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【1月18日】旭記念日創作発表スレッド【お祭りワッショイ】
210:弐師 2007/01/20(土) 22:22 「だんすぱーてぃー?」 存在自体は知っていた。あたしだって一応高三だし、今までに何回も旭記念日――この蒼天学園の創立記念日――は体験しているのだから。 そしてその日は学園を上げて式典――例えば、そう、ダンスパーティーといったものなど――を執り行っていることももちろん知っていた。 だがそれは限られた一部の「お偉いさん」だけの事であって、今まではあたしの様な一般生徒にとっては単なる何処の学校にもある「創立記念日」と言う名のたなぼた休日にしか過ぎなかった。 だから、今、憧れの伯珪さまからダンスパーティーに誘われてもとぼけた反応(まあいつものことなんだけど)しかできなかった、というわけだ。 「そう、ダンスパーティー。今までは範と踊っていたのだが、今年は運悪く足をくじいてしまってね。貴女も受験勉強ばかりでは気が滅入るだろうと思って・・・迷惑だったか?」 「め、迷惑だなんてそんな!とっても嬉しいです!でも・・・あたしダンスなんて一度も・・・」 「ああ、それはもちろんこれからみっちりと特別レッスンを・・・って、ほんとに迷惑じゃないの?」 「が、頑張りますっ!」 だって・・・これが伯珪さまと此処で過ごせる最後の「旭記念日」だから。 だけど、その事実はあまりにも今のあたし達には残酷なように思えて、あたしは喉元まで出かけたその言葉を飲み込んだ――――――――
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