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昭伯ちゃん ■曹爽■
1:玉川雄一 2003/11/30(日) 21:23 朱に交わって赤くなっちゃった人。曹爽タン。 姉の曹真の引退後、曹氏一門の重鎮としての座を継承する。 曹叡とはかねてより親しく、その蒼天会長就任後には中央執行部の要職を任された。 さらに曹叡が一足先に引退してしまうと、後継の曹芳の補佐役を司馬懿と共に務めることになる。 しかし、本来は姉に似て慎ましやかだったはずの曹爽は次第に変貌してゆく。 何晏、丁謐らの友人を側近として登用したのだが、彼女らの暴走に引きずられるようにして 次第に執行部全体の規律は弛緩していった。 司馬懿は丁謐らの策謀により実権を奪われていたが、また自ら距離を置くべく退いた節もある。 ついでトウヨウらの強硬な進言に押し切られて敢行した帰宅部連合への討伐戦は 王平、劉敏らの堅守に阻まれ失敗し、 それを糊塗するかのごとくに激化した側近らの跳梁はいよいよ激しさを増した。 曹爽もいつしか彼女らに迎合するようになり、 妹の曹羲や剛直な桓範などの諫言も容れようとはしなくなってしまう。 かくして曹爽が曹芳会長以下腹心を引きつれてピクニックとしゃれ込んだ機を逃さず、 司馬懿は決起した。周到な準備のもとに突きつけられた引退勧告に曹爽はなす術を知らず、 桓範の説いた徹底抗戦に踏み切ることなく蒋済の説得に従い揃って司馬懿に投降する。 その後関係者は謹慎処分を受けることになったが、調査の結果曹爽以下を首謀者とした 反蒼天会のクーデター計画が発覚する。これが決定打となり、一党は揃って処断されたのだった。 なおこの陰謀に関しては反対派を一掃せんと目論む司馬氏サイドの陥穽だったとの噂も囁かれるが、 学園史を編纂した陳寿は自らが調査し得たことのみを記すに止まっている。
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