★しょーとれんじすと〜り〜スレッド 二学期!★
25:海月 亮2007/03/01(木) 22:37
ようやくここ最近の投稿作全部読みきってやったぞコノヤロー!!( ゚д゚ )ww


結局なんだかんだいって何も書いていない大嘘吐きの海月です( ´・ω・`)
うーんポップンのネット対戦にかまけている間に随分とにぎやかになってた。うーむ。おい俺は取り残されたのか?

省37
26:韓芳2007/03/02(金) 23:50
高潮作戦カッコイイw
しかし、実際の戦闘をイメージするとは…凄いですね…
これから劉備と孫権がどう絡んでくるか楽しみです。

ドイツ語どころか英語もろくに分からない私には、「Kampfer」は語れない(語ることが無い)です… orz
27:雑号将軍2007/03/07(水) 21:58
彩鳳様、お見事です。
武将、1人1人の特徴が出ててすごいかっこよかったです。
これから武官たちがどのように暴れてくれるかが楽しみですね。
楽進の活躍がみたーい!そう言えば、張遼ってこの戦いに従軍してましたっけ?
演義にはいましたよね。たしか赤壁で黄蓋を射たのが彼(彼女)だった気がするので。

省7
28:彩鳳2007/03/07(水) 22:14
 『王者の征途』

 第三章 『潮(うしお)満ちるとき』

 連合会が巻き起こした嵐は、巨大なうねりを伴って北から南へと押し寄せている。そのうねりの先端は、怒濤の勢いをもって目指す襄陽棟を目前にしていた。
 攻撃開始時と入れ替わり「雷部隊」「剣部隊」「鷲部隊」の順となった突入部隊は、ただひたむきに襄陽目指してひた走る。
省13
29:彩鳳2007/03/07(水) 22:18
 襄陽棟。荊州学院校区でも最大の規模を誇り、同校区の生徒会室が置かれた巨大キャンパス。言うまでも無く荊州校区の中枢となる棟である。
 その巨大キャンパスに、普段とは勝手の違う異様な空気が漂っている。
 現地より北の校区外縁部、あるいはさらに北の司隷校区や豫州校区ではお馴染みの、しかし荊州校区では久しぶりの殺伐とした空気。
 戦いの気配だ。
 その原因は言うまでもない。校区北方に迫りつつある曹操の脅威である。
 そして先刻、連合会の大部隊が境界を突破したとの連絡が入り、襄陽棟の大会議室に校区を預かる主な者たちが集まることになった。しかし、その後の続報が全く入らず状況が把握出来ずにいた。このため室内の空気は暗く沈んでおり、明るい話題など全くなかった。
省46
30:彩鳳2007/03/07(水) 22:20
 元々、荊州校区は文化系のサークル活動が活発な校区の一つである。同校区の生徒会役員の中でも、文官の蒯良や王粲らは荊州校区の生徒会役員としての肩書以外に、各自が所属するサークルの幹部としての肩書も併せ持っている。これらのサークルは彼女たちの支持基盤と言っていい。
 これまでは荊州校区内で平和に共存しつつ、独自の勢力圏を形成していた彼女たちだったが、官渡決戦以降は状況が変わった。劉備率いる帰宅部連合会が、荊州校区に編入したのである。
 帰宅部連合会の参入は、荊州校区のサークル活動に大きな波紋を投げ掛けた。
 規模の面では既存のサークルと大きな差は付かないものの、周囲に与える影響力には格段の差が出たのである。
 荊州校区に流れ着いた時点で、帰宅部連合と劉備の名前がある程度知れ渡っていたのに加え、文化系サークルが活発な校区だったことが劉備たちには幸いした。
 言うまでもない事だが、帰宅部連合の所属サークルは多くの校区を渡り歩いている。このため既存のサークルとは毛色の違う彼女らの存在は、校区内の注目の的となったのである。これには劉備の気さくな人柄も一役買っているのだが、既存のサークルのリーダー達がこの状況を好ましく思わないのは当然と言えよう。必然的に生徒会の主要メンバー(特に文官たち)の間では、反劉備の空気が形成された。
省22
31:彩鳳2007/03/07(水) 22:24
 ◎作者後記

 非常にお待たせいたしました。『王者の生徒』第三章です。
 ここ数日、こちらにアクセスできなかったのですが、いったい何が・・・。
「学園三国志」で検索したら来れましたが。(←早く気づけよ)

省23
32:彩鳳2007/03/07(水) 23:11
 今更ですが、第二章の訂正箇所を発見しました!

『特に時間の余裕が厳しくなるのを承知の上で、敢えて攻撃時刻をズラしたのはした』 
の部分ですが、正しくは
『特に時間の(中略)敢えて攻撃時刻をズラしたのが功奏した』 となります。大変失礼致しました。

省11
33:彩鳳2007/03/11(日) 00:26


 『王者の征途』

 第四章 『襄陽棟の落日』

省37
34:彩鳳2007/03/11(日) 00:27

 『どんな物事にも、必ず終わりがある』と人は言う。その言葉は正しいと思う。今までの人生で一番目まぐるしい、今日という日にも当てはまったのだから。
 そんなことを思いながら、劉Nは街灯に照らされた夜道を寮へ向けて歩いてゆく。
 曹操と相対しての降伏手続きが終わった頃にはすでに日は沈んでおり、夜空には無数の星々が浮かんでいた。
 歩きながら、彼女は今日一日の出来事を思い返してみる。
 普段と違う緊張感の張り詰めた朝がやって来て、しかし何ごともなく午後になったと思ったら、突然曹操の侵攻が始まった。
省39
1-AA