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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
122:教授 2003/01/17(金) 23:01 『おっしゃー! デキあがってきた所で二次会やーっ!』 『どこでやるんだよー!』 一升瓶を空けた劉備と張飛が異常なテンションで宴会場を闊歩している。 『………』 グラスを傾けながらぶつぶつ言ってる魏延。 かなり不気味。 『孟起〜! お高くとまってんじゃねぇぞ〜!』 『ああー…ご無体な〜…』 酔った馬岱が同じく酔った馬超にジャイアントスイングをかましている。 『アトさん…私…体が熱いです…』 『趙雲おねーちゃ〜…ん〜…私もぉ…』 抱き合いながら桃色の空気を出している趙雲と劉禅。 それを遠くでほくそえみながら黄忠と厳顔、そして孫乾が見ている。 テレビ画面越しにも止めるつもりが全くないのが伝わってくる。 他の部員は既に撤収済みなのだろう、姿が見えない。 と、カメラのファインダーの隅に窓から逃走を図ろうとする法正の姿が映った。 『法正が逃げる! 誰か捕まえろ!』 簡擁の声だ。 その声と同時に張飛が動く。 『ど〜こに…いくんだぁ!』 『ひゃあっ!』 身を乗り出して逃げようとした法正の首根っこを張飛の手が掴んだ。 『逃げられると思っとんのか? 宴会はこれからやで!』 劉備の前に引き出された法正。 彼女の魔手が法正の服に伸びた。 いやいやと首を振っているが張飛に羽交い締めにされて逃げ出せない。 『お、いい画像が撮れる!』 一際高い声の簡擁、興奮しているようだ。 今、正に法正のおへそが露わになりかけた…その時だった。 『年増って…年増って言うなーっ!』 『誰がおばさんだーっ! ふざけんなーっ!』 絶叫のハモり。 もうそれ以外に例えようのない叫びが宴会場に轟く。 劉備も張飛も…宴会場にいた全員が絶叫の轟くポイントに目をやる。 そこには黄忠と厳顔が一升瓶を片手にふらふらと立ち上がる姿があった。 二人とも目が座り、野獣のような唸り声を上げている。 『か、漢升はん…?』 劉備の声が震えている。 どうやら酔いが醒めてしまったようだ。 それは周りの全員にも言える事だった。 『あん…? 誰がトリプルババアだってぇ…!』 『い、言ってへん! そんなの言ってへん!』 『一度痛い目に遭わさないと…ね』 劉備の抗議に黄忠と厳顔がのそりのそりと動き出す。 いつもは制止役の厳顔まで酔ってキレているのだから手に負えない。 『や、やばい…。ここは撤退や!』 『ど、どこに!』 『こっから一番近いのは…法正の部屋や!』 その言葉に弾かれたように我先にと宴会場から出て行く。 ある者は出入り口から、ある者は窓から…。 それをビデオに収めている簡擁は天晴だった。 『待てやぁ!』 『ひぃ〜!』 酒で動きが緩慢になっている黄忠&厳顔。 ふらふらとした動きで迫ってくる二人は、まるでゾンビ。 『…捕まえた』 『わ、私は何も喋ってません〜!』 逃げ遅れた孫乾が二人に捕まった事を確認すると簡擁も逃げ出した。 テレビの中から孫乾の断末魔が響いた…。
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