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【1月18日】旭記念日創作発表スレッド【お祭りワッショイ】
213:弐師2007/01/20(土) 22:25
何とかあたしは伯珪さまの「特別レッスン」の甲斐あって、それなりには踊れるようになった。
それなりといっても、正に必要最低限といった感じで、到底周りの人たちからしたら見られる物ではなかったのだけど。
「うん、上手くなったよ。ばっちり、とまでは言えないけどね。」
伯珪さまも苦笑しながらそう言ってくださる。もうパーティーの始まりまで時間がない、そろそろ会場であるホールに向かわなければならない。正直めちゃめちゃ不安だ。だけどそんなことも言ってられない、伯珪さまの言葉を信じて、せめて恥をかかないように頑張ろう。
「よし、じゃあいこうか、士起?」
「はいっ!い、いざ、しゅ、出陣!」
そんな緊張してこわばっているあたしの顔をみて伯珪さまは思わず吹き出した。
うぅ・・・いきなり恥をかいてしまった・・・先が思いやられるなぁ・・・
「ごめんごめん・・・くくっ・・・いやほんとごめん・・・そんなに緊張しなくて良いんだよ。貴女はそのままで充分可愛いんだからね。」
「ふぇ!?」
「さ、行くよ。ほんとに遅刻しちゃう。ほら、士起、出陣!」
先程以上の間抜け面をしている上に真っ赤になったあたしを後目に伯珪さまはまるで遠足に行く子供のように楽しげに歩き出した。置いていかれた形になったあたしは、その背中を一呼吸遅れて追いかけた。
よし、頑張るぞ!
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