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★しょーとれんじすと〜り〜スレッド★
486:那御2004/05/02(日) 21:54
あぁ・・・言っちゃった・・・。自分でも爆弾発言だと思うくらいだから・・・
伯瑜さんは、やっぱり苦笑いを隠せなかった。
「・・・参ったわね・・・」
「伯瑜さん・・・ごめんなさい・・・」
「いや、参ったってのは・・・私が今、貴女を信じてることに気付いたってことよ。」
「えっ?」
「本当は、貴女みたいな良い娘には、この世界に入って欲しくないんだけどね・・・。
でも・・・どうしてもって言うんでしょ?そんなに頼み込まれたんじゃあ、無下には断れないわね。」
「それじゃあ・・・」
「えぇ。貴女に私の知識の全て、受け継いで頂くわ。」
やったぁ!ついに・・・ついに念願が叶った!
あれ・・・?またなんか目から涙が・・・
このまままた気絶して、もう一回膝枕・・・なんて、そんなうまく行かないよね。
「そういえば、名前・・・」
「あっ・・・」
しまった・・・弟子入りを志願しに行ったのに、名前も言って無かったなんて・・・
「譙周と言います。允南って呼んでください!」
暫しの間、回想に耽っていた譙周であったが・・・
「・・・あれ?」
長い髪を束ねていたはずの緑色のリボンが見当たらない。
先程、外してポケットに入れたことは、数分のうちに彼女の記憶から消えていた・・・
−占いに無い出会い− <完>
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というわけで、占い師弟の杜瓊・譙周ネタ。
譙周に関しては、アサハル様の設定を利用させていただきました。
杜瓊ってマイナーですね・・・
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