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【1月18日】旭記念日創作発表スレッド【お祭りワッショイ】
204:弐師 2006/01/28(土) 08:03 どうも、受験でしばらくこれない間にこんなにも多くのすばらしい作品が! 北畠蒼陽様> これはいい劉度さんですねw 格好良すぎです!さらに刑道栄の友情が・・・もう・・・ 感動です! 海月 亮様> 乙でしたー! そして審配さんと逢紀さんいいです 確かに彼女たちが居なければ、袁氏もあれだけの隆盛を得られなかったでしょう ってそんな話はおいといて・・・激しく萌えさせていただきましたー! 雑号将軍様> 張嶷キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!! もう格好良くて素敵でなんと言えばいいか そして孔明の怪しさが相変わらずでw 7th様> あああああああ!!!!!!!!! 萌ええええええええええ!!!!!!!!! すいません、あまりの破壊力に壊れてしまいましたw すべてがツボにはまって凄まじかったです! と、いうわけで!皆様方本当にお疲れさまでした たいへん勉強になりましたー! 私もまたもう一本程書きたいのですが・・・那御様が以前に素晴らしい易京話を書いていらっしゃるので難しいですね
205:北畠蒼陽 2006/01/28(土) 21:43 [nworo@hotmail.com] >弐師様 他のひとはともかく私のは読み飛ばしてください。なんか色が明らかに違うのでー(笑 それはともかく今の時期だと大学でしょうか? それとも高校……? もし高校だとすると先恐ろしいほどのこの才能はなんだ……(苦笑 海月 亮様もいっておられましたけど出し惜しみはなし、の方向で。 易京話ぜひ読みたいですよ。受験が落ち着いたら書いてくださいね(笑 ……以上、三国志大戦メインデッキにはガチで刑道栄がレギュラー化している北畠でした!
206:海月 亮 2006/01/28(土) 23:22 >弐師様 いやいや、貴君こそ乙ですた^^ そして易京で躊躇われているなら、多分大丈夫でつ。 何しろ初めての投稿で夷陵を書いた人間が、此処でのうのうとやってるわけで…。 ええ、私が書いた夷陵SSこそ、むしろ歴史の闇の彼方へ葬り去ってやってくだせぇ(何 受験の苦しみもあと僅かですぞ! 貴君に幸あらんことを! …というわけで私はポプ熱帯の将軍部屋でひと暴れして来まさぁ^^A
207:海月 亮 2007/01/07(日) 20:32 さて、今年も後10日ほどでこのスレの出番がるのかどうか知らんですが… 一応ageておきます。 我こそはと思う方はこぞってご参加のほどを…。 さておいらはどうするかな( ´・ω・`)
208:韓芳 2007/01/09(火) 23:49 旭祭ちょっと期待してたけど、皆さんサイトが完全復活してから改めてって感じなんでしょうか。 もし参加する方は、是非頑張ってください! 私は文章力が無いので書けませんが… とりあえず私は、3年ほど泥沼化している漢中防衛を頑張ります…(三国志11
209:弐師 2007/01/10(水) 00:41 昨年に旭祭で学三に初参加した自分にとっては感慨深い物がありますねぇ・・・ 今書いてる物が間に合うかどうか微妙なところですが、頑張ってみます。明日からテストですけど(ぉ
210:弐師 2007/01/20(土) 22:22 「だんすぱーてぃー?」 存在自体は知っていた。あたしだって一応高三だし、今までに何回も旭記念日――この蒼天学園の創立記念日――は体験しているのだから。 そしてその日は学園を上げて式典――例えば、そう、ダンスパーティーといったものなど――を執り行っていることももちろん知っていた。 だがそれは限られた一部の「お偉いさん」だけの事であって、今まではあたしの様な一般生徒にとっては単なる何処の学校にもある「創立記念日」と言う名のたなぼた休日にしか過ぎなかった。 だから、今、憧れの伯珪さまからダンスパーティーに誘われてもとぼけた反応(まあいつものことなんだけど)しかできなかった、というわけだ。 「そう、ダンスパーティー。今までは範と踊っていたのだが、今年は運悪く足をくじいてしまってね。貴女も受験勉強ばかりでは気が滅入るだろうと思って・・・迷惑だったか?」 「め、迷惑だなんてそんな!とっても嬉しいです!でも・・・あたしダンスなんて一度も・・・」 「ああ、それはもちろんこれからみっちりと特別レッスンを・・・って、ほんとに迷惑じゃないの?」 「が、頑張りますっ!」 だって・・・これが伯珪さまと此処で過ごせる最後の「旭記念日」だから。 だけど、その事実はあまりにも今のあたし達には残酷なように思えて、あたしは喉元まで出かけたその言葉を飲み込んだ――――――――
211:弐師 2007/01/20(土) 22:23 「ダンス・・・パーティー・・・?」 唐突な、誘いだった。 ふむ・・・ダンスパーティー・・・か。 正直、興味はない。ダンスは一応出来るが、そんな場に堂々出られる程までではない。第一、今私達は受験生だったと思うが。 「本気か?田揩?」 そう目の前の少女に問い返す。彼女が自ら何かを私に提案することすら非常に希有だというのに、その用件が「一緒に踊りませんか?」ときている。問い返すなと言う方が無理ではないだろうか。 確かに、二人とも志望校の判定には余裕があると言っても良い。少なくとも、一日くらいなら息抜きできるほどには。だが、それでもこの時期の受験生、しかも真面目で知られる田揩がそのようなことを本気で言うとは思わなかった。 「・・・本気です!私、単経さんと踊りたいんです!」 「君は・・・踊れたか?」 「う゛・・・き、気合いがあれば何とかなります!とにかくっ!私は単経さんと踊りたいんですっ!」 「何でそんなにこだわる?いつもの君らしくもない。」 そうまた聞き返す。そうすると、田揩は何故か急に真っ赤になって俯いてしまった。 まあ、彼女が赤くなるのは良くあることではあるのだが、今回は何やら様子がおかしい。 そう思ったのは、彼女がどうやら涙をこらえているようだったからだ。 「だって・・・」 「・・・だって?」 「だって・・・これが、最後のチャンスだからぁっ・・・!」 彼女がこらえていたものが、零れ落ちた。 これが――――――――最後。 それは今まで私の頭からすっぽり抜け落ちていた――――いや、あえて考えようとしなかったこと。彼女の涙は私にそれを強く、印象づけた。 ――――――――「女の涙は武器」とは、故人もよく言ったものだ。 「分かった、踊ろう。」 「え・・・ほんとですか!」 「ああ、本当だ。だからとりあえず涙を拭くと良い。」 「え・・・あ・・・あはは・・・ごめんなさい・・・」 彼女はそう言って半泣きのままへへぇと困ったように笑ってみせる。 その笑い顔に、曇り空からゆっくりと降り注ぐ粉雪が触れては溶けていった。
212:弐師 2007/01/20(土) 22:24 「ふぅ・・・じゃあ続ちゃん、これを向こうに持っていっておいてくれないかしら。」 「はいはい、向こうね。」 今夜あるパーティー、その準備は着々と進められている。幽州校区ではこんなイベントはなかなか無い為、毎年の事ながら、私を含めた準備役員は相当張り切っている。このパーティーは引退組のみで開催されるので(もちろん現役で課外活動に参加している人は別に催しがある)、日頃の憂さ晴らしという面も大きいのだが。 今準備に取り組んでいる人たちは、このパーティーのメインとなるダンスを出来ない、しない、という人たちの中からの有志だ。 (主として私の手伝いをしてくれている続ちゃんは二番目のタイプだ。曰く「お姉ちゃん以上の相手なんていないもん」だ、そうな。) 「じゃあ、これはどうすればいいのかしら?範さん?」 「ああ、それはそっちに・・・って、伯安さんじゃないですか!」 「ええそうですけど・・・なにか私まずいことでもしてしまいましたかしら・・・?」 目の前で困り顔をして首を傾げているのは、劉虞伯安さんであった。 気品にあふれる立ち振る舞いで、常に穏やかな笑みを絶やさないどこか世間からずれたところのある可憐なお嬢様で、蒼天会長とも血縁があるという方だ。 そんな由緒正しいお嬢様なので、もちろんダンスには参加するものだと思っていたから私は彼女に声を掛けられて不覚にも驚いてしまったというわけだ。 「伯安さん・・・あの、ダンスの方は?」 「あら、それで先ほどはあんなに驚かれたのですか。・・・いつも御相手していただいていた魏攸さんが病気で引退してしまいましたからね・・・それで、今年は遠慮させていただくことに致しましたの。」 「ああ・・・これは酷なことを聞いてしまいましたね・・・」 魏攸さんというのは、彼女が幽州総代を務めていた頃の参謀で、病気が原因で課外活動を引退したのだ。彼女さえいれば、伯珪姉と伯安さんがあれ程までに争うこともなかったであろうと言われている。伯安さんと魏攸さんはとても仲が良く、伯珪姉が魏攸さんを闇討ちしたから戦いが始まったなどとふざけた噂すら流れたこともある。 「いえいえ、お気になさらず。そんなことより範さん、急がないと準備が間に合わないのではないでのですか?」 「あ・・・」 その通りだった。今年は例年と比べてダンスの参加者が多く(おそらく一般生徒の間で人気があった伯珪姉と伯安さんが今年で見納めという点からであろう)、それに伴い準備の人数も減少してしまったのだ。 「そ、そうでしたねぇ。じゃ、とっととやっちゃいますか!」 「ええ、そうしましょう。」 そう言って伯安さんはにっこりと微笑む。 上品で、それでいてあたたかい。まさに「乙女百合」といったところだ。 その笑みを見ていると私も心が暖まる気がした。この人が見ていてくれるなら、何でも出来そうな気がする。そんな笑顔だった。
213:弐師 2007/01/20(土) 22:25 何とかあたしは伯珪さまの「特別レッスン」の甲斐あって、それなりには踊れるようになった。 それなりといっても、正に必要最低限といった感じで、到底周りの人たちからしたら見られる物ではなかったのだけど。 「うん、上手くなったよ。ばっちり、とまでは言えないけどね。」 伯珪さまも苦笑しながらそう言ってくださる。もうパーティーの始まりまで時間がない、そろそろ会場であるホールに向かわなければならない。正直めちゃめちゃ不安だ。だけどそんなことも言ってられない、伯珪さまの言葉を信じて、せめて恥をかかないように頑張ろう。 「よし、じゃあいこうか、士起?」 「はいっ!い、いざ、しゅ、出陣!」 そんな緊張してこわばっているあたしの顔をみて伯珪さまは思わず吹き出した。 うぅ・・・いきなり恥をかいてしまった・・・先が思いやられるなぁ・・・ 「ごめんごめん・・・くくっ・・・いやほんとごめん・・・そんなに緊張しなくて良いんだよ。貴女はそのままで充分可愛いんだからね。」 「ふぇ!?」 「さ、行くよ。ほんとに遅刻しちゃう。ほら、士起、出陣!」 先程以上の間抜け面をしている上に真っ赤になったあたしを後目に伯珪さまはまるで遠足に行く子供のように楽しげに歩き出した。置いていかれた形になったあたしは、その背中を一呼吸遅れて追いかけた。 よし、頑張るぞ!
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