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486:那御 2004/05/02(日) 21:54 あぁ・・・言っちゃった・・・。自分でも爆弾発言だと思うくらいだから・・・ 伯瑜さんは、やっぱり苦笑いを隠せなかった。 「・・・参ったわね・・・」 「伯瑜さん・・・ごめんなさい・・・」 「いや、参ったってのは・・・私が今、貴女を信じてることに気付いたってことよ。」 「えっ?」 「本当は、貴女みたいな良い娘には、この世界に入って欲しくないんだけどね・・・。 でも・・・どうしてもって言うんでしょ?そんなに頼み込まれたんじゃあ、無下には断れないわね。」 「それじゃあ・・・」 「えぇ。貴女に私の知識の全て、受け継いで頂くわ。」 やったぁ!ついに・・・ついに念願が叶った! あれ・・・?またなんか目から涙が・・・ このまままた気絶して、もう一回膝枕・・・なんて、そんなうまく行かないよね。 「そういえば、名前・・・」 「あっ・・・」 しまった・・・弟子入りを志願しに行ったのに、名前も言って無かったなんて・・・ 「譙周と言います。允南って呼んでください!」 暫しの間、回想に耽っていた譙周であったが・・・ 「・・・あれ?」 長い髪を束ねていたはずの緑色のリボンが見当たらない。 先程、外してポケットに入れたことは、数分のうちに彼女の記憶から消えていた・・・ −占いに無い出会い− <完> ********************************** というわけで、占い師弟の杜瓊・譙周ネタ。 譙周に関しては、アサハル様の設定を利用させていただきました。 杜瓊ってマイナーですね・・・
487:7th 2004/05/03(月) 09:07 内政戦隊ショッカン4 〜〜ショッカンロボ、大地に立てるか?〜〜 ある日の昼下がり、帰宅部は珍しく静かだった。………その時までは。 「…戦隊モノにはやっぱり巨大ロボが必要だと思うの」 事の発端は孫乾のその一言。折しも内政戦隊こと孫乾・糜竺・伊籍・簡雍が、仕事を終えて一息ついている時のことであった。 あまりに唐突すぎるその一言に、きょとんと呆ける三人。 しばしの沈黙の後、漸くその意図を理解したのか、「あー、そりゃ要るねぇ」と、こくこく肯く伊籍。何か思う所でもあったのか、額に指をあてて考え込む糜竺。そしてしょっぱなからやる気の欠片もない簡雍。「頭いてー」とばかりに頭を抱え込む。 そんな簡雍を尻目に、ますますヒートアップする孫乾。 「正義の味方あるところ、必ず悪の怪人が居るのよ。そして一度負けてから巨大化、これ鉄則。だから正義の味方にも巨大ロボが要る、これも鉄則よ!」 やたらテンション高い孫乾。 この人、かの鄭玄に推挙されて劉備新聞部に入ったほどの能力の持ち主なのだが、戦隊モノや仮面ライダーモノがやたらと好きなのだ。尤も、新聞部には更に個性溢れる面子が揃っていたため、さほど目立つことはなかったが。 その彼女が、その場のノリで最近結成したのが「内政戦隊ショッカン4」。半ば無理矢理ながらもまんざらでもなさそうな糜竺と伊籍、滅茶苦茶嫌がっている簡雍が隊員である。 「よし、多数決を取る!必要だと思う隊員は挙手願いたい!」 ………賛成3、反対1。よって本案は可決されました。ありがとう。 「宜しい、では善は急げ!よって正義の味方も急げ!早急に本案を実行に移すべく出撃ー!!」 『おーー!!』 気勢を上げる三人と、それに引きずられていく簡雍。 「『正義の味方』って………何処に悪の怪人が居るのよ」 その問いは、誰にも聞かれず大気に消えた。 「と云う訳なので、巨大ロボを作りなさい」 「何故私が?」 「あなた以外に作れる人が居ないからよ」 益州校区、科学部部室。 劉焉・劉璋が益州校区総代を務めていた頃は只の地方弱小部の部室だったそこは、劉備の益州校区乗っ取りと共にその主を替え、閑散としていた部屋は魔窟へとその姿を変えた。 既に科学部は無く、そこの主は只一人。ガラクタの山の中で謎の研究を行っている。 主の名は諸葛亮。帰宅部連合の幹部にして生粋のマッドサイエンティストである。 「唐突な上にに命令形ですか」 孫乾が部室に入って開口一声それである。やれやれと首を振る諸葛亮。 「何よ、作れないって訳でも無いでしょう」 「左様、可能と言えば可能です。が、大事なことを忘れていらっしゃる」 「む?」 「予算は何処から出るんですか」 「う゛っ」と呻く孫乾。どうやらその辺の細かいところ迄は考えていなかったらしい。 「帰宅部の予算から―――」 「出る訳無いでしょう」 一撃轟沈。がっくりと肩を落とす孫乾。後の三人も簡雍を除いて心なしか残念そうだ。 がっくりと、この世の終わりでも来たかのように肩を落とす孫乾。他の人にはどうでも良い事なのだが、彼女にとっては非常に重要なことなのだ。「神は死んだー円谷も死んだー」とか訳のワカラン事を呟きつつ天を仰いでいる。錯乱し過ぎ。そして大袈裟過ぎ。 流石に見かねた――と云うか鬱陶しくなった――諸葛亮が孫乾の肩にぽんと手を置く。振り返った孫乾が見た物は、微妙な笑みを浮かべる諸葛亮と怪しく光る彼女の眼鏡だった。 「ふ……あなたの熱意には負けました」 正確にはそんなモノには負けていないのだが、この場合は方便である。時に真実は人を傷つけるのだ。 「確かに私には作ることが出来ます。が、それにはかなりの時間と、途方もない費用がかかることは先ほども申しました通り。ならどうするか。…簡単です、一から作るから時間と金がかかるのなら、最初からそこにある物を使えばいい」 そう言ってガラクタの中から一枚の紙を取り出す(もしくは掘り出す)諸葛亮。 「地図……かな?」まじまじと紙に書いてある点と線を見つめる簡雍。 「荊州校区辺りみたいですわね」思い当たる地形があったのか、位地を特定する糜竺。 「そしてこのあからさまに怪しい×点はもしや」伊籍がその特異点を指し示し――― 「宝の地図かーーっ!!」孫乾、大絶叫。 「左様。宝と言うにはやや語弊がありますが、まぁあなた達にとっては宝には違いありませんな」 そう言った諸葛亮の眼鏡が更に怪しげな光を放つ。 「取り敢えずそこへ行きましょう。話はそこで」 かつん、かつん、と。薄暗い階段に靴音が響く。 「随分と深いわね。かれこれ三階分は下りたと思うけど……」 「もうすぐですよ」 とは言うものの、通路は果てしなく続き、靴音は先の見えぬ闇に吸い込まれてゆく。 二度ほど折り返しただろうか。漸く暗闇が途切れ、大きな鉄扉が代わりに現れた。 「時に…皆さんは公輸般(こうしゅはん)と云う人を知っていますか?」 扉の前で立ち止まった諸葛亮が、芝居がかった口調で問う。 「何十年か昔、この町に住んでいたと云う発明家でしたわね」 「木製のグライダーを作ったって話よね。三日間飛び続けたとか云う奴」 眉唾ものだけど、と付け加える孫乾。 「で、それが何なのよ」 「鈍いですな孫乾殿。つまりここは公輸般の秘密の研究所。そしてこれが―――」 地響きと共に鉄扉が左右に開く。その奥、地下とは思えないほど広大な空間に横たわる巨大な物体。 それには腕があった。 それには足があった。 それには顔があった。 それは人の形をしていた。 「ここで建造された巨大ロボ。名を公輸8号と云います」 絶句。その大きさ、その存在、そして何より、その形に――― 「これって……」 「まさか……」 「ねぇ……」 「先○者じゃん……」 それには腕があった。…やけに細くて手の平がしゃもじ形の。 それには足があった。…これは本当に立てるのか?と思うほどにひょろい足が。 それには顔があった。…やけに安っぽい顔が。しかも何だかフレンドリー。 それには大砲がついていた。…あろう事か股間に。 「身長18m、乾燥重量36t、全備重量は64t。材質は主に鋳鉄、一部に謎の合金が使用されています」 「動力と武装は?」 「風水式龍気変換炉による大地のパワー。武装は股間にある中華キャノンです」 「パーフェクトだ孔明。……形を除いて」 「感謝の極み。形状は私の知ったことではありません」 何やら何処かで見たような会話を繰り広げる孫乾と諸葛亮。違いがあるとしたら、孫乾が話の中身の半分も理解し切れていないと云うことか。 「で、動くの?コレ」 「無論。ただ、変換炉を起動するのに多少のエネルギー投入が必要でして。勿論、そのための用意はしてありますが」 そう言って胸のハッチをあける諸葛亮。どうやらそれはコクピットハッチだったらしく、内部にはシートだのコンソールパネルだのが設置されていた。そしてその片隅に鎮座している、前輪を外して床に固定された自転車。 「…自転車」 全員の目が一斉に伊籍に集中した。 曰く、発電によって得たエネルギーを更に水晶髑髏により変換・増幅。そのエネルギーをもって変換炉を起動させると言う話だ。 「な、何で私がぁ……」 縦割り社会の不条理を嘆きつつ、ペダルを鬼漕ぎする伊籍。後輪に取り付けられた十連装ダイナモが唸りをあげて駆動し、伊籍の体力と引き替えに電力を生み出していく。 「98、99、100%! 変換炉、起動します!」 「リフト起動。地上まで上げるぞ」 天井が開き、床ごと機体が持ち上がって行く。約3分後、数十年の時を経て、ついに機体は日の目を見た。 「さぁ、立ちなさい!ショッカンロボ!」 正式名称そっちのけで自分のインスピレーションから湧き出た名を叫ぶ孫乾。片隅で簡雍が「センスねぇなー」と呟いていたが、無視した。 その叫びに応じたように、上半身を起こし、更に足を立てて起きあがるショッカンロボ。姿が先○者のせいか余り迫力はないが、とにかくショッカンロボは立ち上がったのだ。 「わー」と拍手する糜竺。「つっかえ棒無しで立てたのか」と驚きを隠せない簡雍。どうだ!とばかりに胸を張ってふんぞり返る孫乾。伊籍は…自転車に突っ伏して動かない。合掌。 「よーし!今からこの世の悪を打ちのめすべく、ショッカンロボ発進よ!」 「しつもーん」 「何よショッカングリーン」 「…悪って何処にいるわけよ?」 沈黙。 「何でそれを早く言わないのよー!」 「いや、言ったって」 泣きそうになりながら叫ぶ孫乾に、あくまで冷静につっこむ簡雍。 「こ、この振り上げた手の立場は何処に…」 「ないない、ンな物」 身も蓋もなく撃沈。と、そこに 『あー、孫乾殿。聞こえますかー?』 スピーカーから聞こえてくる諸葛亮の声。 「うぅ、何よ」 『簡雍殿の言は尤もですので、ここはひとつ穏便にいきましょう。……只、折角ですから動作確認を兼ねて中華キャノンを、一発ドーンと撃ってみませんか?』 「え、良いの?」 『構いません。ドーンといっちゃって下さい。ドーンと』 泣いたカラスがもう笑ったとはこの事か、と言わんばかりの早さで立ち直る孫乾。つくづく感情の起伏の激しい人だ。 「ぃよーし!派手に一発いってみよー! 総員、中華キャノン発射準備!」 「えーと、大地のパワー吸収っと……えいっ」 そう言って糜竺がボタンを押した途端、凄まじい揺れがコクピットを襲った。 外から見る分には足をバタつかせているようにしか見えないが、中はトンデモないことになっている。 シートに座ってシートベルトを締めていた孫乾・糜竺・簡雍はまだマシだが、自転車に突っ伏していた伊籍はたまったものではない。自転車からズリ落ちて、そこら中を跳ね回っている。 10秒ほどで充填は完了したものの、伊籍は白目むいてダウン。他三人もげんなりしている。 「ま……まだ続けるわけ?」 「も……勿論よ。今更止められるわけないわ。…次、キャノンにエネルギー注入」 「待て、確か次は……」 簡雍が言い終わるより早く、またしても激しい揺れが襲いかかる。 今度の揺れは縦。伊籍が床と天井をばいんばいん往復している。さほどの高さはないので命の危険は無いと思われる。死んだ方がマシとの見解もあるが。 今度は5秒ほどで終わった。が、三人の顔色は死人さながら。 「う゛ぇ〜、24時間耐久でジェットコースターに乗った気分」 「バーテンさんにシェイクされるカクテルの気持ちがよ〜く解りましたわ……」 「めげないで二人とも。…後は撃つだけよ。私たちの努力も、これで報いられるわ」 眼前にある操縦桿を握りしめ、照準機を起動させる。今回はカラ撃ちなので、照準レティクルを何もない空に合わせる。何時の日か、悪の巨大化怪人に向ける日を夢見て。 「よーしっ、中華キャノン、ファイヤー!!」 瞬間、世界は白光に満たされた。 「…オチは読めてたんだ、オチは。くうっ、一瞬でも淡い期待を抱いたアタシがバカだった…」 学園の保健室。体中を包帯でぐるぐる巻きにされた簡雍が呟いた。 「なら止めろ。体を、さもなくば命を張ってでも」 その韜晦をにべもなくあっさり斬って捨てる華陀先生。 「まぁあの爆発でその程度の怪我で済んだんだ。神様か何かに感謝しろ」 爆発半径30メートル。おそらくは市内全域から確認できたであろう大爆発。 原因は注入されたエネルギーのオーバーロードであるらしいが、何にせよ5人が生き残っていたのは奇跡に近い。と云うか奇跡そのものか。 「私、テロに巻き込まれても生き残る自信がつきました」 いや糜竺。今ので一生分の運を使い果たしたと思うぞ。 「うぅ、私今回良いこと無し?」 負けるな伊籍。きっと何時かいいことあるさ。何時かは知らんが。 「う〜ん、ちょっと勿体なかったかなぁ。ま、いっか。また今度に期待しよ」 まだ懲りんのか、孫乾。 「……所で先輩方。実はまだ調整中の機体が何機かありますが…また挑戦しますか?」 『あの人の機械には金輪際乗らん!!』 満場一致、簡潔極まりない結論によって、諸葛亮の提案は却下された。 ………その後、公輸般の秘密の発明品を見た物は居ない。一説によれば、学園がその役割を終えた後も、静かにそれは荊州校区の地下に眠っていると云う。
488:7th 2004/05/03(月) 09:18 ご無沙汰してました7thです。 しばらく来ぬ間に職人の方も増えて喜ばしい限りです。 …で、何書いてるんでしょうね自分。皆様がまじめな作品を書いてるのに何なんだコレは(w 時間軸としては簡雍改造計画の後。孫乾が暴走し過ぎたり、糜竺の影が薄かったり、伊籍がひたすら不幸だったりしますが、その辺は目を瞑っていただきたく思います。 …別に伊籍が嫌いなわけじゃないですよ?彼女には何とか幸せになって貰いたい物ですね。 内政戦隊モノの中では無理かもしれませんが。
489:はるら 2004/05/03(月) 11:57 ■■盧毓が行く■■ はい!!皆さんお久しぶりですー!!盧毓で〜す!!! 今回はわたしが中一のとき、乙女百合様にお会いした話です。 はぁ〜、優しかったなー、劉虞さま………。 〜女神さまとわたし〜 「………はぁはぁはぁ」 わたしは正直なところ運動が苦手です。ドッチボールでは常に逃げ惑って、そして途中で力尽きてあっさり当てられるタイプです。 特に中学生のころは運動音痴も甚だしいって感じでした。 でもこの時わたしは走り続けていました。なぜならこの時わたしは何故か道に迷って幽州女子学院の中等部ではなく、 高等部の区域に入り込んでいた事にさっきようやくきずいたからです。 それだけでもかなりダメダメなのにわたしはよりにもよって野良犬に追われていました。 ・・・ぼけー、と歩いてた時尻尾を思い切り踏んでしまったようです。皆さんはちゃんと前を向いて歩きましょうね。 盧毓心の声「(あー、もう駄目……。声も出ないよー、助けて…)」 完全に力尽きようとしたその時、わたしは幸運にも女神様にお会いできました。 わたしが野良犬を巻こうと曲がり角を急に曲がったその時!! ドン!!!!! 「あう!!!」 出ましたね……、声。 「あ、痛い!!」 「…あ、すすす、スイマセン!!だいじょーぶですか!?」 見事高等部の先輩と頭がごっつんしました。 頭が割れそうに痛かったです。…向こうの方もそうなんでしょうけど。 「あ!!!!!」 わたしと高等部の方が倒れていたところを野良犬がゆっくりこちらに向かってきました。 そのときわたしは湿布を覚悟しました。 盧毓心の声「(うぅ〜、追いつかれたー。どうか優しく噛んでくれますよーに)」 「あら!!林芝!?こんなトコで何やってたの…。探したのよ…」 林芝「クゥ〜ン」 うそ……!?あの野良犬が懐いてる!? 「あなたが林芝を探してくれたんですか??ありがとうございます!」 その高等部の方の顔は満面の微笑みを顔に浮かべてわたしに言った。 やっぱ言えない……。林芝ちゃんの足を思いっきり踏んだなんて言えない…。 ていうか、野良犬だと思ってました。ごめんなさい。 「あの…、お礼をさせていただきたいんですけど……」 「貴女のお時間さえよければ、お茶でもしませんか…??」 え、なんか、その………、積極的。見かけはお嬢様って感じなのに…。 「………ダメ…ですか??」 え、そんな目で言われると断れない……。 「へぇ〜、劉虞さんっていうんですか〜。いい響きですねー」 んで、結局その高等部の人、劉虞さんっていうんらしいけど、一緒に ピーチガーデンに行きました。…あ、林芝ちゃんも一緒に。 「盧毓さんは今、中一なんですよね〜。どうです?学園には慣れましたか??」 「うーん、ビミョーですね。」 うーん、我ながらあいまいな返事!! 「ふふ、ここであったのも何かの縁。何か困った事があったら私に言って下さいね」 「あ、ありがとうございます!!」 「ところで林芝ちゃんって劉虞さんの部屋で飼ってるんですか?」 せっかく食事に誘ってくれたんだから話をとぎらせ無い様にと何気ない話題を持ち出した。 「そう、ね。この子、もともと野良犬だったのを前の乙女百合さまの劉淑さまに頂いたの」 「あ、頂いたじゃ失礼よね、ゴメンね…、林芝……」 …………劉虞さん…、優しい………。 盧毓心の声「(ところで、乙女百合……、劉淑さまとお知り合い……、で劉虞さん… どっかでつながってる様な、何だったっけなぁ……」 「あら、もうこんな時間ですね…。そろそろお別れですね」 林芝「クゥ〜ン」 そういえば林芝ちゃん、『クゥ〜ン』しか言わなかったわね…。 「はい、今日は会えてよかったです。それじゃ、劉虞さんごきげんよう!!」 「ごきげんよう…、盧毓さん……」 以上がわたしと劉虞さんの出会いです。 劉虞さん、ホントに女神さまみたいに優しかったですー。 ちなみにわたしが劉虞さんが現乙女百合さまで幽州校区総代である事を知ったのは この日から四日ほど経ってからでした。何できずかなかったんだろー?? で、その後わたしは劉虞さんにお会いすることなく劉虞さんは姉盧植の教え子、公孫サンさんに よって引退に追い込まれてしまいました…。 世の中って変なトコでつながってますよね……。 もう一度、もう一度でよかったから優しい劉虞さんのお世話になりたかったなー。 それじゃ、皆さんサヨナラ〜〜〜!!!! ― 盧毓が行く〜女神さまとわたし〜 完 ―
490:はるら 2004/05/03(月) 11:59 今回はなぜか盧毓が乙女百合様こと劉虞に会ったという話です。 正史だと明らかに劉虞が善人で伯珪姐さんが悪人ってかんじですよね。 まぁ、伯珪姐さんは悪な感じなのが魅力の一つなんですけど(^_^;) 以下感想文 >岡本様 やっと邂逅シリーズ読み終わりましたー!!(遅っ!) 巨編お疲れ様でした。お見事の一語に尽きる傑作でした。 何と言ってもやはり岡本様の武道や料理の知識量が凄すぎます。 私もそれだけ博識だと色々と便利なんですけどねw >ヤッサバ隊長様 確かにホウ統の出番ってあまりありませんでしたね。 それだけにおもしろかったですw 特に孔明とホウ統の五十歩百歩なあたりがウケました。 >玉川様 学園世説新語乙です!! 荀勗……申し訳ないことにあまりイメージがありません。 でも何か色々凄い逸話をお持ちのようでw 個人的にはやはりキャラの濃い鐘姉妹に萌え。 >那御様 占い師弟……いいですね〜、何かオカルトな香りプンプンなトコが(爆 そして学園公式の易の説明が凄い…。かなり本格的( ゚Д゚)! >7th様 初めまして、はるらと言います。 内政戦隊ショッカン4……笑いまくりました。 何気に戦隊ヲタな孫乾とトコトン不幸な伊籍がナイスキャラ!! ショッカンロボこと公輸8号…何か凄い物体ですね…。そしてその存在を知っていた孔明って……。
491:★ぐっこ@管理人 2004/05/04(火) 00:49 >那御さま うお、譙周とは渋い選択を! 彼女もキャラ絵持ちでしたな(^_^;) 杜瓊さん相手に舞い上がっているのが可愛い… それにしてもリアル譙周って、当時では三国中一位二位を争う大学者だったんですねえ… 門弟には陳寿をはじめ羅憲や杜軫などビッグネームが。 おまけに実家の譙家は益州土着の大姓で、劉氏でさえ憚るほどの実力者…。意外だ… >7thさま 激しくワロタ( ゚Д゚)! 魯般神あんた何造ってるんだ! あー、ていうか先行者ネタ、何かで使おうと思ってたんですねえ(^_^;) 学三世界だとガンダム等の版権モノが使えないので、その代替で。学三世界 の人気アニメシリーズで、先行者乙、先行者乙乙、先行者種、みたいな。 それにしても、7thさまの描かれる三羽ガラス(というか孫乾)は元気が あっていいなあ…。 >はるらさま や、今度はリリウム・ルベルムこと劉虞さまと! お姉さん絡みと言えばそうとも言える関係。 意外に人見知りしないんですねえ、劉虞様。まあ、だからこそ異民族な男子生徒 たちと仲良くできるのか… もし公孫瓉に一言言える立場であれば、盧植は絶対教え子を叱ってたでしょうね…
492:★教授 2004/06/22(火) 03:33 ◆◆復活ショートショート ある日の更衣室◆◆ 「でさー…玄徳のヤツ、『頼む! 殺さんといてくれ!』って言うんだよねー。それがあまりにも悲痛だったから思わず情が移っちゃった」 「でも、殺っちゃったんでしょ?」 「当たり前じゃん。この憲和様の『爆弾包囲網』で爆殺してやった。そしたら『もう1回チャンスくれ!』って…何度もしつこいっての」 「ゲームでそこまで熱くなれる人も珍しいですよね」 簡雍はスカートを下ろしながら隣で着替えをしている伊籍と談笑している。どうやら簡雍と劉備のゲーム対決が話題の中心になっているようだ。 「げーむとは云えど手を抜かないのが礼儀というものでしょう」 「お、いい事言った! その通りだってばー、玄徳に言っちゃれ言っちゃれ」 伊籍の更に隣で着替えをしている趙雲も話に参加。談笑の熱がまた加熱された。 「………」 そんな笑い声やおしゃべりが絶えない更衣室に一人ぽつんと椅子に座って姦しい3人の美女を物憂げに見つめている女子がいた。 「………(大きいよ、3人とも大きいよ…)」 その恨めしそうな瞳の先には自分にない大きなもの。法正は心の中でため息を吐いた。 自分は大きくない、むしろ小さい、お父さんお母さん、貴方達を恨みます…と、ずっとその事を呪い、気にしていた彼女に取って、今この空間は地獄にも匹敵する。もし、念で人に呪いを掛けられるのならこの3人の胸を小さくしてくれと心底考える辺り随分と心が荒んできてる。 法正の恨みがましい視線に気付いたのが簡雍。憎悪とも取れる眼差しの奥にあるその羨望と嫉妬の心も勿論読んでいた。物凄くいやらしい笑みを浮かべると、いきなり隣の伊籍の胸を後ろから掴む。その行為に思わず吹き出す法正。 「きゃあ! 憲和さん…わ、私にはそんな趣味は…」 「愛い奴め、何食べたらこんな大きくなる?」 耳元で息を吹きかけながら嫌がる伊籍を責めたてる簡雍、超危険な女だ。たまらず伊籍が隣の趙雲に助けを求めるが… 「………」 手製のアトちゃん人形を見ながら遠い世界へ行ってしまっていて伊籍の助けを呼ぶ声は届いていなかった。伊籍の胸を掴んだまま方向転換して法正に向き直る簡雍。 「今年は豊作だぞー…ほれほれ」 「う、羨ましくなんかないわよ! 何さ、牛乳! 大きければいいってもんじゃないわよ!」 カチンときた法正が食らい付いてきた。簡雍にしてみれば狙い通りであったのだが。 「わ、私で遊ばないでくださいよ! それに牛乳って私の事!?」 抵抗及び脱出を試みた伊籍だが、しっかり簡雍の巧みなロックに阻まれて文句の声だけが法正に届く結果に終わった。 「どうせ、私は小さいよ! 肩凝らない分お得だもんね!」 「んー…法正ったら可愛い!」 伊籍を解放して今度はふてくされる法正に躍り掛かる簡雍。瞬間的に赤ランプが激しく点灯した法正、驚異的な反射神経でそれを回避した。 「待て待てー」 「あーもう! 何でこうなるのよ! あっちいけったら!」 更衣室内に巻き起こる壮絶な鬼ごっこ。今日は捕まったら一巻の終わりの法正が逃亡者、捕まえたら悪戯三昧の簡雍が鬼…珍しい光景だった―― 「更衣室が何が何やら騒がしいな」 「いつものアレでしょ。放っておこう」 黄忠と厳顔がどったんばったん騒がしい更衣室を横目に通り過ぎる。大人の反応なのか関わり合いになりたくなかっただけなのかは分からないが…。 20歳の現役高校生の二人、体育の授業なのだろう…体操服姿ではあるが…。 飽きたのか更衣室から出てきた簡雍。二人の姿を見るなり正直な言葉が飛び出す―― 「うわ、きっつ!」 「「何だとコラ!」」 今度は簡雍が二人に追い掛け回される。今日も平和だ―― 「よいしょ…」 簡雍、黄忠、厳顔がいなくなった廊下に法正と伊籍を担いで歩く趙雲の姿があった。 法正と伊籍が何をされたのかは不明。当人達も語らないし誰も触れない―― 言迷を残して糸冬言舌
493:那御 2004/06/23(水) 00:18 復活SS乙!そしていきなり超絶クラスのを投下してきましたな。 いよいよ簡雍はセクハラオヤジ化w。相変わらず法正は気にしてますねー。 良くも悪くも以心伝心の簡雍と法正、そして姐さんコンビの体操服・・・ 短い中にも、読み応え(萌えとも言う)たっぷりでした。。
494:★ぐっこ@管理人 2004/06/24(木) 00:09 やや、教授さま、ご帰還の手土産ゴチであります! うーん、帰宅部位置頭がキレてひねくれ者な法正たんも、身体のことについては コンプレックスが激しいようで(;´Д`)ハァハァ 逆に伊籍たんのぎゅーにゅー体型もまた、法正をからかうダシに使われて哀れ(^_^;) ちうか、二十歳の大台コンビの体操服&ブルーマ姿(;´Д`)ハァハァ…
495:takahisa 2004/08/12(木) 18:11 [mail@takahisa.net] 皆様、始めまして&お久しぶりです。 覚えている方は少し(ていうか、いない)と思いますが、私、昔「takayuki」と言う名前で何度か書き込みさせてもらいました。 結論から言うと、「takayuki=takahisa」ってことです。あと、別の名前で書き込んでいたこともあるような気が…。 えっと、まあその、一応、「しょーとれんじすと〜り〜2『曹操の涙』」の著者です。 手ぶらで復活ってのもアレですんで、『曹操の涙-りめいくばーじょん-』でも…。 今見ると2年前の文章は幼稚臭いなーとも思ったりしてかなり恥ずなぁと思ったんですが、 今書き直してもどうせ意味のわからん文章になっちまうんだろうなぁ…。 まあ、リハビリみたいなモノ(なんせ2年間来てないものでして…)なんで、「設定とは違うぞ( ゚Д゚)ゴルァ!takahisaしっかりしる」という点があればハリセンで突っ込んであげてください。 …というわけで、皆様以後宜しくお願いします。 しかしまぁ、『曹操の涙』ってかなりヤバい作品ですな。 何ですかあの郭嘉!もうtakahisa逝ってヨス!みたいな。 あんなの郭嘉じゃねぇ…(涙 なんか独り言だけでだいぶ使ってしまったな…。 とにかく、「曹操の涙-りめいくばーじょん-」スタートです! ― 曹操の涙 前編 ― 官渡公園にて袁紹を倒し、今やこの学園都市の北方をほぼ制圧した、連合生徒会会長、曹操孟徳。 彼女は今、冀州学院校区にある連合生徒会会議室にいた…。 生徒会室にカツ、カツと靴の音が鳴り響く。その音の主は、「連合生徒会 会議室」と書かれているドアの前で止まった。 「…ここだな…」 レーシングスーツをまとい、フルフェイスメットを2つ抱えた夏侯淵が呟いた。 ノックもせず、「孟徳…いるか?」と部屋に入って行く。予想通り、会議室の一番奥のソファーに、曹操が座っていた。どうやら寝ているようである。 起き上がった曹操は、「んぁ…もしかして、寝てた?」と夏侯淵に問う。 「ああ、爆睡してた…。それより、大丈夫なのか?」と夏侯淵は問い返した。 「大丈夫って…何が?……………っ!!!!!」どうやら気がついたらしい。 「あああああーーーーーっっっっっ!!!!!」…急に叫びだす曹操。 それを見て、夏侯淵はフルフェイスメットを1つ、曹操に投げた。「まだ間に合うだろ?出発は…9時だったな」こくりと頷き、曹操は走り出した。夏侯淵もそれを追う。 すべるように非常階段を降り、止めてあった夏侯淵の愛機・CB400Fに跨る。 「…さて、行くか。司隷までの道はピンクパンサーズに確保してもらってる」キーをひねりながら、夏侯淵が言った。 「さすが妙才!頼りになるわね…」曹操は右手を振り上げる。「目標は司隷!出発進行〜!」その右手を振り下ろしながら、曹操が叫んだ。 フルフェイスヘルメットを着けながら、夏侯淵が答えた。「了解!飛ばすからな!…振り落とされるなよ!」 力強くアクセルを踏む。もの凄い轟音を残し、バイクは走り出した。 司隷へと続く道。両端にはピンクパンサーズが警護している。その中を夏侯淵と曹操は駆けていく。 「絶対に…郭嘉に、絶対会わないと…」 郭嘉奉孝。 思えば曹操はかなりこの人に世話になっていた。 部費が足りない時、競馬で75万を儲けたてくれたこともあった。 ―もっともその時、こっぴどく陳羣に怒られたりもしたのだが―。 そして、北伐。 軍師として獅子奮迅の活躍、そして烏丸の残党の降伏の時間をピタリと当てた。が…。 …それ以後、連合生徒会室で彼の姿を見ることは、一度しかなかった。 その病名は、ALS―筋萎縮性側索硬化症。 脳からの信号が筋肉から伝わりにくくなる病気である。 病状が進むと呼吸が浅く、困難になったり、何もないところでよく転ぶようになる。病状が進むと、寝たきりにもなる病気である。 校医の華陀曰く、「入学当初は卒業まで持つはずだったのに…」らしいが…。 ―今となっては、それはどうでもよいこと。 …ふと、曹操の頭に郭嘉の台詞が浮かんだ。 「このあとは荊州、長湖だな。まあ、まかせとけって。最近自信が出てきてさ、あっと驚く戦略戦術が次から次に沸いてきてんだからな。これからは会長にもラクさせてやれるよ」 …ずっと郭嘉との思い出を思い浮かべていた曹操を現実世界に引き戻したのは、夏侯淵の声だった。 「…孟徳!近道だ、揺れるからしっかり捕まっとけよ!」 「へ!?」曹操が答える前に、夏侯淵はハンドルを右に切った。森の中へ入っていく。 「ちょっ…ここ、大丈夫なの!?」夏侯淵に捕まりながら、曹操が言う。 夏侯淵はちょっと間を置き、「司隷への近道って、曹仁が言ってたが…」と後ろを振り向く。 深くて暗い森を突き進むバイク。 数分後、「おし、森を出るぞ!」と夏侯淵が叫んだ。それと同時にバイクは森を抜け…宙を舞った…。絶叫する曹操。 「妙才!な、なんで飛んでるのーーーーーッ!?」
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