景倩ちゃん ■荀[豈頁]■
6:玉川雄一2004/05/06(木) 22:05
んー、当初は東晋制服スレの絵(荀勗とツーショットのやつ)みたいに、
ちょっと困ったみたいな表情にしたかったんですが。
言われてみればちょっとシャープな感じにも見えますねえ。

どうも我ながらこの人には“思いこみ”によるイメージがあるのでして。
まず、荀彧が「いい人」っていうイメージ(←これがすでに思いこみ)があって、
荀顗はその子供だからまあ似たようなもんだろうという、
要は全く根拠のないイメージの産物だったわけですが。
反面、ひねくれ者の荀粲とか、ちょっと悪い子ちゃんの荀勗とかが周りにいるもので、
それが却ってさらに荀顗のいい人イメージを増幅させたものと思われます。

で、晋書の彼の伝を読んでみると… 確かに能吏ではあります。たぶん凄い。
ただ謀臣というイメージはないかなあ。(毋丘倹討伐の際の功績というのは気になる)
それより改めてイメージを決めたのが以下の記述で、
“(荀)顗明三礼、知朝廷大儀、而無質直之操、唯阿意苟合於荀勗、賈充之間。”というもの。
才人ではあったけど、荀勗と賈充に引きずられていたっぽいですね。
率先して悪いことはしてないけどNOと言えないタイプ?

その他に、父が主君の登極を巡る悶着で死んだという経緯があって、
自身はさらに新たな王朝の樹立を増進する立場にあったという点について
何か感慨があったりしたのかなあ、などと思ってみたり。
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