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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
940:韓芳 2006/08/06(日) 01:53 とりあえず、ごめんなさいm(_ _)m しかも続けちゃったよどうしよう・・・ とりあえず、1つ書いてみて皆さんに意見貰おうと思って書いてみましたが、なんか、イマイチだ・・・(汗 でも、これからも頑張って書いてみたいと思うんで、何でもいいので意見ください。
941:北畠蒼陽 2006/08/06(日) 03:16 >韓芳様 初陣お疲れ様です。 個人的には高順はちょいとしゃべりすぎかな、とも思いますが、ま、それは解釈しだいですし? ただこの学三では三国時代の女性は基本はペットとかそういう扱いになることが多いので呂布の作戦中止理由としては『ネコのエサの時間だったから』とかくらいのほうがいいのかも? そうでもないかな? ま、なにはさておきお疲れ様ですよぅ。
942:弐師 2006/08/06(日) 13:16 >韓芳様 初陣お疲れさまです! 呂布陣営で高順を中心に書かれたのはとっても良いと思いますよ〜 魏続さんのキャラもいい感じですし、次回も楽しみにしています。 あ、でもちょっと誤字が有ったので其処に気をつけてみてはどうでしょうか? (私も人のこと言えないぐらい誤字脱字が激しいのですがorz)
943:冷霊 2006/08/06(日) 17:21 >韓芳様 初陣、お疲れ様でしたー。 わりと寡黙で不器用なイメージのある高順ですが、内心思う所はいろいろとあったのかもしれませんね。 やはり忠節を尽くした宿将ですし。 でも、公の場では必要最低限のことしか言わないイメージですかね? 確かに学三では女性はペットだったり人形だったりとかになってますねぇ。 密かに孫魯班あたりがどうなるか楽しみだったりしますw 学三の呂布は連環の計では犬(貂蝉)につられてますし、意外と犬好きなのかも……? 続き、まったりと楽しみにしております。 執筆お疲れ様でしたー。
944:韓芳 2006/08/08(火) 00:09 気がつけば沢山の返信、本当にありがとうございます^^ >北畠蒼陽様 「呂布に絶大な忠誠」→「呂布への信頼から、呂布の言うことにほとんど口を出さない」 見たいな事考えてたんですが、『清楚潔白』だと確かにしゃべりすぎかもしれないですね〜(汗 女性はペットが多いと言うのは、完全に忘れてました・・・ごめんなさい・・・orz 幼稚園児くらいの子が「どこにもいかないで〜(泣」みたいなこと考えちゃってました・・・ >弐師様 魏続のキャラは、過去ログには載ってなかった(見逃しただけ?)ので勝手に考えてみました。 『史実で魏続の上官だったので2人は仲が良かった』といった感じで。 誤字脱字は・・・以後気をつけますm(_ _)m >冷霊様 「呂布に絶大な忠誠」→「呂布への信頼から、呂布の言うことにほとんど口を出さない」 という感じで高順書いてましたし、史実でも内心疑ってても呂布の言ったことならほとんど何でもしてしまいそうだったので、公の場ではあまりしゃべらないイメージで書いてます。 でも、1人になるとふいに本来の自分が出てくる・・・みたいな感じもありかなと。 まだまだ修行が必要ですね・・・いろいろと・・・ 今回の返信と皆様の文を参考にしながら、投稿文書いていきたいと思います。 せめて、この物語終わらさないと・・・
945:韓芳 2006/08/18(金) 01:40 咲かぬ花 第2章 終焉への道 「ここを曲がれば呂布様の部屋だけど・・・あ、いた!」 高順はすでに呂布の部屋の前に居た。 魏続が駆け寄ってみると、彼女はうっすら汗をかいていた。 「すごい汗・・・急に走ってバテたんでしょ〜?もう歳かな〜?」 いつもの様にからかってみせる。 いつもならここで厳しいつっこみがあるはずだった。 「・・・」 だが無言だった。元々口数は少ないが、それでも普通なら返答くらいはする人である。 それほどまで高順は緊張していたのだ。 「ちょっと〜、無視しないでよ〜。緊張してるのは分かるけど、そんなにガチガチじゃ話したいことも話せなくなるよ?」 「・・・すまない」 高順はそれだけ言うと、ふっと一瞬だけ笑ってみせた。 そして静かにノックをした。ノックの音が廊下に響いた様に感じた。 「どうぞ〜。」 と、呂布の声。高順の頬を汗がつたう。 (大丈夫かな〜?・・・まあ仕方ないか) 「ま、私もついていくからリラックスリラックス♪」 高順はその言葉を聞いて面食らったようだったが、小さな声で 「ありがとう。」 と言うと、呂布の部屋へと入っていった。 部屋にはすでに先客が居た。 「候成に宋憲に陳宮・・・どうしたの?」 「多分、魏続と・・・高順様と同じ。」 宋憲は言った。 宋憲の瞳の奥には何かが見えた。 陳宮が静かに切り出した。 「では、始めましょうか。」 「始めるって・・・」 魏続はそれ以上言葉が続かなかった。仮に出たとしても声にはならなかっただろう。 それほどに、この部屋の空気が重苦しくなったのだ。 その中には殺気も混じっている。 数秒間沈黙が続いたが、実際には数時間ほどに感じられた。 この重苦しい中、呂布が口をあけた。 「みんなが集まった理由は分かってるわ。何故作戦を中止したか・・・でしょう?」 表情を一切変えず呂布は続けた。 「ここで1番偉いのは私・・・そしてすべての決定権もある・・・。けど、あんたたちは私の決定に疑問を持ち、そして抗議しに来た。下手をすればどうなるか、分かっているんだよね?」 ゆっくりした話し方だったが、その溢れんばかりの殺気に、皆息を呑んだ。 「分かっています。ですが、私も軍師としての決定権はあるはずですが?」 陳宮が言い放った。呂布は睨むように見ている。 「わ、私達には、呂布様が誤った道に進まない様、意見する権利があります。」 高順が緊張で声を震わせながら言った。 それに合わせたかのように陳宮が切り出した。 「呂布様、何故作戦を中止にしたのですか?このままではどうなるかお分かりにならないのですか?」 「悔しいけど、奴らの方が知略は上・・・きっと作戦も見破られる。それなら、守りを固めて袁術を待ったほうがましよ。」 「お言葉ですが、袁術が我らの為に動くとは考えられません。それに、いくら知略が上とはいえ策は誰でもかかってしまいます。それが策の恐ろしさです。呂布様はそれさえもお分かりにならないのですか?」 「な・・・に?」 もはや一触即発の状態である。 呂布と陳宮は、お互い睨み合ったまま動かない。 「と、とにかく落ち着いてください、ね?」 候成が慌てて言った。 「呂布様も少し落ち着いてください。そんなに頭に血が上ると、それこそ奴らに・・・」 「奴らに・・・何?奴らに負けるとでも言うの?」 候成が失言に気が付いたときにはもう遅かった。 「候成、あなた私が負けると、そう思ってたのね。信じられない・・・」 「そ、そんなことはありません!私はただ・・・」 「言い訳無用!」 「!!」 「・・・大丈夫?」 呂布の鉄拳を寸前のところで高順が止めていた。 候成は半泣き状態である。 「呂布様!何も殴らずとも・・・」 「うるさい!私は最強!誰にも負けはしない!弱音を吐くやつなんか、階級章置いて出て行きなさい!」 「なっ・・・」 呂布は、もはや手がつけられない状態である。 候成は無言で部屋を後にした。階級章は置いては行かなかった。 「候成!・・・失礼しました!」 魏続と宋憲が後を追った。 少し間を置いて、 「・・・一人にして。」 呂布がぽつりと言った。 陳宮と高順は無言で自分の部屋へと戻っていった。 ふと呂布は窓の外を見た。 曇っているのか、真っ暗で星は見えなかった。
946:韓芳 2006/08/18(金) 01:43 第2章ですが・・・ 相変わらずというか・・・何というか・・・ 宋憲ほとんどしゃべってないし、主役ずれてるし orz さらに誤字脱字あったらどうしよう(汗 読むときは、さらっと流して読んでくださいw
947:弐師 2006/08/26(土) 15:28 会議が終わったあと、もう既に薄暗くなってきている自分の部屋で、伯珪は一人鏡の前に立ちつくしていた。 そして、その手には、ナイフ。 仄かな夕日を反射する鏡に映し出される彼女の顔は、喪失感と憎悪に支配されていた。 彼女はその長く美しい髪を肩のあたりで無造作につかみ、一気にナイフで切り取った。 ぶつ、という音を残してそれまで彼女の一部であったそれは、もうただの物でしか無くなった。 髪の短くなったその姿は、彼女の妹――――――越の様だった。 左手につかんだままの髪の束から、はらりはらりと髪の毛が落ちていく。 伯珪には、それが今まで自分が守れずに、手のひらからこぼれ落ちていった物達のように見えた。 それを彼女は無造作にゴミ箱へと投げ込む。 その目には、感情が宿っているようには見えなかった。 髪と一緒に、感情まで切り取ってしまったかのような、復讐しか考えていない、何を犠牲にすることも厭わない鬼の瞳―――――――――――― これで、もう忘れない。 鏡を見るたびに思い出すだろう。 この髪に、刻み込んだから。 ――――――――――――憎悪と、自らへの怒りを。 そう思った。 ――――――――――――そう願った。
948:弐師 2006/08/26(土) 15:29 「へえ、君可愛いねぇ。一緒に遊ばなぁい?」 関靖は、「いかにも」といったような古典的不良に囲まれていた。 烏丸工。幽州では有名な暴れ者どもだ。中華市で最も「夷狄」と呼ばれる男子校に近い幽州では彼らの姿を見かけることもそう珍しくはない。 関靖は可愛いと言われたことはどうでもよかった。だが、この状況は不味い。逃げ道も、味方も居ない。だからといって、お誘いにお答えしたくもない。 さて、どうしようか。 すると遠くからバイクのエンジン音が聞こえてきた。また新手? もう観念した方がよいのだろうか?しかし遠くに見えたそのバイクは、乗り手も車体も真っ白で、まるであたしを救ってくれる白馬の王子さまのように見えた。 駄目元で、その乗り手にあたしの運命を任せてみよう。そう思った。 すぐ近くまで来てバイクが止まる。 「何だテメエ、邪魔しねぇでくれるかい!?」 「・・・」 バイクと同じ純白のフルフェイスのヘルメットを被った彼は不良どもの言葉に応えずバイクから降り、彼らに手招きする。相手は六人、彼はひとりだった。 それでも、関靖は彼が負けるとは思わなかった。何故かは自分自身でも分からない、ただ、そう思っただけだ。 激昂した連中が殴りかかってくる。だが彼は軽くいなし逆に鳩尾に肘をたたき込む。膝をついて倒れ込んだ男を見て、彼らは恐怖に抗うように突っ込んでくる。だが彼の敵ではなかった、一人、また一人と確実に仕留めていく。数人未だ残っていたが、戦意は既にないようで、背を向けて走り去っていった。 ぽかん、としている関靖の方を向いて、彼はヘルメットを外した。 その下から現れた、整った顔。 さらさらとしたショートヘアー。 すっと通った鼻。 切れ長の目。 ――――――――――――そして、どこか虚ろな瞳。 美しい「女性」だった。 ・・・思えば失礼な話だろう。顔が見えなくても普通体つき等で女性だと分かりそうな物だ。 だけど、焦っていたこともあるし、あれだけ強くて格好良いのだから、勘違いしてしまっても仕様がないのではないだろうか。 それに、それでもどうやら―――――――――――― ――――――――――――あたしの「白馬の王子さま」は彼女のようなのだから。
949:弐師 2006/08/26(土) 15:30 「あ、あの・・・有り難うございました」 「・・・」 「えっと、お名前を聞かせてもらえませんか?」 「・・・公孫伯珪」 「え・・・!?」 名前は聞いたことがある。北平の雄、公孫伯珪。 幽州、いや、中華市では、その名は鳴り響いていると言っても良い。 曰く「冷酷非道、血も涙もない外道」 だが、今目の前にいる人物からは全く違った印象を受けた。 確かに顔は綺麗で、逆にそれは人間らしさ、暖かさを感じさせない類の美しさだった。 一目見た人が、冷たそうと感じるのも無理はないだろう。 しかしその瞳だけは、何かを失ってしまったような寂しそうなものだった。 この人の傷を、痛みを、治してあげたい。開いた穴を埋めてあげたい。そばにいてあげたい、そう思わせるような、悲しい瞳―――――――――――― 「一人で帰れる?家は何処かな?」 「えっと・・・あの・・・あたしを北平棟まで連れていって下さい!」 伯珪は、一瞬きょとんとした顔になった。 いきなり予期していないことを言われてしまったのだから当然と言えば当然なのだが。 と、いうより関靖の発した言葉はまず質問の答えにすらなっていない。 しかし、彼女はすぐに元の表情に戻った。 「駄目だ。危なすぎる。今、北平は戦闘の準備に入っている。逆に言えば周りから攻められるかもしれないと言うことだ」 「あ、戦いの準備とかならあたし計算とかそんなの得意ですし! それに・・・あなたのお役に立ちたいと思ったんです、駄目でしょうか・・・?」 今度は伯珪は困った顔になる。今の彼女の表情をこんなにも変えられるのは関靖くらいな物だろう。 彼女はじっと関靖の瞳を見つめた。そして、相手に諦める気がないことが分かったのだろう、今度は呆れ顔になった。 「わかった。だが、役に立たなかったら帰って貰うよ?」 「分かりました!伯珪さま!」 「「さま」って貴女ねぇ・・・」 「え、ならご主人様とか・・・」 「・・・「さま」でいい。ところで貴女の名前は?」 「関靖・・・関士起です」 「士起、ね。分かった」 そう言うと伯珪はもう一つヘルメットを取り出して関靖に投げてよこした。 今度は、関靖が戸惑う番だった。 「後ろに乗って。ちゃんと捕まらないと落ちちゃうから気をつけるようにね」 「は、はい!」 「何やら、妙なことになってしまったな」とキーを刺しながら伯珪は思わずつぶやいた。 だが、不思議と不快感はなかった。逆に何か懐かしさ、安らぎすら感じた気がした。 それはあの日、髪を切ったとき以来久しぶりに抱く感情だった。 エンジンがかかった。関靖を後ろにのせて発進する。 そういえば、誰かを後ろに乗せて運転するのは、いつか越を乗せて以来だな、と伯珪は思った。
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