★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
264:★玉川雄一2003/05/03(土) 21:39AAS
少々(かなり)長くなりますがこちらに投下します。
分かる人(岡本さんなら…)には分かりますが、
ネタをまんまパクってあるので演義扱いということでよろしこ。
265:★玉川雄一2003/05/03(土) 21:41AAS
 ▲△ 震える山(前編) △▲

雍州校区の西の端、狄道棟。
棟長・李簡の帰宅部連合への内応に端を発した姜維四度目の北伐は、数で優る生徒会の反攻に遭いまたも頓挫。狄道棟一帯は雍州校区総代・郭淮の動員した生徒会実動部隊の重囲下に置かれていた。ここ数日は一般生徒に限って臨時休校となるほどの有様であり、帰宅部連合の立て籠もる棟内への突破口を開くべく生徒会勢の攻勢が開始されていたのだった。


省37
266:雪月華2003/05/03(土) 22:26AAS
広宗の女神 第一部・洛陽狂騒曲 第三章 優しいヒト

全国の中規模以上の都市に、一軒は必ずある、大手ファミリーレストランチェーン「ピーチガーデン」。後日、劉備三姉妹の結義の場として、幽州校区店は、味やサービスとは無関係なところで、人気を得ることになり、それに便乗して、当日三姉妹が頼んだメニューが「桃園結義セット」とされ、おおいに話題を呼んだが、季節ごとにメニューの組み合わせが変わるため、本当に劉備三姉妹の頼んだものであるかどうかは、怪しいものであった。
客層の99.99%が女子高生であるため、通常にメニューに加え、サラダ系のダイエットメニューやデザートの種類が通常の店舗より豊富である。客層をかんがみてか、オーダーストップは午後八時半と早めで、午後十時には閉店となる。
皇甫嵩と盧植が司州回廊店に入ったときは、5時過ぎという時間帯のためか、あまり客は多くなく、奥の日当たりのいい席に、二人は向かい合って座ることができた。
まだ夕食には早いが、皇甫嵩は、数種類のパンとロールキャベツ、ザッハトルテ、アイスココアを。盧植はエビピラフといちごのタルト、エスプレッソ・コーヒーを注文する。
省71
267:雪月華2003/05/03(土) 22:32AAS
広宗の女神 第一部・洛陽狂騒曲 第四章 青空の下の憂鬱

──2日後の昼休み 洛陽棟屋上にて
六月半ばの梅雨どきにしては、奇妙に晴れた日がここ数日続いていた。気温はすでに七月半ばと同様であり、衣替え宣言は、まだ出ていないが、気の早い生徒が、すでに半袖のブラウスを着用している姿を、ちらほら見かけることができる。
生徒数、三学年あわせて一万人弱を誇る洛陽棟は、蒼天学園の中枢ということもあって、学園中で一番大規模な建築物である。通常の棟の約30倍の敷地を有し、屋上からの眺めは、後漢市でも五指に入る。
屋上は、洛陽棟に籍を置く生徒達の憩いの場であり、基本的に一日中、出入りは自由であるので、昼休みを利用して、ビーチバレーやバトミントン、バスケに興じる者や、所々に置かれたベンチで昼食をとる者、滅多に居ないが、授業を抜け出して昼寝を楽しむ、不届き者の姿も見られる。
省68
268:雪月華2003/05/03(土) 22:45AAS
第1部はここで終了です。次回から第2部「広宗編」に突入します。
圧倒的な兵力で迫る董卓軍。半数以下の兵力で本拠地に迎え撃つ黄巾党。
勝敗を決めるのは、戦術?士気?将帥?はたまた歌声か?

>玉川雄一様
すみません。ごめんなさい。9時頃からブラウザ出しっぱなしにして、
省7
269:★玉川雄一2003/05/03(土) 23:07AAS
>雪月華さん
いえいえ、お気になさらず。私は書きかけの途中で細切れアップしていくところでしたので。
それよか自分の書きかけほっぽって新作を読みふけってしまいましたよ。

皆さん揃って統率者の鏡ですね。そしてこういう人たちから学ぶ人はまた強くなる。
こうして代々受け継がれる“器”は大事なものです。
省10
270:★ぐっこ@管理人2003/05/04(日) 01:24AAS
Σ( ̄□ ̄;)!!神のダブル降臨!?
いやはや、眼福でござったわ!

>義兄上
乙! 姜維と、そして張嶷のお話でありますか!…083?
いや、元ネタが気になってググって見ました(゚∀゚)
省30
271:★ぐっこ@管理人2003/05/04(日) 01:24AAS
今しみじみとアサハル様の神絵を見つつ、思ったこと。

眼鏡っ娘の皇甫嵩たんと盧植たんキボンヌ。
272:★玉川雄一2003/05/04(日) 01:43AAS
あははーっ、続き書こうとしたらどんどん延びてますよーっ。

>元ネタをぐぐる
「フラットランダー」で検索すれば一件そのものズバリが出てきましたね(^_^;)
つうか、ちゃんと意味のある言葉だったんだコレ…
ちなみに、『震える山(前編)』というのがそのまま元ネタのタイトルなわけですが、
省10
273:★玉川雄一2003/05/04(日) 02:31AAS
>>265から続き

 ▲△ 震える山(前編の2) △▲

生徒会の狄道棟包囲軍は張嶷の先の奮戦を恐れて突入を一旦諦め、布陣を改めていずれ脱出するであろう連合軍の狙撃体制を整えた。ようやく雍州方面軍にも配備が始まった虎の子の長距離狙撃用ライフルは3挺。数こそ少ないものの、射撃精度が高く数発までの連射も利く。予想される脱出ルートは狭路であり、一度に大勢が突破することはあり得ないために採用されたのである。だが、狙撃班は長射程とはいえある程度は接近する必要があり、そのために護衛部隊が臨時編成された。メンバーは雍州方面軍で頭角を現しつつあった新進気鋭の女生徒たちであり、徐質を隊長に胡烈、牽弘、楊欣、馬隆の5人が選抜されて“第08特設小隊”と命名されたのだった。

省56
1-AA