下
★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
984:海月 亮 2006/10/28(土) 20:50 >北畠蒼陽様 実はもうひとつあったんですが、さらにぐだぐだになりそうだったので結構無理やりにまとめてるんです^^A さらにここから、二年前(<もうそんなになるのか^^A)くらいに書いた夷陵SSとあわせて完結する形であった所為もあるんですけどね。 まぁ何気に関さんが行方不明だったり、「馬忠」の正体がアレだったりするのも、多分こっちに持ってこない長湖部斜陽SSの伏線になっているとかいないとか…これに交州話や二宮の変が絡んで、漸くひとつの話が完成するとか無駄に話が大きなことに^^A あと呂蒙は自分内の年齢設定的に、二年生でいなくなることになってるんですよ。 そうなれば、やはり飛ばされた以外に「あっ」と思うような設定が欲しかったもので…本当に死んでしまうのは郭嘉だけということで、どうか。
985:韓芳 2006/10/30(月) 23:54 >海月 亮様 終節お疲れ様です〜。 毎回よくこれだけの物が書けるなぁと感心しつつ、読ませていただいてました(書き込む前から さらば関羽&呂蒙… >北畠蒼陽様 王凌でした… orz 変換がめんどくさくてコピペしたのが間違いか…(ぉぃ そろそろ空白の数日間埋めないといけない予感。 さて、どうまとめるかな…
986:海月 亮 2006/11/04(土) 11:08 [sage] まー書くペースと文章量が今のところ反比例してますから^^A むしろ詰め込みすぎ乙ですな。もーちょい、自分ではすっきりまとめたいんですけどね。 さーて、私は次何をやろうかな。 というか二宮も大まかな顛末というか、ドリーム展開になりそうな予感が…。
987:韓芳 2006/11/05(日) 23:54 咲かぬ花 外伝 隠された1枚 これは、呂布陣営最後の時の、語られることのなかった数日間の物語である――― 「候成!・・・失礼しました!」 魏続と宋憲が後を追った。 「ハァ・・・ハァ・・・ やっと追いついた・・・」 そこは下丕棟の屋上だった。 2月の屋上の寒気は痛くも感じられる。 そんな中で候成は、フェンスに1人もたれかかっていた。 「さっ、寒い・・・こ〜うせ〜い!とりあえず中で話し合おうよ〜!」 「・・・」 「無視か・・・まあ、当然と言えば当然か。」 宋憲がボソッと言った。 「ねぇー!聞こえてるのー?」 諦めず魏続は話しかける。 「・・・」 だが、相変わらず無言だった。 「ここはそっとしておこう。」 宋憲は魏続にそっと話しかけた。 「・・・そうだね、そうしようか。じゃあ、私達先に戻ってるからねー!」 そう言って戻ろうとした瞬間だった。 「・・・星・・・見えないね・・・」 急に候成が喋りだした。 あまりの突然さに、2人は顔を見合わせた。 「急に・・・どうしたの?」 「私・・・この先どうなっちゃうのかな?・・・この空のように、真っ暗なのかな?」 候成はずっと空を見上げている。 魏続が元気づけようと声をかけた。 「大丈夫だって!呂布様のことだから、明日にはコロッと態度が変わって―――」 「あいつの名前を・・・口に出すな!」 「!!」 「魏続!」 「大丈夫。かすり傷だから・・・」 魏続の頬をかすめたのは、候成の階級章だった。とっさに避けなければ、大怪我になっていたかもしれないほどの速さだった。 「あ・・・ごめん・・・」 「いいよ。候成の気持ち・・・分かるから。」 3人の間を風が吹きぬけた。まるで、何かを後押しするように。 「・・・私ね、決めたの。」 候成がぽつりと言った。 「決めたって、何を?」 「私・・・曹操に降る。」 「!!」 「何だって!?」 「本気だよ。それで・・・お願いがあるの。」 魏続はただ呆然としていた。 「候成、裏切り者になると言うのか?」 「そうじゃない。現に、もうこの軍団には所属してないし。」 宋憲をなだめる様に言った。 「その階級章、返しといて。曹操に下るから、もういらないわ。」 「えっ・・・」 「それから、曹操に下っても、私がここを攻めたりしないわ。絶対に約束する。だから安心して―――」 「安心なんて・・・出来っこないよ・・・」 魏続は涙目で話し出した。 「・・・あなたが居ないのに、どうして安心できるの?」 「・・・あなたには高順様が居るじゃない。私が居なくても・・・きっと・・・」 「・・・高順様も確かに大切な人だけど・・・けど、あなたの方が・・・あなたの方が私には大切なのに!・・・そんな、そんな仲だったの?候成・・・?」 「そうだ、私たちはいつも3人一緒だったじゃないか。それを1人でなんて、許さないわ!」 「魏続・・・宋憲・・・ でも、いいの?」 「私達も最近のりょ・・・あいつにはうんざりしてたからね。お互い様だよ!」 「・・・ありがとう。」 寒空の中誓ったこの約束・・・ その後ろで動いた人影に、3人は気付かなかった。
988:韓芳 2006/11/05(日) 23:59 外伝、勢いだけで書いてみました。 1枚なので裏(続き)があります(ぉぃ しかし、気持ちの移り変わり速っ! 気付くのは遅いのに…orz
989:北畠蒼陽 2006/11/06(月) 00:31 >韓芳様 信じてたものに裏切られたと感じるのは、人を信じるよりもずっとずっと短い時間で行われることなのですよー。 続き、楽しみにしておりまっす。 え? 私? ……う〜んう〜ん。
990:海月 亮 2006/11/06(月) 22:07 >韓芳様 友情は信奉よりも強し、ですかね。 この三人組の心情の解釈次第では、只の「時勢に乗じただけの裏切り者」から、「理想を違えて離れた者達」という風にも受け取れるんでしょうね。 いや、実はそういう解釈が何よりも好きなおいらがいます^^A 私ゃひとつ審配&辛評、逢紀&田豊あたりでこれやってみようと目論んでるんですが…どうしても正史に沿った話がそれだと書けない罠onz
991:韓芳 2006/11/11(土) 13:11 >北畠蒼陽様 そうかも知れませんね〜 やっぱり裏切られることはつらいと思いますし…(意味深 次回作ゆっくりお待ちしてます^^ >海月 亮様 裏切りにも何かしら理由が有るわけで、それを全て悪にはしたくないんですよ。場合によるけど(ぉぃ 史実通りは難しい… 水攻めとかどうしよう(汗
992:韓芳 2006/11/26(日) 02:06 咲かぬ花 外伝 隠された1枚 ―裏― 翌日―― 「う・・・ん? もう朝かぁ〜・・・」 魏続は眠い目をこすりながら窓を見た。 「うわ〜、真っ白・・・ 道理でさむ〜いと思ったら・・・」 窓の外は一面の雪景色。 と言っても、積雪量としては1cmにも満たないほどであるが。 「それにしても、昨日は寒かったもんな〜・・・ 昨日・・・か。」 ふと思い出した。あれから重臣は下丕棟に泊まることになった。 おそらく陳宮と高順の配慮で、呂布に謝罪の機会を与えるためだろう。 候成と謝罪に行ったときの呂布は、どこか上の空だったのを覚えている。 「あの時、一体何を考えていたんだろう・・・」 しかし、すぐ我に返る。隣の布団では高順が眠っている。滅多なことはここではしゃべれない。 「しかし、妙に寒すぎるような・・・? いくらなんでもここまで寒くなるかなぁ? 部屋もなんだか明るいような―――」 「ふぁ・・・ もう朝か・・・ 魏続、おはよう・・・ ?」 「ちょ・・・ 見て・・・」 「どうした・・・の・・・」 思わず高順も唖然としてしまった。 2人が泊まった部屋の床が凍っていたのである。 「え・・・ なんで・・・って・・・」 「「えぇーーーっ!!」」 早朝の学校に2人の声はよく響いた。 ―――3階の水道の蛇口が全開になっており、そこから水が流れ出したものと思われます。被害範囲は3階の現場地点周辺と東階段、それと2階の教室や床のほとんどすべてです。一部は1階にまで到達している模様です。」 棟長室には次々と現状を報告しにくる伝令が入ってきたが、どれも被害は甚大だった。 この事態が発覚して1時間ほどたったが、床とともに各部屋のドアもほとんど凍ってしまい、復旧作業ははかどっていなかった。 「呂布様、至急復旧作業をしましょう。これでは下丕棟を守りきれません。事態が落ち着いた後、犯人を捜しましょう。よろしいですね?」 陳宮の案はすぐに採決された。が、どこか呂布の様子がおかしい。 「うん、任せる・・・ みんな、よろしく頼むわ・・・」 「はっ!」 その場にいた誰もが「もしや・・・」と思ったが、口には出さなかった。 だが、その中に僅かに顔色を変えたのが数人いたのを陳宮は黙って見ていた。 結局この騒ぎは丸1日かけて収まった。犯人はと言うと、証拠は何一つ残っておらず、目撃者もいないため、曹操陣営による工作と言うことになった。 対策としては、警備が強化されただけに留まった。 下丕棟の誰もが、『陳宮に泣きつき呂布が罰を逃れた』、と囁きあったのは言うまでもない。 そして、この事件を後世の人に語らせない様に、さまざまな工作がなされたという。 その夜―― 「・・・ねえ? 高順、私がいなくなったらどうする?」 「急にどうしたの魏続? ふぁ〜・・・」 撤去作業を終え、2人は自分の部屋へ戻っていた。 1日中氷の撤去作業を行っていたせいか、高順は眠そうだった。 「もしもの話だよ〜。 向こうには呂布様と並ぶ剛勇と陳宮様を上回る智謀を持った人がいっぱいいるから、将来どうなるかわからないな〜、と。」 「珍しく暗いわね。 疲れたの? もう寝ようか。」 高順はふっと笑顔を見せ、布団にもぐりこんだ。 「そうだね・・・ うん、おやすみ!」 魏続も布団へもぐりこんだ。 「高順・・・」 「うん・・・? どうしたの?」 「ごめんね・・・ zzz」 「ごめ・・・って、えっ?」 高順はしばらくの間呆然としていた。
993:韓芳 2006/11/26(日) 02:10 遅くなりましたが今度こそ完結です。 大した物書いたわけじゃないけど疲れた… orz PC再セットアップしなきゃいけない事態にまで落ち込んだし… あと、勝手に『水攻め』→『氷攻め』にしちゃったけどよかったのかな? …駄目ですよね、ごめんなさい… まったり皆さんの作品読んでよっと。
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