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長興ちゃん ■陸亮■
1:玉川雄一 2004/05/23(日) 01:28 歴史の表舞台に立ち損ねた才媛、陸亮。 河内は野王に本籍を持ち、蒼天会中央執行部に参画する。 性格は高朗、また至って率直であり、賈充に見込まれてその与党となった。 当時の蒼天会では山濤が執行部人事を担当しておりその人物鑑定眼には定評があったのだが、 会長である司馬炎との間に意見の食い違いを見ることも少なくはなかった。 また賈充も人事選考において自らの影響力を行使せんと目論んでおり、 息の掛かった者を人事課に送り込むべく白羽の矢が立ったのがこの陸亮だった。 賈充は司馬炎を動かし、会長命令として陸亮を山濤と同格のポストに任命する。 これに対して山濤は人事選考が賈充の思惑に左右されることを憂慮して反対したが、 会長直々の任命には逆らえず抗議の意を表して自らその座から退いた。 しかし晴れて要職に就いたはずの陸亮はその後、収賄行為が発覚して失脚してしまう。 それなりの才を有し、有力者の庇護も充分に受けていた彼女にどのような魔が差したのか… 真実は学園史の狭間に埋没し、今となっては確かめる術もない。
2:玉川雄一 2004/05/23(日) 01:30 コメントしようがないキャラで申し訳ない。 賈充の腹心になり損ねた隙間キャラ、陸亮なる人物は 『世説新語』の記事とそれに引かれた『晋諸侯賛』という書物にのみ登場します。 とはいえこの人について解っているのは上記のエピソードに関してのみであり、 またその主役は実は山濤の方だったりするのですが。 陸亮もこのエピソードも、晋書武帝紀にも山濤伝にも賈充伝にも全く出てこないので 眉唾っちゃあ眉唾です。三国志でいうと裴註送りになるようなお話。 山濤が吏部尚書を辞したという記録がないという点からも怪しいですが、 曲がりなりにも陸亮だって吏部尚書に、弟の陸乂は太常にまでなっているので まったくの架空の存在ではないとは思うのですけど… 陸亮は字を長興。河内野王の人ということで、江南の陸氏とは何の関係もありません。 弟に陸乂がおり、こちらは太常にまで昇ったそうです。 陸亮は賈充の腹心として山濤を押しのけ吏部尚書に収まるも後に収賄により失脚。 山濤が吏部尚書の地位にあったのは270年代半ば辺りでして、 討呉論争が盛んだった時期にあたるといって良いでしょう。 賈充派として荀勗や馮紞なんかと色々やらかしていたかもしれませんが、 陸亮当人の主体的な行動の記録が解らないので何ともいえません。 しかも“性高朗にして至りて率直”な割に収賄かよ、ってのも噛み合わない気がしますね。 まあ賈充派の一員として地味ィに活躍させてやって下さいませ。 あと、今回から画像サイズを一回り小さくしてみました。 あんまり大きいとスカスカだったりアラが目立つので…
3:法全 2004/05/25(火) 23:04 おお・・・な,何者?(笑)三分帰一では,この先賈充は出陣してしまう ので,会長にくっついて悪さするのは荀勗と馮タンの二人だけになります が・・・この陸亮,三人目になれるキャラなんでしょうか?しかし,性高 朗にして至りて率直でも収賄って,確かにどういうキャラか想像できない ですよね(汗)
4:★ぐっこ@管理人 2004/05/26(水) 00:38 わたしの知らない世界…(;´Д`) 一瞬、やはり江南の方の陸氏繋がりかと思いましたが、そうではなく。 結構活躍したのかと思いきや、背任容疑で没落(´・ω・`) うーむ、このスレが無ければ一生知らないまま終わった人物でした。 ところで画像サイズダウン、イイ感じであります。
5:玉川雄一 2004/05/26(水) 01:30 [sage] いやまー私もついぞ知らなかった訳デスが。 完全な一発キャラなんで評価がしづらいというか、 却って想像の余地があるというか。 でもたぶん、討呉作戦実行の頃にはもう失脚してたっぽい感じですわ。 三分帰一のお話では出番がないやもしれぬ。 ゆーても賈充派なんて他にもゴロゴロいるわけで… また誰か、ピックアップしてみましょう。
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