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漢中楊家将その3 ■楊松■
1:玉川雄一 2002/12/31(火) 16:25 人智を越えた謀将(だったかもしれない)楊家将、楊松タン。 漢中アスレチックのスタッフの一人。 張魯の方ではさして重用しているといった意識はなかったが、 楊松の方ではうまく立ち回って甘い汁を吸っていた。 とはいえ、所詮は目先の利益に汲々としている「小人」スケールの人物である。 曹操は漢中アスレチックの接収を図った際、彼女を突破口に利用した。 小利をちらつかせて裏で手を組み、当時アスレチックに残留していた 陸上部の俊英、ホウ悳を戦線離脱させて帰服させることに成功。 以後も彼女から内部情報を引き出しつつ、要衝の接収に役立てた。 だが張魯一党の投降後、心中功績第一等を自認していた彼女に突きつけられたのは、 過去の不正行為に関する罪状と階級章剥奪の生徒会命令だった。 曹操は赦免の嘆願を一顧だにすることなく執行を通達すると、 接収したアスレチックの新管理体勢の策定に没頭していったという。 後に残ったのは、悪魔と取引を交わした少女の消えることのない汚名だけだった。
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