下
公曾ちゃん ■荀勗■
1:玉川雄一2004/04/27(火) 23:25
清き流れも右へ左へ… したたかに生きる荀勗ﾀﾝ。
学園に多くの才人を輩出した潁川荀氏の一員で、早くよりその才を嘱望された。
中央執行部に出仕して曹爽の属官となり、のちに司馬氏の与党に収まって幾多の機密に与ることとなった。
新蒼天会成立に際しては賈充らと共に学園諸制度の刷新に貢献し、
いよいよその地位を確乎たるものとしてゆく。
しかし次第に司馬氏とその右腕たる賈氏に接近することとなり、
馮紞と並んで腰巾着と呼ばれることもしばしばだった。
引き続き蒼天会のブレーンとしてなおも成果を重ねてはいったものの、
蒼天会長の後継者として司馬衷を支持し続けたことが最終的な評価を決定付けることになった。
それなりの才覚を有し、また音感にも優れるという特技を持ちあわせるなど
荀氏の血の片鱗を見せはしたが、時流におもねるところがいささか度を超しており、
その点が先代に比して評価を落とす所以となったのだろう。
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