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季彦ちゃん ■裴秀■
1:玉川雄一 2004/05/09(日) 22:54 司馬氏台頭の立役者、裴秀。 数代に渡って蒼天会の執行部に逸材を輩出してきた河東裴氏の一員。 従姉の裴茂、姉の裴潜、裴徽などいずれもその令名を残している。 裴秀もまたその才を受け継いでおり、渡遼主将毋丘倹の推薦を受けて曹爽の属官となった。 程なくして曹爽が粛清されそのあおりを受けて自身も免官となるが、 司馬昭の書記官として復帰し、信任を受けるようになる。 諸葛誕が決起した際には陳泰や鍾会と共に随行し、参謀の任を果たした。 その後も蒼天会中央執行部で累進し、司馬氏の新蒼天会成立に際しては 荀顗が儀礼の、賈充が学則の、裴秀が人事制度の改正に携わることになる。 また司馬昭がその後継者として司馬炎と司馬攸のどちらかで悩んだ際、 司馬炎からの相談を受けた裴秀は彼女を推薦してその決定を後押しした。 新蒼天会成立後は学園都市運営会議議長の地位に昇り、運営が軌道に乗ったのを機に引退した。 後に妹の裴頠は張華と共に蒼天会の舵取りを任されることになる。 その才覚は裴秀を超えるとも噂されたが、非業の結末を迎えるのだった。 裴秀は博識で蒼天会の運営に多大な貢献を果たした。 公務に際しいささか不正があって弾劾されたが、 司馬氏への多大な功績をもって処分を免れたこともあったという。 また学園の地図を編集したというが、秘蔵され公開されることはなかった。 司馬氏への逆クーデターを決行して散った曹髦が現役であった頃には、 文芸サロンの一員として交流を深めていたという一面も持っている。
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