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長興ちゃん ■陸亮■
1:玉川雄一 2004/05/23(日) 01:28 歴史の表舞台に立ち損ねた才媛、陸亮。 河内は野王に本籍を持ち、蒼天会中央執行部に参画する。 性格は高朗、また至って率直であり、賈充に見込まれてその与党となった。 当時の蒼天会では山濤が執行部人事を担当しておりその人物鑑定眼には定評があったのだが、 会長である司馬炎との間に意見の食い違いを見ることも少なくはなかった。 また賈充も人事選考において自らの影響力を行使せんと目論んでおり、 息の掛かった者を人事課に送り込むべく白羽の矢が立ったのがこの陸亮だった。 賈充は司馬炎を動かし、会長命令として陸亮を山濤と同格のポストに任命する。 これに対して山濤は人事選考が賈充の思惑に左右されることを憂慮して反対したが、 会長直々の任命には逆らえず抗議の意を表して自らその座から退いた。 しかし晴れて要職に就いたはずの陸亮はその後、収賄行為が発覚して失脚してしまう。 それなりの才を有し、有力者の庇護も充分に受けていた彼女にどのような魔が差したのか… 真実は学園史の狭間に埋没し、今となっては確かめる術もない。
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