下
子孝ちゃん2 ■曹仁■
1:玉川雄一2003/12/23(火) 21:00
特攻天女曹仁タン。今回はキャラ紹介長いよ。
曹純の実姉で、曹操の従妹でもある。
中等部から学園に在籍していたが、当時からいわゆる「暴走族」を結成しており、
“薔苦烈痛弾(ばくれつだん)”と称して悪名を馳せていた。
真紅の特攻服を身に纏い、“龍淵”“太阿”の二振りの木刀を携えて
改造ハーレー“轟天号”の爆音を轟かせる姿は近隣で知らぬ者はなかったという。
高等部に進級してからはチームを挙げて曹操の傘下に入り、各地を転戦してその覇業確立に貢献した。
彼女をヘッドと仰ぐ薔苦烈痛弾の面々に対する風当たりは往々にして厳しいものがあったが、
ここ一番での破壊力は一目置かれており、曹操は彼女らを遊撃、蹂躙、決戦戦力として重宝していた。
袁術、陶謙、呂布、張繍といった群雄との抗争において、彼女らの姿を見ないことはなかったという。
官渡公園での袁紹との決戦に際しては、後背で蠢動する劉備を撃砕したかと思えば
返す刃で袁紹勢の弾薬貯蔵庫を殲滅し、勝利に貢献した。
河北校区一帯の平定に際しても功績は大きく、ついで南方への進出にあたっては
要地たる江陵棟を預かることになった。そのため赤壁島の決戦には直接参加こそしなかったが、
戦後に勃発した同棟を巡る攻防戦においては長湖部の周瑜を相手によく戦い、
重囲に陥った麾下の牛金以下チームの面々を単身救出するなど武名を轟かせた。
このとき、補佐を務めていた陳矯は彼女を『天上の人のよう』と感嘆したという。
その後結局江陵棟からは撤退を余儀なくされたが、
この攻防戦は彼女にとって得るところが多かったようで、その将才はさらに一回り成長を遂げた。
ついで西方に転じ、陸上部連合との決戦では総司令官を務める。
このときの采配ぶりは、彼女が単なる無頼の徒ではないことを決定的に印象づけたという。
当時まだ経験が浅く何かと血気に逸る従妹の曹彰をよくコントロールし得たのも、
自身のかつての姿に重ねて見ていたからかもしれない。
その後生徒会、長湖部、そして帰宅部連合の三者による緊張状態が続いていた荊州校区へと移り、
樊城棟を拠点に睨みを効かせた。
宛城棟で反旗を翻した侯音を撃破して征南主将へと昇格するが、
喜びに浸る間もなく帰宅部連合荊州方面総督の関羽による北伐が開始される。
怒濤の進撃に樊城棟は重囲下に陥り、増援の于禁・ホウ悳らは撃破された。
棟内の士気は崩壊寸前に至ったが、満寵のサポートを得て辛うじて踏みとどまっていた。
曹仁は愛車の轟天号を粉砕し、不退転の決意を示したとも伝わる。
ともかくも樊城棟は持ちこたえ、新たな増援の徐晃と密かに連携した長湖部との挟撃により
関羽は敗北、曹仁の勇戦は学内で語り草となった。
>>2へ続く
上前次1-新書写板AA設索