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漢中楊家将その4 ■楊柏■
1:玉川雄一2002/12/31(火) 16:52
世界を動かす敏腕マネージャー(でなかったとは言い切れない)、楊柏タン。
楊松の妹で、同じく漢中アスレチックのスタッフを務める。
姉とは異なり職務に忠実で、目立たないながらも着実に仕事をこなしていた。
だが、とんだお荷物を背負い込んだことで彼女の運命は決した。
当時、曹操により陸上部を解体された馬超一党がアスレチックに居候していたのだが、
益州校区で勃発した劉璋と劉備の紛争に“五斗米道”も介入することになり、
劉璋への助勢に一党を派遣することになったのである。
この際、楊柏はそのマネージャーとして随行、要は監視役だった。
しかし、劉備が派遣した李恢の説得により、馬超はあっさり帰宅部連合への鞍替えを決意。
楊柏は思わぬ事態に直面したのである。
馬超「あー、アンタもう帰っていいわよ。これ、めーれーだから」
楊柏「命令、って… 私、あなたに命令される筋合いはないんだけど」
馬超「むきーっ! アタシが帰れって言ったら帰りなさいよ!」
楊柏「あのねえ… ああもう、どうしたものやら」
李恢「まあ、こういうことさ(パチン、と指を鳴らす)」
楊柏「え、ちょっと… あなた達、何するのよ!」
李恢「アンタには恨みは無いけど… 運が悪かったと思って勘弁してね」
楊柏「うそ… いや、こんな所でお終いなんて… やめてーーっ!」
哀れ、楊伯は帰宅部連合への手土産に階級章を剥奪されてしまったのだった。
馬超「へへーんだ! いいザマねっ」
李恢(ポカリ)
馬超「いったーい! な、何するのよぅ」
李恢「アンタは黙る」
馬超「ふみゅ〜」
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