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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
952:冷霊 2006/09/14(木) 15:36 就活終了ー、その勢いで書き上げてしまいました。 タイトルの通り、白水門のその後のお話です。 勢いが続けば、一気にフ水まで書ければなぁ〜……と。 劉闡は一時退場、次は一年(学三では一ヶ月?)に渡って劉循に頑張ってもらわねばw >韓芳様 お疲れ様ですー。 強いが故に見えないものってありますよねぇ。 呂布とかは馬上の将軍だったから、余計にそうだったのかもしれませんが。 緩衝材の役割を務められる人物がいれば……と度々思ってしまいます。 侯成や魏続、宋憲らの今後の動きが気になるところですねー。 >弐師様 始業式……懐かしい響きですw ファイトですよー。 関靖の行動に思わず焦る伯珪さん、ちょっと想像してクスリと笑ってしまいました。 でも、関靖と伯珪の互いの心が何だかじんわりと伝わってきます。 北平を巡る争いの中での関靖の今後、気になりますねー。
953:韓芳 2006/09/18(月) 01:57 咲かぬ花 終章 さよならの言葉 あれから数日が経ったが、事態は一向に進歩しなかった。いや、むしろ悪化していた。 呂布の候成解雇は、陳宮の裏工作により何とか降格処分で済んだが、あれ以来、下丕棟には会話と言う会話が存在しなくなった。皆、報告以外はほぼ無言だった。 「・・・ついに来たのね。」 その報告を聞いたのは昼食を終えてすぐの頃だった。 ――――曹操・劉備連合、侵攻の気配有り 「呂布様より伝言です。放課後すぐに集合とのこと。」 「分かった。ご苦労様。」 「はっ。」 伝令が廊下を急いでかけて行った。 「・・・まるで図ったかのようなタイミングね・・・ 密偵でも潜んでいたのかしら・・・。」 高順に少し嫌な予感がよぎった。 放課後、高順が棟長室へ行くと、主だった面々はすでにそろっていた。 「遅かったじゃない。高順が最後なんて珍しいじゃない。」 「申し訳ありません。」 「いいわ、ちょうどこれからだし。陳宮、作戦は?」 この戦闘前の重苦しい中、呂布のみ元気だった。この状況の中、ただ戦闘を楽しもうとするその真意は誰にも分からなかった。 「作戦は特にありません。3階を呂布様と高順に固めてもらい、下の階が敵を押していたら加勢してそのまま突撃してください。もしもの時の為に、私が3階に待機しておきます。2階は、魏続と宋憲、候成に固めてもらいます。貴方たちも同様に、下の階が敵を押しているようならば、呂布様と高順と共に敵へ突撃。その他諸将は、半々に分かれて1階と下丕棟周辺を固めてください。」 「了解しました。」 諸将が指示を受け、部屋を出ようとした時・・・ 「何で私は留守番なの〜?」 呂布が不満を言い始めた。だが、これはいつもの事で、皆少し飽き飽きしていた。 「留守番ではありません。それに、守りの戦いで軽々しく総大将が最前線で戦ってはいけません。もし捕らえられたらどうするのです?」 「大丈夫だって!現に今こうして――」 「駄目です!」 陳宮の睨み付ける様な視線と、周りからの冷たい視線に、呂布は仕方なく作戦を了承した。 「・・・こほん。でわ、皆の武運を祈るよ!」 「はっ!」 皆、勢い良く棟長室を出て行く。いつかのことを忘れようとするかのように・・・ ―――ついに戦闘が始まった。 高順は窓から眺めていたが、外の戦況は明らかに劣勢であった。 廊下を伝令がバタバタと駆けていく。嫌な予感は増すばかりだった。 5時を過ぎた頃に、微かに下の階から騒ぎ声が聞こえた。どうやら1階に侵入されたようだ。 「だらしない、といったら可哀想だけど、これで打って出られなくなったわね・・・」 高順は、伝令の報告を聞きながらつい言葉を漏らしてしまった。 「・・・あの〜、高順様?」 「どうかした?」 「魏続様がお呼びです。何か深刻な顔をしてましたが・・・」 「・・・分かった。すぐ行くわ。」 「では、失礼します!」 深刻な顔?一体何があったのだろうか?高順の不安は頂点に達しようとしていた。 2階へ降りると、騒ぎの声がかなり大きくなった。下は大混戦のようだ。 ふと近くの教室を覗くと、ぼんやりと魏続が窓を眺めていた。 「魏続!何かあったの?」 魏続は、はっとした様子で高順を見ると、 「実は、その・・・」 と、うやむやな返事をした。 「・・・はっきり言ってみなよ。」 こうは言ったものの、正直なところ、自分の方が緊張しているように感じた。 「じゃあ、言うよ・・・けど、その前に・・・!」 ふっと後ろに人の気配を感じた。振り向くと、それは宋憲と候成だった。 「もう、脅かさないでよ〜。」 「脅かしじゃないよ。脅しだよ。」 魏続ははっきりと言い放った。 「脅しって・・・一体何の――」 突然の出来事で、高順は何もできなかった。高順は宋憲と候成に取り押さえられ、手足を縛られていた。 「一体どういうつもり!何故こんなことをっ!!」 「・・・もう、疲れたのよ・・・」 候成は静かに話し出した。 「今までこの軍団が、最強で最高の存在だと信じてきた。だからこそ、ここまで付いてきた。けど、それは違った。本当は・・・本当は、ただ呂布が自分の武をこの学園に見せ付けるだけのものだった!周りのみんなを信用せず、信じるのは自分の武だけなのよ!・・・そんなの、悲しすぎるよ・・・」 候成は泣いていた。高順は、胸が苦しくなった。 「・・・それで・・・ついに、決心が付いたの。」 「決心・・・?」 「そう・・・あなたと陳宮を捕らえて曹操と劉備を引き込む。それで、この戦いも終わりよ・・・」 「・・・」 「でも、あなたも投降するのなら・・・曹操と劉備に会ったときに話してみるわ。」 高順は悩んでいた。自分自身、確かに呂布に疑いを持っていた。だが、ここでその疑いを晴らしてよいものか、と。そして――― 「私は・・・・・・ごめん。投降は、出来ない」 「何故?あんなやつの為に何故!?」 宋憲の目には怒りと共に、涙が光っていた。 「宋憲、落ち着いて。・・・お願い高順、あなたの忠誠は認めるわ。けど、この状況でその選択は・・・」 「ごめんね、魏続。泣かないで。私は・・・たとえあんな人でも・・・好きだった。この軍団が・・・好きだったのよ。この軍団が終わるとき、それは、私の終わるときなの。」 高順もいつの間にか涙が出ていた。 「・・・さあ、陳宮を捕らえて来なさい。終わらせるんでしょ?この、戦いを・・・」 「・・・宋憲、候成、お願い・・・」 宋憲と候成は3階へと上って行った。魏続は2人が陳宮を捕らえてくるまで、ずっと高順のそばで泣いていた。さよならは、お互い言わなかった。
954:韓芳 2006/09/18(月) 02:08 とりあえず、完結です。 間の数日間は外伝、と言うことで・・・(汗 キャラが初めと違う気が・・・ orz >弐師様 私は受験生ですw お互い新学期頑張りましょうね〜w 伯珪さん・・・カッコよすぎです>< いつか、こんな風になれたらなぁ・・・(無理 >冷霊様 就活お疲れ様です〜。 勢いで書けるなんて凄いです・・・ その点見習わせていただきますね。
955:北畠蒼陽 2006/09/20(水) 05:07 学園史を彩った猛獣、呂布がトんだというニュースは瞬く間に学園中を駆け巡った。 その存在の巨大さは誰もが知り、そして誰もが少なからず影響を受けた。 そえはもちろん彼女に近しかった者たちにも…… 猛獣の系譜 山中を3人の少女がこわごわと歩を勧めている。 「ね、ねぇ……ここはやばいって」 「う、うん……ねぇ、帰らない?」 後ろを歩く2人が前を進む1人に向かって声をかける。 後ろを行くのは宋憲、侯成。 前を行くのは魏続。 呂布を裏切った、という悪名の果てに彼女たちはこんな場所にいた。 こんな場所…… 青州校区、泰山…… 学内において神聖とされる山中に呂布亡き後、立てこもり頑強に抵抗する少女がいた。 少女は呂布の乱の際に呂布に味方し曹操に幾度となく痛い思いをさせ、乱終結後、曹操はその少女に賞金までかけ自分の前につれてくるよう命令した。 その少女を臧覇という。 「わ、私だって怖いんだからそんなこといわないでよ……」 泰山は臧覇のホームグラウンドであり、彼女は一時期この山を拠点とし暴れまわっていた。 自分たちがこの山中に侵入していることなどすでに察知されているだろうし、だとすればいつ何時どの瞬間に襲い掛かられても自分たちはなんの対処もできないだろう。 それでも…… 「でも……臧覇さんに会わなきゃいけないんだから……がんばろ?」 「う、うん」 気丈な魏続の言葉に頷く宋憲と侯成。 呂布軍団の中核にあって、その力が最大限に発揮させた少女たちにとっても、この臧覇のテリトリー……結界と言い換えてもいい……の中で出し切る自信はない。 「そうかい。臧覇さんに会いたいのか」 どこからともなく声……3人に緊張が走る。 聞かれていたッ!? そう認識する間もなく3人の周りを集団が取り囲んでいた。 集団の先頭にいるのは……見たことがある。臧覇の腹心である孫観や呉敦である。 「……すでに囲まれていた……?」 「そうとも、すでに囲んでいた。あんたたちは捕虜、ってわけだ……臧覇さんには合わせてやる。あの人が気に入ればキズモノにならずにすむだろーよ」 呉敦の言葉に呂布軍団時代とはまったく違う不気味な集団に3人は冷や汗を流した。
956:北畠蒼陽 2006/09/20(水) 05:07 「なんだ。誰かと思えばお前らか……」 くだらなさそうに臧覇が吐き捨てる。 3人はロープで縛られ、臧覇の前につれて来られていた。 臧覇は顔の前に指を組んで、あまりにも面白くなさそうに3人を見つめる。 「一応聞いてやる。なんの用だ?」 言外に『下らないことを言ったらぶっとばす』という言葉を滲ませつつ臧覇が問いかける。 黙りこくっているわけにもいかない。 「こ、降伏を薦めにきました。曹操さんは寛大な処置を約束してらっしゃいます」 宋憲が口を開く。 「あははははははははははははははははは!」 臧覇が言葉を聴いた瞬間、笑い始める。そしてたっぷり10秒笑い…… 「お前ら好きにしろ」 周りのガラの悪い連中に声をかけ、椅子から立ち上がる。 「わ、わー! ちょ、ちょっとまってください! 言葉が足りなかった! すごく足りなかったです! まーじーでー!」 一斉に立ち上がったガラの悪い連中を引き止めるように魏続が声を上げる。 「なんなんだ、お前ら。裏切り者のクセにのこのこやってきてんじゃねー。私に会っただけでもありがたいと思ってここで埋まってろ」 3人が一瞬目を交し合い、仕方なさそうに侯成が口を開く。 「確かに私たちは裏切り者って呼ばれても仕方ないです。というか実際そうですから……でももう一度同じ機会があったとしても、私は呂布を許さないです」 胡散臭そうに片眉を上げる臧覇。 「……でも信じてほしいのは……私は……私たちはみんな呂布軍団が最強だと信じて戦ってた、ってことです。たとえ曹操さんが相手だろうと負けるなんて1%たりとも考えもしなかった」 あの人は結局器じゃなかったんですけどね、と首を振る。 「だから裏切りました。あの人は最強の座から自ら降りてしまったのだから……でもあの人を最強と思った気持ちは死んでない。それは私たちや、文遠や……そして臧覇さんの中にも生き続けているはずです」 「だから最強の遺伝子を……私たちが半ばで奪ってしまったあの人の、かつてまぎれもなく最強だった気持ちだけを残していきたい……この泰山にいたらそれを残すこともできないんです」 3人はかわるがわる臧覇に言葉を投げかける。 それは明らかに足りない言葉ではあったが、それでも臧覇の気持ちを動かすのに十分な力を持っていた。 「……曹操は最強を語るに足るか?」 「十分です」 臧覇の問いに魏続が即答する。 最強を夢見る遺伝子は生き延びていく。 彼女たちがいなくなっても、次の世代に伝わっていくだろう。 それは獣の遺伝子。 猛獣の系譜は伝説の中だけでなく語り継がれていく。
957:北畠蒼陽 2006/09/20(水) 05:07 韓芳様「咲かぬ花」終了記念リスペクト企画ですよー? 迷惑ですか。すいませんすいません。 ちなみにこの文章を書くのに1時間かかりました。うわぁ、文章力とかやたら落ちててびっくりデスよ。 あー、もう……
958:韓芳 2006/09/20(水) 23:23 >北畠蒼陽様 迷惑どころか、嬉しすぎて風邪気味です(謎 私は終章書くのに2時間近くかかってます・・・ しかも腕落ちてるって・・・格が違う・・・ orz 本当にありがとうございましたm(_ _)m
959:北畠蒼陽 2006/09/23(土) 21:22 「左回廊、弾幕薄いよ! なにやってんの!」 戦場に臧覇の声が響く。 戦場を見回した臧覇は近くに見知った顔を見つける。 「孫観、幸薄いよ! なにやってんの!」 「誰が不幸風味じゃー!?」 怒声をあげる孫観。だが同時に立ち上がった彼女の左足にどこからともなく誰かが投擲したのであろう、飛んできた木刀が直撃し、孫観はうずくまった。 「……やっぱ不幸じゃねぇか」 ぽつりと臧覇が呟く。 同門の人々のあれやこれや 孫観の左足は複雑骨折していた。それはそれは面白いくらい。 濡須口の戦いにおいて歴戦のツワモノである孫観が負傷したという報せはただちに曹操に届けられた。 「なっ!? 仲台ちゃんがぁ!?」 曹操は飛び上がってびっくりした。 報告した陳羣のほうがびっくりした。 まさかこの世に本当に『びっくりして椅子から飛び上がる人間』が存在するなんて…… 10cmくらいは浮いていた。だがとりあえずそれは置いておく。 「ん〜と……仲台ってだぁれ〜?」 「孫観のことっ! ……で、仲台ちゃんは大丈夫なのっ!?」 ぼや〜っとした許チョに名前を教えておいてから曹操は陳羣を振り返る。 「はい、入院中だそうです」 つまり大丈夫じゃないのであった。 病院で看護婦さんに面会を告げ、病室を聞くとやたらいやな顔をされた。 「なんだろうね……?」 「さぁ、わかりません」 陳羣にわかるわけはないが律儀に答える。 「それより……それはなんです?」 曹操が手に持っているのはちょっと大きめの包装紙に包まれた箱。 「ん、モデルガン。喜ぶと思って」 「……喜ぶかもしれませんけど見舞いには向かないですよね」 陳羣はため息をついた。 「わぁー、いいなぁ」 少なくとも許チョには効果バツグンだった。 「……」 「……」 病室に近づくにつれ陳羣と曹操が黙りこくる。 陳羣は眉間に深い皺を刻ませて。 曹操はこれからの予感に目をきらきらさせて。 なにが、というとめちゃめちゃ騒がしかったのである。 「わははははははははは!」 「ぎゃー! 書くなー! そんなとこに書くなー!」 「うはははは! おもしれー!」 「やめれー! お前らぜってぇ死なす! 必死と書いて必ず死な……ぎゃー!」 ……とかそんな感じ。 そしてその騒動の中心となった病室は予想通り孫観の病室だった。 こんな状況で病室という名詞が有効なのだとしたら、という話だが。 仏頂面の陳羣がそれでもノックする。 「やめれー!」 聞こえていないらしい。やめてほしいのはこっちだ。 「失礼しま……」 それでも一声かけてドアを開けた瞬間、なんかすごいもんが飛んできた。 すごいもん、というか病室備え付けのパイプ椅子。 「……ん」 陳羣の眼前でぴたりととまったパイプ椅子を横から受け取ったのは許チョ。陳羣はへなへなと腰を抜かした。
960:北畠蒼陽 2006/09/23(土) 21:22 「あ、どもー」 ベッドに寝たまま何かを投げたであろうポーズの孫観が声をかける。いや、本当は孫観なのかどうかすらよくわからないのだが状況的に考えると間違いあるまい。 孫観(※不確定)の顔は真っ黒に塗りつぶされていた。あとギブスにも思う様落書きしてある。もう大変です。 しゃがんでいる臧覇。恐らく椅子をよけたのだろう。手にはマジック……油性か。 後ろでげらげら笑っている呉敦と尹礼。横で座ってにこにこしているのが孫観の双子の姉、孫康である。 泰山グループが勢ぞろいなのであった。 「やぁやぁ、諸君。私を抜かして騒ぐなんてひどくない?」 「お、曹操さん、書きます?」 「薦めんな、ボケー!」 臧覇の言葉に孫観(※不確定)がはしゃぐ。いや、はしゃぐのとはちょっと違うか。 「でも書くとこないねぇ」 油性マジックを受け取ったまま思案する曹操。 「大丈夫。脱がせばえぇんよ」 「そ、そうかっ!」 臧覇の囁きに天啓を得た曹操。 「だー! 脱がすってなんだ! お前、ぶっころ……お、おい、なんだよ、お前ら」 孫観(※不確定)が再びはしゃごうとして両脇を呉敦と尹礼にがっちり押さえつけられた。 「な、なぁ、冗談はやめようや?」 「はっはっは。冗談だったらもっとつけぬけたとこまでいってみようか」 呉敦が笑う。 「よ〜し、剥くぞう〜」 臧覇が指をわきわきさせ、曹操がきらきらした瞳で見つめる。 「ぎゃー! 姉ちゃん助けてー!」 唯一自由になる首を振って孫観(※不確定)が孫康に救いを求める。 「あらあら、相変わらず不幸な子」 にこにこ笑う。姉は役に立たなかった。 「待っててね、仲台ちゃん。仲台ちゃんがケガをしながらも勇敢に戦ったけど国のために今は休め、ってポエム書いたげるから。あと振威主将に昇進ね、やったぁ☆」 曹操が笑う。 「お、やったなぁ、エーシ♪」 「ちっともよくねぇー! やめろー!」 「んー?」 その音は許チョの耳にだけ届いた。 『うー』とかなんとか、そんな感じの音。 「んー……?」 何の音かとちょっと首を巡らせて……あとずさった。 そこには鬼が…… 「静かにしなさいっ!」 窓ガラスがびりびりと震えるほどの大音量で注意が入った。 みんな声の方向に注目した。孫観(※不確定)なんかは半脱ぎにさせられながらそっちのほうを見た。 天下の風紀委員長、陳羣。怒りの仁王立ちである。 「まったく!」 つかつかと輪の中心まで歩み寄って…… 「ここは病院ですよっ!」 手近にあったものに思い切り手を振り下ろした。 ビシ、といういやな感触が陳羣の手に伝わる。 「……?」 陳羣の手の下でギブスの石膏が割れ、孫観(※不確定)が悶絶していた。 孫観。あだ名は仲台。また一名をエーシ。 張角の乱のころから臧覇とつるみ、青州校区総代もつとめたことのある人間のあまりにもあっけない最後であった。 なむー。
961:北畠蒼陽 2006/09/23(土) 21:23 0時にベッドに入ったのに4時間くらい眠れなくてベッドの中でなにをするでもなくもんもんとしてました。どうも北畠です。 今日の会社、寝不足でつれぇつれぇ。寝るかと思った。寝なかったけど。眠気に耐えてよくがんばった! 感動した! というわけでチーム泰山の一員、孫観ちゃんです。 孫康ちゃんはチーム泰山とは一歩離れた位置に入るけど仲はいい、ってことでひとつ。 あと曹操はともかく陳羣と許チョはあれっすね、史実的にいえばイレギュラーですね。まぁ、そんな感じです。 いいんだ! 私のはいつもイレギュラーだから!
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