘気を発している。 「そーいえば李典ちゃん、さっきからあまり食べてないみたいだけど、どうかしたの?」 「マンヘーはん、ほほのほーひはほれもふっごくおいひいへふほ! はへはいいなんてほっはいはい。」 という曹丕の前には既に山と積まれた皿の山―。マダ食べる気か、この娘は。
12:ジーク 2002/02/09(土) 17:43 [greek_h@hotmail.com] 「い、いえ……ちゃんと食べてますよ。」 いきなり曹操と曹丕に話題を変えられ、気勢をそがれた李典。 慌てて料理を取ろうとするが、知らぬ間に周りに料理が無くなっている。 「あれ、李典ちゃんのとこ、料理が無いじゃない。あ、文遠。 あの赤いすーぷ李典ちゃんにとったげて。」 ギクッ。李典の視線が一点にくぎ付けになった。『赤い』スープ……。 何故か一皿だけ置いてある『益州棟名物激辛すぅぷ』のことだ。 噂では張遼と仲の良い関羽が特別に調理法を教えたのだとかどうとか。 誰も食べなかったのは……何故かこっそり『李典曼成用』とかかれていた為だ。 まあ、書いてなくとも多分誰も食べなかっただろうが。 「はい、どうぞ。このすぅぷはとっても美味しいですよ。 リテンさん、どうぞ遠慮せず全部食べてくださいね〜。ふふっ。」 張遼が曹操の一言に追い討ちをかけるが如く笑みを浮かべて李典にそのスープを渡す。 「え、……えっと……あの…それは……」 必死で断りの言葉を探す李典だが、張遼ならばともかく曹操にきつい事は言えるわけがなく、 思うように言葉が出てこない。 「どうしたの? あ、わかった。食べさせてほしーんでしょ。 それじゃ〜私が食べさせてあげるね。はい、ア〜ン。」 カチャ。 曹操は悪魔的な笑みを浮かべてスープの皿を手に取った。 やばい、逃げないと―。 ガシッ。 蒼ざめた李典は席を立って後ずさる……ろうとしたが、後ろには何故か張遼が……。 「あ、わっ、はなせっ。……い、いやぁ〜。」 ゴクッ……一秒……二秒………ぼぅっ! 口から火焔を吐く李典。必死になって水差しとコップを探す。が、何故か水差しは姿を消していた。 張遼―。薄れゆく意識の中、李典は張遼の笑みを見た…ような気がした。 曹操は李典の末路(?)をみて腹を抱えて笑っている。 その笑いは収まる様子を見せない。そして……。 べちゃ。 食堂の床にノックダウンしている李典。対李典戦に勝利を収め、満足げな表情の張遼。 例の腹痛が再発した楽進。麻婆豆腐を顔一面にくっ付けた曹操。あきれる夏侯惇。 彼らを尻目に宴会はなおも続く……。 …… … -了-
13:ジーク 2002/02/09(土) 17:44 [greek_h@hotmail.com] というわけでショートストーリー書いてみましたです。 疲れた…(;^^A かってにスズメの銅像立ててしまいましたが(笑) 何か違う気もいたします。 >朝の風景読感 マヨネーズな孫策(←?)が…(^^ 決別のせりふ…聞いてみたいなァ。
14:項翔 2002/02/09(土) 19:58 >■■朝の風景■■ 学園実力者達の緊迫したやりとりに、一気に全て読んでしまいました(^^) TOP絵の再現を大期待です! >■第一回紙幣章所持者親睦会■ ああっ、折角の親睦会がぁ…! …結局こうなるんですね、あの二人。(^o^) しかし、マーボーで顔一面を濡らす曹操をもう見られるとわ! ジーク様、大感謝です!!
15:項翔 2002/02/09(土) 20:01 すみません、"学園タ力メ達の緊迫したやり謔閧ノ"→"学園実力者達の緊迫したやり取りに"です…。
16:★ぐっこ 2002/02/09(土) 22:21 うーむ…今日は項翔様が祟られてる!? ちなみに昨日は私でした…(;^_^A 管理機能の修正で直せますので、よろしければメールか画像アップローダのほうにでも、 修正文あげてくださいー! それはともかくとして! ジーク様! ストーリー投稿ありがとうございます! 最高!不協和音有りすぎの曹操陣営! 珍しく張遼が先攻したバトル! しかも知謀の李典の先手先手を取る手腕! ただの体育会系ではないということか!? 曹操達のちゃらんぽらんさがたまりません!(;^_^A
17:玉川雄一 2002/02/11(月) 03:53 ■まじかる☆イリュージョン■ 辺境の微動か、京師を揺るがす激震か。 帰宅部連合実働部隊総帥・諸葛亮が企図する北伐の成否は、 ある辺鄙な校舎の去就に懸かっていた。 荊州校区新城棟。現在この棟を預かるのは孟達、子敬。 かつては帰宅部連合に所属しながら、故あって生徒会に身を投じていた。 彼女は当初こそ新蒼天会長となった曹丕の覚えめでたく、 破格とすら言える待遇を受けてきた。 しかし、得てしてこの類の栄達は凋落も早い。 曹丕の早すぎる引退と共に、孟達の立場も微妙になっていた。 そこへかつての僚友、李厳の私信に続いて、 諸葛亮から誘いの手が差し伸べられたのである。 曰く、 近々帰宅部連合は生徒会への行動を開始する。 ついては貴方も旧に復し、我々と共に生徒会打倒を図って欲しい。 我々は漢中アスレチックより雍州校区を目指す予定であり、 貴方には荊州校区より司州棟を突いてもらいたい。 これが成就すればかならずや生徒会に痛撃を与えることができる。 その時は、貴方も安心して帰参が叶うはずだ、と。 …ちなみに、引き続いて“同人誌界の支配者”だの、 “世界征服”だのといった意味不明な文言も見られたが、 その部分は孟達には今ひとつ意味が図りかねたのである。 それはさておき、孟達の心は確かに揺れ動いた。 しかし、事態は彼女の予想をはるかに超えて滑り出す。 諸葛亮は、意図的にこの情報をリークしたのである。 新城棟に隣接する魏興棟主・申儀は孟達と折り合い悪く、 彼女を通して、「孟達に不審の儀あり」との報が密かに走った。 孟達はそれを伝え聞き、とうとう腹をくくったのである。 とはいえ改めて考えるに、この計画は余りに魅力的だった。 彼女の預かる新城棟は荊州校区の西北端にあり、 現在は漢中アスレチック方面への備えの役目を果たしていた。 しかし、この刃が翻されれば… 荊州校区北部を一気に突破し、 現在生徒会が置かれている洛陽棟を直撃することが可能だった。 だが、一にも二にも、この作戦には迅速な行動が不可欠である。 いかな予想外の造反とはいえ、生徒会の対応より早く事を運ぶ必要がある。 孟達の要請受諾の連絡に折り返し、諸葛亮はくどいほど念を押していた。 だが、孟達はこの件について何故か楽観的だった。 悠々と決起の時を図っていたのである。 そこへ、生徒会側から孟達を慰撫する手が打たれた。 曰く、 貴方は劉備を棄て、生徒会に身を投じた。 生徒会は貴方に要地を委ねており、 また益州校区の生徒達は貴方のことを恨んでいるだろう。 諸葛亮の企みなど成功するはずがない… 孟達はこれを聞いてすっかり安心し、諸葛亮の度重なる督促にも耳を貸さなかった。 生徒会は油断しきっている。我々が本当に背くとは思ってはいまい。 この計画は必ず成功する、そのはずだった…
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