★しょーとれんじすと〜り〜スレッド 二学期!★
13:彩鳳2007/02/22(木) 22:24

『王者の征途』

序章『嵐の予感』

 曹操率いる蒼天学園・連合生徒会の北伐部隊と烏丸高校の抗争が終結してから、およそ1週間が過ぎ、学園は間もなく10月を迎えようとしていた。
省17
14:補足説明2007/02/22(木) 22:24
 正確に言うと、湖南地域では孫権率いる長湖部と荊州校区の間で紛争が頻発しており、学園内は完全に平和な状態ではありません。ですが、当時の孫権は揚州校区を束ねる立場に過ぎず、学園全体に与える影響力、あるいは生徒たちの注目度、といった部分で曹操に遠く及びません。
それに、江夏近辺の紛争は所詮地域レベルですので、現地の面々以外に注目する物好きもあまりいないでしょう。
(某勢力の参謀陣は違うと思いますが)


 さて、拙作『王者の征途』では曹操の荊州侵攻を扱います。正史準拠・・・と言えるかどうかは
省8
15:雑号将軍2007/02/25(日) 22:09
お久しぶりです。雑号将軍と申す者です。久々に感想などを…。

>7th様
諸葛喬ですね。彼(彼女)はなんというのか諸葛瑾の生き写しのような印象を持ってたりします。
なにはともあれ、蜀の中ではかなりの人物だった故に悲しいことです。

省13
16:彩鳳2007/02/25(日) 23:24
『王者の征途』

 第一章 『高まるうねり』

 その日、曹操を中心とする「嵐を起こす者」たちは鄴棟―冀州学院校区の中枢―の連合生徒会総本部にいた。

省48
17:第一章Part22007/02/25(日) 23:25
自軍の戦略方針を一通り話し終えたところで、荀揩ヘ戦術面へ話を向ける。
「私たちが当面集中すべき作戦第一段階ですが、特に重要なのは生徒会長の劉N以下、荊州校区の生徒会幹部たちを確保することにあります。次の第二段階での無用な時間を取られないためにも、彼女らの口から降伏を宣言させなければなりません。もっとも、既に荊州校区内に浸透している者たちの報告では、降伏論が大勢を占めているようですが」
「ですが〜〜〜♪ 襄陽から逃げられると〜〜〜♪ 後始末に手が掛かりますから〜〜〜♪」
「作戦発動と同時に荊州校区に強行突入、快速部隊を投入して襄陽を電撃制圧する。逃走する猶予など与えない。反撃する猶予も与えない。与えるのは降伏か、引退かの選択権のみと言うわけだ」
 荀揩フ言葉を荀攸、程Gの二人が補足する。二人は荀揩粫ノ詡と共に曹操を支える“カルテット”のメンバーである。つい先日までは郭嘉を加えた“クインテット”として機能していたのだが、その郭嘉は北伐直後の発病により入院生活を余儀なくされている。
 郭嘉の発病リタイアは非常に痛い。彼女を知る全員が残念がっているが、それほど悲観しているわけではなかった。郭嘉抜きの状態でも、参謀陣の実力は他勢力のそれを大きく上回っていると誰もが思っていたうえ、北伐に伴い旧袁家ファミリーの人材や司馬懿・蒋済といった期待の下級生が加わり、郭嘉の抜けた穴は埋められようとしている状態だったのだ。
省46
18:作者補足2007/02/25(日) 23:36
 こんばんは。彩鳳です。投稿が一日遅れてしまいました。
 投稿が遅れた以上に申し訳ないのは地図がないことです。(本文では代わりに曹操に謝ってもらいましたが)
 救いなのは、大都市ゆえに現代の地図でも補足できることでしょうか。

 さて、連合会が準備している「高潮作戦」ですが話の展開上、本当は「高潮」ではなく「満潮」作戦としたかったのです。
 が、ドイツ語の「満ち潮」って何て書くんでしょう?(滝汗)
省27
19:彩鳳2007/02/25(日) 23:53
 俺はなんて馬鹿なんだ・・・。Load→Roadの間違いです。お恥ずかしい。
 これ以外にスペルの間違いは無いと思いますが、あったらご遠慮なく指摘してください。
20:韓芳2007/02/26(月) 00:53
>彩鳳様
第1章お疲れ様です。
外国語が苦手な私は、間違いに気付くどころかまず読めませんでした…ダメじゃん…orz
でも、今後曹操の参謀陣がさまざまな事態をどう乗り越えていくか見物ですね〜。
続き期待してます。

省11
21:彩鳳2007/03/01(木) 01:38
『王者の征途』

第二章 『嵐は三たび』

 蒼天学園の構内は、再び緊張感が高まり始めている。
 10月が始まって僅かな日数しか経ってはいない。しかし、荊州校区から司隷校区・豫州校区にかけての一帯は、厳戒体制さながらの緊張感に包まれている。
省47
22:第二章Part22007/03/01(木) 01:40
「ホントさ〜。テストで点数稼ぐのは得意かもしれませんけどぉ〜。だからって調子付いてこっち(荊州校区のことだよ。決まってんじゃん)まで来るなっていうんですよね〜。ホントに、私たちの週末を返せ!(ため息)」
「袁紹先輩には勝ちましたけど、アレは許攸先輩が裏切ったからで、アンタの手柄じゃないでしょって思いません? 絶対違いますよね〜」
「あんなのは周りに強い人が大勢いるから(夏候惇とか曹仁とか張遼とか徐晃とかetc)凄い人に見えるだけ。お付きの夏候惇がいなけりゃ、た・だ・の・小娘に過ぎないのよ。ただのね(冷笑)」
「でもでもぉっ、その手の掛かる小娘を世話する夏候惇先輩が格好良いんですよね〜。はぁぁ♪(赤面)」

 始まった途端、某校区某地域に展開する某警戒班の会話は文句の掃き溜めと化していた。誰に対しての文句かは言うまでもない。(一部例外がいるようだが)
省60
1-AA