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興祖ちゃん　■羊續■

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1:玉川雄一 2003/01/01(水) 17:25 お年玉スペシャル第二弾！　羊續ﾀﾝ。 羊[示古]の長姉。彼女らの従姉たちもまた学園で名声を博しており、 その縁で生徒会に招聘される。 生徒会長のトウ武のもとで働くが、陰惨な権力闘争の後にトウ武は失脚、 羊續も連座して解任されてしまった。 謹慎が解けた後はまた執行部員を歴任し、廬江棟長に就任。 おりしも黄巾党が跳梁していたが、彼女は棟内の生徒を動員してこれを鎮圧する。 また、安風の問題児・戴風を討ち、その与党を更生させたりもした。 その頃、江夏棟で趙慈なる者が反旗を翻し南陽棟長の秦頡が討たれるという事件が発生した。 後任の棟長として任命された羊續は副官の女生徒一人だけを伴って乗り込むと、 校区総代の王敏と協力して趙慈を討ち、棟の秩序を回復させた。 羊續のそうした活躍は中央にも達し、蒼天会長の霊サマこと劉宏はいたく興味を示した。 彼女を一躍評議会長に任命するとの内意が下されたのである。 だが羊續は当時の慣習である「根回し」を断固拒否したため、 話がこじれて結局沙汰止みとなってしまった。 これによって栄達の道は閉ざされた訳だが、 かつて一度は権力中枢の暗部を目の当たりにした経験のある彼女にとっては さして惜しくもなかったのではないだろうか。 羊續は晩節を汚すことなく引退し、羊氏の名望を次代に引き継いだ。
2:玉川雄一 2003/01/01(水) 17:31 [sage] 一応解説。 羊續、字は興祖。142-189?　大山（泰山）平陽の人で、累代二千石を務めた名門。 祖父の羊侵は安帝の世に司隷校尉となり、父の羊儒は桓帝のときに太常となった。 当人の業績はだいたい>>1で記した通り。（分かりにくいよ） 羊續の子に羊[行首]（ヨウドウ）がおり、その子が羊[示古］。 この人も案外と武闘派だったということを確認してちょっとビックリでした。
3:★ぐっこ 2003/01/01(水) 23:00 なんと！　ひつじなだけに羊氏！　羊[示古]たんの長姉にあたるのが この羊續たんですか！ ふんふん、党錮騒ぎでやられちゃった清流会派の系列で、武略もある 人物だったと。黄巾の鎮圧にも活躍したと言うことは、何ギョウ先輩 と肩を並べたことも。 しかし巻き角が萌えるな(;´Д｀)…ひつじたん…
4:玉川雄一 2003/01/01(水) 23:48 [sage] この方は、後漢書に立伝されておりました。巻３１列伝第２１。 でも、一緒に立伝されてるのが知らない人ばっかり… 郭[ｲ及]、杜詩、孔奮、張堪、廉范、王堂、蘇章、羊續、賈[王宗]、陸康。 最後の陸康だけ分かる。例の陸遜の大叔父さんです。 大学の図書館で、中華書局版の奴を羊續伝の載ってるページだけコピってきたんですが。 続きの賈[王宗]伝もちょこっと入っていまして、中平元年に交趾で反乱が起きた際に 『交趾刺史』（原文ママ）に任じられて鎮圧に赴いたようで。 そこでページが切れてるので続きは存じ上げませぬが。
5:惟新 2003/01/06(月) 22:53 うわっこれは強そうだ！　ひつじなのにというギャップがまた（・∀・）イイ！ それにしてもすごい大活躍のお方だったようで… 根回しを嫌った辺りは、妹の羊[示古]がしっかり受け継いだんでしょうね。

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