下
彦士ちゃん ■曹髦■
1:玉川雄一2003/01/15(水) 23:01
悲運の四代目会長、曹髦タン。
曹丕の従妹である曹霖の妹。
司馬師によって事実上“廃位”させられた曹芳の後を受け、蒼天会長に就任する。
曹髦は知的好奇心旺盛な文学少女で、執行部役員と活発な議論を行った。
特に司馬望、王沈、裴秀、鍾会らとの談論を好んだという。
また、学園の運営にも精力的に取り組み、情勢をよくとらえ執行部の経費削減を図るなど
その才能には大いなる期待が抱かれたのである。
だが、その聡明さが彼女の命取りとなった。
蒼天会長としてのアイデンティティに目覚めてしまったのである。
今や生徒会で揺るぎない権力を築きつつある司馬昭に対し、前代未聞の逆クーデターを敢行。
あまりの事態に司馬氏サイドも対応に苦慮したが、
司馬昭の腹心である賈充が強攻策に撃って出た。
執行部実動隊を督戦し、成済に命じて曹髦を討たせたのである。
衆寡敵せず、折からの雷雨の中で曹髦は倒れ伏した。
時勢の中に収まることを潔しとできなかった器量が招いた悲運だった。
上前次1-新書写板AA設索